12/31/2010

*I wish you a happy new year***

今年も1年間大変お世話になりました。

 家族、友人、知人、そしてその先につながる方々、取引先各位、カリフォルニアの友、そして弊店をサポートしてくださるお客様に支えられ、とても充実した1年にすることができました。
「!!!!!!!心より感謝いたします。!!!!!!!」

ただいまより南房総へ向かい、2010年のサーフィン収めをして参ります。
「2011年が皆様にとりまして良い年になりますように、心からお祈り申し上げます。」






こちらは今朝ジェフから送られてきた画像。
Jeff McCallum's new quiver "Poindexter" for 2011



そしてこちらは、自分用の「McCallum 5'11" Poindexter for 2011」。
新年の初日の出サーフに波があれば初ライド予定。


Love, Peace & Surf!

12/30/2010

Dec/23,24,25&26/2010 *Surfing*** part2

 25日も強い西風と潮の加減を見てお昼過ぎにポイントへ。
 
 今日は「McCallum 5'4" Purplre Stuff」にて入水。
まずは昨夕と同じピークのコンパクトな波でサーフするが、2人しかいない奥のピークに時折素晴らしい波が入っているのを目にして即移動。
 Aフレームの波が綺麗に割れているが、どちらかというとグーフィーがインサイドまで綺麗に続いている。2,3本長いライディングを繰り返すと貸切となり、さらに潮の上げはじめのタイミングもあり波のサイズとクオリティーがさらに良くなった。まるでポイントブレイクのような綺麗なシェイプの波は、ピークがややワイド気味なのでテイクオフ後綺麗なボトムターンをしてみると崩れる波の先を走ることができないが、テイクオフしてすぐにハイラインをキープてあげると、その先はアップ・アンド・ダウンを繰り返しマックス・スピードに乗ってインサイドまで駆け抜けさせてくれる。さらにフェイスの伸びに合わせて途中深めのボトムターンをしっかりと入れたり、クイックなカットバックを入れたりもできたりする。
 驚くほど軽く程よいルースなターン前半から「ギューイン!」とドライブの効いた伸びのあるターンをしてくれるこのボードは、自分のツインフィンに対するイメージを一新してくれたマジックボードのひとつである。
 
 1時間以上こんなことを繰り返しているとさすがに2人、3人と人も出てきた。そして上げ潮と共に波質も変わってきたうえ、連日の4時間以上のサーフィンと今までの貸切状態で思いのほか疲労をしているようなので、無理せず体力が残っているうちにでボディーサーフィンをしよう。
 ここの地形や波をを熟知するKNプロは、シフトしてはいる絶妙のピークを見極め少ないセットもすべてインサイドまで綺麗にメイクしている。☆さんも一番のセットを捕まえるとあえてボードにヒザをついたり、腹這いになりコンパクトな波のポケットに見事に入って楽しんでいる。時折素晴らしいセットを優しく譲ってくれるので、自分もそんな波では時折トリムしながら気持ちよくインサイドまでハンドガンでダウンザラインを楽しませていただいた。
 常に肩まで水面下にあるため身体が冷えるのは恐ろしく早く、1時間も持たずに足の感覚がなくなってしまった。今年は素晴らしいクリスマス・プレゼントを頂いたのでここらへんで終了としよう。
 KNプロ&☆さん、クリスマスにご一緒させていただきありがとうございました。

 26日は、午後ショップオープンのため朝一のみのサーフ。
今日はジェフがテスト・ライド後に送ってくれた「McCallum 5'6" Sexy Time」。
シモンズのノーズとチャイムド・デッキを持つラウンドテール・クワッドの組み合わせがユニークなオールラウンド・ボードだが、このデモボードはあえてライトウェイトに仕上げてある。
 非常にソフトで小さな波だがテイクオフもストレスを感じることなく、テール形状とクアッド・セッティングらしいとてもスムースな動きだが、なんといっても波に力がないため乗り味を語れるほどの手ごたえは感じられない。。。涙
 昨日まで良い思いをさせて頂いたので、こんな日は無理をせずサクッと切り上げることにしよう。
 
