9/10/2017

Pinder News Letter from Tropical Island #4 *Hand Foiled Fins***

 ハワイ、オアフ島でオールハンドメイドのサーフボードを作り続けるクラフトマン、トッド・ピンダー。今やハワイで全ての工程を自らが手がけるクラフトマンは、もしかすると彼だけではないかと思えるほど、オアフでは大人気でローカルからのカスタムオーダーが止まらない状態だそうです。ホワイでもハードコアな波でチャージする第一線のショートボーダーやビッグウェイバーもいれば、スキルが高くても生活の一部としてデイリーにサーフィンを楽しむ人もたくさん。そんな中で波に合わせて、またスタイルに合わせてクラッシックなロングボードから、オルタナティブなフィッシュやシモンズをチョイスする人が、実は想像以上に多かったりもしているようです。ショートボードからビッグウェイブ・ガン、そしてハイパフォーマンス・ロングボードを長く作ってきたクラフトマン。そんなトッドの作り出すオルタナティブ・ボードには、トラディショナルなデザインを大切にしながら、ハワイで、そしてハイパフォーマンスで得てきた知識を見事に調和させた唯一無二な魅力がぎっしり詰まっています。全ての工程を一人で行うからこそできる、細部まで手の行き届いた丁寧なボードには見れば見るほどその完成度の高さが感じ取れる美しさがあると思います。
 そんなトッドと愛妻マリさんからのニュースレター。第4弾の今回はフィン作りのお話です。



Aloha! 今日は、トッドの100%ハンドメイドフィンの紹介です。今回は写真多めでどうぞ。

これまでグラスオンフィンの場合は、自らパネルをレイアップしたり、ウッドを削ったりしてフィンを作ってきたトッドですが、ボックスフィンも自分で作り始めました。


ファイバーグラスを1枚ずつ重ねてはレジンを垂らし、平らにしながら厚みを出していきます。


全部のフィンテンプレートを数えると24種類かそれ以上ありますが、これはクラシックピボットを削っているところ。



左がクラシックピボット、右の2枚は共にグリーンノー。



途中途中で確認し、微調整を繰り返します。




 
削り終わり。この後に手書きでロゴを入れます。

曰く、「自分で作れるんだから、やらない理由がない。」とのこと。遡ること20年以上前、まだフロリダのスペクトラムサーフショップで働いていた時からフィン製作を始めているのでキャリアは十分。とても好評で、作ったそばから売れてしまっています。こちらもボード同様、数に限りがあるのでシリアルナンバーを入れてあります。

ボード製作の始めから終わりはもちろん、フィンもトッド自身によるもの。正真正銘の100%ハンドメイドです。


Aloha! Introducing 100% handmade fins by Todd.


He’s been making glass on fins laying up the panels but started making box fins. (pictures) He said, ‘I make my own fins because I can. Why not?’ His fin making carrier started over 20 years ago when he was still working for Spectrum Surf Shop back in Florida. Yup, he is experienced. Customers love those fins and as soon as he makes one, it’s gone. Those fins are limited like his surfboards, we put serial numbers.