 
 連休をいただき、サーフィンをたっぷりと楽しませていただき、気持ちもすっかりリフレッシュできた。波に、自然に、御一緒させていただいたみんなに、そしてショップをサポートしてくださる皆さんに、「感謝」です。

12/28/2010

from Josh * a couple of pictures of the new boards***

 「2011年」。
 少しづつではあるが、いよいよサンディエゴの若いシェーパー「Josh Oldenburg」の100% Hand Shaped Surfboardsの販売をスタートさせていただく。
  Jeffのファクトリーで働きながら大切なものを先人や先輩から受け継ぎ、一人の若者が作り上げていく素晴らしいボードを弊店を通じてご紹介できるのは光栄なことであり、うれしい限りである。
 

 伝統を彼のアイデアでアレンジした、より薄くフレキシブルなキールフィンが魅力の「Twin Keel Fish」。
 
  歴史的なシェイプに基づく新たなデザインテクニックへの試みをジョシュのセンスで形にした「Tri-plane Hull Quad Simmons」。 
 
 
 
 今から入荷が待ち切れない。
入荷した際すでにソールドになっていたら。。。自分かも。。。笑
 


12/27/2010

23,24,25&26/Dec/2010 *Surfing*** part1

 何かと予定どおりの休みが取れない一年だったので、23日の金曜日はお休みを頂き連休にさせていただいた。



 23日、午前は「McCallum 5'4" Purplr Stuff」にて入水。
サイズは小さすぎることもなく程よい感じだが波にまったくまとまりがなく、セットはワイドに崩れてしまうコンディション。
 サーフィンができるだけありがたいところではあるが、ボードの性能どうこういう状況ではないのため、「McCallum Hand-gun」とソックスの上に装着した「MS Viper medium-hard 」にチェンジ。
フィンの感触はダ・フィンよりも少々ソフトではあるが推進力は十分に得られるので、スウィム・フィンで足をつってしまう人などにはこれくらいの硬さがちょうどよいのかもしれない。自分もこの冬フィン用3mmブーツ(ボディーボード用)を装着して使いこんでみようと思う。こんなコンディションでも十分なエクササイズと気持ち良いダウンザラインを繰り返し楽しむことができ、充実感と満足感が得られるのでうれしい限りだ。
 
 23日、夕方は「Andreini 5'11" Bullet」にて入水。
サイズはハラムネ、ワイドなセットをかわせば早くて綺麗な波がとても良い感じでえぐれてくれる。そしていくつかのピークに3人ほど、のち日没まで貸切。
 実は自分用にカスタムオーダーで作っていただいたこのボードでは、まだ一度も良い波に巡り合っていなかった。。。
 ピークから前が早くどんどん張り出してくる波ではイクオフ後すぐにレールを入れハイラインをキープしながら波に合わせて先へ先へと走り、クローズセクションではスピードに乗った状態で気持ち良く当てこめる。また、テイクオフ後の波の張り出しが早すぎず規則的なブレイクでは、明確なピークでテイクオフ後しっかりとボトムに降りてからしっかりとレールを入れてターンをしトップへと上がり、その先の変化にあわあせて余裕を持ってラインを選べる。やはりシングルフィンの楽しさとよりクイックで感度良いターンをさせてくれるボトム形状&サイドバイト・フィンの組み合わせは、見た目のアウトライン以上に万能なボードに仕上がっている。こういうところだけ書いているとまるでプロフェッショナルの方々のようだが、ピークを読み違えて抜けきれず何度かスープの中で上がどちらか分からない状態になったりいうオプションもしっかりと味わわせていただいている。。。笑

 雲ひとつない遥か彼方まで澄み渡った青空が、夕焼けに染められ闇と深いオレンジ色に変わり行く美しさを見て思わず海から上がり、iPhoneで画像に収めると、真っ暗になるまでの束の間、ほんの数本だけではあるがしっかりと「Hand-gun」でもボディーサーフを楽しませていただいた。。。笑
 
 24日はお昼、つ要西風が買わせるポイントへ北上。
想像以上に風の影響もなく穏やかなコンディションの中、綺麗なグーフィーのピークにはたった2人のラインナップ。迷うことなく「McCallum 5'4" Stand-up Spoon」にて入水しよう。
 このボード実はレール回りが一番厚みがあり、センター厚1&7/16”という数値以上に浮力はある。ただし、ほかのモデルに比べればかなり浮力がなくちょうどショートボード+αといったところだろうか?! 
 このボードの驚くべき性能は、まずテイクオフ後のスピードだろう。スプーン本来のディスプレイスメント・ハルのボトム形状がベースのシェイプのため、テイクオフ後、波のボトムに下りるのを待ってターンをするというよりは、スピードに乗って走りだしたボードの乗りこんでターンに入るというハルのような走り出し。そしてエントリー後徐々に入りだすシングルコンケーブはテールエンドでは深く大きなものになり、しっかりと後ろ脚を使って乗り手の意のままにターンをコントロールできる。さらにJeff McCallum のStand-up Spoonは、スプーン本来のアウトラインとその特徴であるスクープド・アウトされたデッキを持つ唯一無二ともいえるシェイプのためボードの下を走る水流を足裏からもダイレクトに感じることができ、そのスピード感は快感へと変わっていくだろう。
 実際、テイクオフした際前の波が既に崩れだしそうで抜けきれそうもない波でも、何度もスピードの乗りそこを駆け抜けてくれた。そして気持ちよくクイックなカットバック後、再びボトムができるまで待ってターンをし、最後はプルアウトしたり崩れる波にボトムを当ててリップしたりさせていただいた。
 気がつけば入水後すでに3時間弱。もっともっと乗り込んでみたいところではあるが、潮が上げセットの数も少なくなり体力的にもそろそろボディーサーフィンをすることしよう。
 
 最後の1時間程は「McCallum Hand-gun」で再び入水。
何本かは気持ち良くインサイドまで波に合わせてダウンザラインを楽しめた上、いくつかの新たな課題も見つけられたので収穫もしっかりとあるラウンドだった。
 ご一緒させていただいたKNプロ、STプロ、そしてローカルの方々、素敵なクリスマス・イブのセッションでした。ありがとうございます。
Love, Peace & Surf!

12/20/2010

Dec/18&19/2010 *Surfing***

 今年も残すところあと2週間ほど、いよいよ冬の寒さも本格的になってきたようだ。。。
この週末も土曜の午前中、夕方と日曜の朝の3ラウンド、波に合わせてセレクトしたボードでサーフィンを楽しませていただいた。
 

 
 土曜、最初のポイントはコンディションが悪く、30分ほどで移動することに。
しかし移動したポイントもサイズはそこそこだが、面が整わずグッと胸が高鳴るほどのコンディションではない。。。
 「McCallum 5'5" 1st Generation Simmons」で入ったものの、1、2本の波を捕まえた後、すぐに今日の波にもベストマッチ(?!)の「McCallum Hand-gun」にチャンジ。
 上げ潮でハンドプレーンでのボディーサーフィンが厳しいコンディションになるまでたっぷりと良い波を捕まえ、いろいろなトライをすることができた。「波が厚くなったときハンドプレーンをどう使うと効率良くインサイドまでつなげるか」、「ラインを修正する際のハンドプレーント上体の使い方」など、今まで以上にこの小さなハンドプレーンの微妙な扱いを覚えることができたと思う。2時間程でかなりの本数をメイクさせていただいたので満足感と疲労感で一杯の中、いったん帰宅することにしよう。
 
 
 午後3時少し前、風も弱まり面が整ってはいるものの、潮が多くすっかりと穏やかな海に姿を変えている。。。
しかし、これからずっと水位を下げて行く潮回りなので、暖かな日差しの中気長にコンディションが良くなるのを待つことにしよう。
 「McCallum 7'6" 2nd Generation Simmons」は、ロングボードには乗りたくないが長さがないと厳しいコンディションにも持ってこい。時折入るセットの波でテイクオフし厚くて割れ切らないインサイドまで2回3回大きなターンやカットバックのラインを確認するように描くことができる。3時半を過ぎセット間が若干短くなり、4時を過ぎると大きなセットを狙いすぎなければ結構な数の波とシンクロすることができはじめ、暗くなる前になると何本も気持ちよくトップ&ボトムターンを繰り返し波のフェイスを走らせていただいた。
 コンディションが良くなるにつれ、ロング並のテイクオフ性能からボトムを使ったターンのスムースさ、さらにトップでの返しの良さ、フェイスをダウンザラインするときのスピードなどを実感することができ、改めてミッドレングスのセカンド・シモンズのバランスの良さに感心させられてしまった。そして午前中のハンドガンのおかげで、長めのボードに乗っても無意識のうちにいつも以上にパワーゾーンをキープしていることに気が付き、いろいろなチャレンジが相乗効果をもたらし技術や判断力をアップさせてくれていることにあらためて驚かされた。
 2時間少々の間、知った顔3人だけでのんびりと暮れゆく夕日を眺めながらサーフィンを満喫。
 
 
 日曜の朝はぐっとサイズの下がり、形は良いものの少々早めの波が多い。
最初の3本だけ機能に引き続き7'6"でサーフィンしたものの、このコンディションはとやはり「McCallum Hand-gun」にチェンジ。
サイズはなくともすっかりタイミングをつかんでいるのでテイクオフもとても早く、良い形の波さえ捕まえればこの日のコンディションにしては十分な距離と走ることができる。ぱっと見た感じではダウンザラインをしているだけに見えるかもしれないが、実はラインをコントロールし良いポジションをキープして繋いでいるのである。「変な輩が嫌がる」という良いな目線もすっかり慣れて気にならなくなり、身体が常に水面下にあるためすぐに冷えてしまうこれからの時期のために、ボディーサーフィンに合わせたウィンターアイテムを捜し求めている自分が少々怖かったりもする。。。笑
 
 
 
 晴れた冬の日の出や日の入り前、太陽の深く鮮やかなオレンジ色と蒼い海、そして木々や影がつくり出す色合いが大好きだ。冬の寒さは歓迎できるものではないが、海に浮かび、波とひとつになりながらこんな景色を眺め、気持ちをリフレッシュさせてくれるのもこんな季節だからこそ。やはり自然に感謝せずにはいられない。。。
Love, Peace & Surf!

12/19/2010

*cold, but a beautiful morning**

 




12/15/2010

from Kookbox *Kookbox × Jeff McCallum 2011 New Models***

 今朝、KookboxのMG氏より2011年モデルについての情報が届いた。
ロングボードについては、ローカル・ヒーローでソウルフルなサーファー「John Haffy」のモデルが登場するようだ。クラッシックなモデルでもこんな素晴らしいシグネチャー・モデルを出してくるとは、さすがはジョエル・チューダーである。。。
 
 そして来期、ショート・レングスでのラインナップが今現在確定しているのは、「Jeff McCallum」の数モデルのみの様子である。
 画像は、ジョエルがニューヨークに行った際のクイーバーなので、実際にはモデルとしてラインナップしないものもあるだろう。、右から「ホロー・ポイント」、「ウィング・ピンテール」そして「シモンズノーズ・フィッシュ」の3モデルは、現在新モデルとしてラインナップすると思われる。
 ジョエルがジェフ・シェイプのボードをかなり気に入っているということはすでに何度も耳にしているが、こういう画像を見るとそんな情報もグッと現実味を増してくる。自分如き者でさえジェフのボードの魅力に驚き、すっかり魅せられているが、カリスマ「Joel Tudor」がストークするところを見るとその魅力は間違いなく本物なのだと皆さんも思えるだろう。。。
 
 こちらはジョエルがトリップに行く際も良く持って行っているという話の「ウィング・ピンテール」。以前も似たモデルがあったと思うが、こちらはジェフとのコラボなのでボリュームやシェイプが違い、当然乗り味もジェフの個性が生かされたものになっているはずだ。
 
 こちらはどうも「パープルスタッフ」に思えるので、ニューモデルのプロト・タイプというよりもジョエルがパーソナルでジェフのボードに乗るためにダブルネームになっているものではないかと推測する。
 
 
 Kookboxのボードについても弊店取扱シェイパーのモデルについては、正規取扱可能なので、ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。
Love, Peace & Surf!
 


12/14/2010

from Jeff *It's 26 degrees here***

 フランスにてシェイプ中のジェフから先ほどメールが届いた。
当初の帰国予定は12日だったが、どうやらもう少しシェイプをしなければならないらしく、あと1,2日の滞在延長が確定した様子である。ビジュアルがユニークで乗って素晴らしいパフォーマンスを見せるMcCallum Surfboadsはフランスでも人気の様子で、短い滞在中に30本近く集中してシェイプしているとか?!
 
 フランスは素晴らしいところで気に入っている様子ではあるが、気温がたった26 degrees、つまりマイナス3,3度しかないらしく、サンディエゴに住むジェフにとっては少々寒過ぎるかもしれない。。。
 
 
Yo Buddy.
Here's couple of good pictures for you.



画像は一昨年ジェフといったフィージー、タバルア島。



12/13/2010

Dec/12th/2010 *Surfing***


 
 この週末は日曜のみのサーフ。
 
 まずは「Andreini 5'11" Bullet」にて入水。
セットを選べば綺麗に崩れる波だが、上げ潮&深めの水深との力比べに負けたうねりは途中で姿を消してしまうため、物足らなさは否めないところだろう。。。
 どのモデルも無駄のない素晴らしいラインを削りだすアンドレイニ氏のシェイプの中でも、このバレットはシングル~スパイラル・ビーのボトムが、気持ちよくボードをコントロールさせてくれるサイドバイト付きシングルフィンなので、とてもスムースな動きを楽しめる。しかしながらさすがにこのようなコンディションの中ではスカッと爽快な印象とその性能が出し切れない物足らなさ。。。涙
 コンディションが良くなる要素も少ないので、ポイントを移動することにしよう。
 
 
 サイズは大きくないが気持ちよさそうな波が余っている様子なので、気分を変えて「McCallum 5'4" Purple Stuff」をチョイス。切れたグーフィーの波をセレクトしテイクオフすると、ツインらしいルースでクイックな動きとしっかりとドライブ感の残るとてもバランスよい動きで、早めの波でもフェイスにスムースなラインを上下に描き長い距離を突っ走ってくれる。最後にクローズする際もクイックな動きで返せるので一本の波に乗るだけでも満足感が一杯に得られるお気に入りのシェイプのひとつだ。
 途中交換した海友WD君も今までのツインのイメージと全く異次元の感覚にかなりストークしながら何本も波のフェイスに綺麗なラインを描いていた。。。
 
 
 そして最後はお約束(?!)の「McCallum Hand Gun」。
さらに慣れてきたためテイクオフもかなり速くなり、テイクオフ後まっすぐ走って掘れはじめてからハンドガンのレールを入れてフェイスを走ったり、片手でリフトしきれいない時など両手でハンドガンをプッシュしてボディーをぐっとリフトしてみたり、さらにラインが上がってしまえばもう一度縦にラインを修正してスピードをつけてから再度ダウンザラインしたりと、面白さの幅が広がってきた。
 常に体全体が水面下にあるため体温の低下が早く、これからの季節はかなり厳しくなりそうだが、寒くなる季節に封印することができる自信が今の自分にはない。。。笑
 
 
Love, Peace & Surf!









12/07/2010

from Jeff *couple of shots of Joel's new board for pipe***

 4日よりフランスに旅立ち、フランスのファンのためにシェイプに励んでいるジェフから、今朝メールが届いた。出発前にいくつか確認したい事項もあったのだが、出発前の慌しさのためどうにもできなかった様である。。。
忙しい中、送ってくれた画像なので即アップさせていただこう。
 
 昨年度はクックボックスよりホロー・ポイントといわれるバレルをメイクするためのマシーンがリリースされた。そして今年は、シモンズ・ノーズを持つフィッシュ、ハル・アレンジ・モデルとウィング付きのラウンド・ピンテールの3モデルがリリース予定だとか?!どれも幅広いなコンディションで楽しめるモデルとなっているので、日本の波にもマッチすること間違いなしだ。
 そしてジョエルは様々なトリップにジェフのシェイプしたプトロ・タイプを良く持ち出しているうえ、昨年に引き続きこの冬もパイプラインのためのガンをジェフにオーダーたそうである。パイプなどのよりシリアスでハードコアなコンディションのためのボードは特に信頼できるシェイプでなくてはならないと察するが、そんなシェイプを昨年に引き続きジェフにオーダーしたところからも、ジョエルがジェフのシェイプをかなり気に入っているところがうかがえるのではないだろうか。。。
 
  レッドウッド・ストリンガーの綺麗なクラーク・フォームのデッドストック。
 
 ジェフ自身がブラックスのザ・デイに実際に使用するため「Gun」は大好きなシェイプのひとつだ。
こちらはもちろんジョエルのためのシェイプド・ブランク チャイムド・デッキのシルエットが美しい。。。
 
  「Kook Box」と「McCallum Surfboards」のダブル・ネーム。
 
 -FOR JOEL  「J.McCallum 2010」
 
 It's so beautiful...
 
 今年の冬、パイプラインのバレルをメイクするジョエルの画像や映像の中には必ずこのボードに乗っているものが見られるだろう。自分とはそして多くの方々とはまったく異次元のサーフィンだが、卓越したセンスとスキル、そしてメンタルの持ち主「Joel Tudor」がこのボードを操り、パイプラインの想像を絶するパワフルなバレルの奥深くでリラックスしている姿を見るのが今から楽しみでしょうがない。。。



12/06/2010

Dec/4&5/2010 *Surfing***

 12月に入り最初の週末は、土曜午前、夕方と日曜の早朝の3ラウンド、 サイズ、波質共に変化のある中でいくつかのボードでサーフィンを楽しませていただいた。。。
 

 土曜まずは「McCallum 5'11&1/2" Quagg2」にて入水。
サイズは十分満足できるものであったが、面が整わず波数も多いためセット前後の切れたグーフィーが今日唯一の狙い目のようだ。クアッグやクアッグ2はこんなコンディションでも安心して乗れるボードなので急激に掘れる波のピークからドロップしながらターンに入ったり、トップで返したり、レールを入れ替えて戻したり、不規則に変化する波でも自在にコントロールできる。
 ただし、サイズもあり選べば切れ波に乗れたのも早朝のうちだけで、その後はワイドな波ばかり多くなり、テイクオフのスリルのみを楽しみ何もできずにインサイドまで乗り継いだりすると、ゲティングアウトの際何十回も何十回もドルフィンを繰り返し、5分以上かかってピークへ戻る。。。涙 それでもガラガラの中知った顔3,4人で波をシェアーできとても楽しませていただいた。
 
 次はハンドガンでボディーサーフィンとも考えたのだが、何といってもフェイスがない。。。
しばらく上げ潮での変化を待ってみると、若干フェイスが現れた感じもするので、いよいよ「McCallum 5'4" Stand-up Spoon」にワックスアップ。


(画像は前日、車に積み込む前にショップで撮影したもの。)
 パドルの際、浮力はぐっと落ちるが深くスクープされたデッキに身体を包まれた感じでなんとも心地よい。波数の多い中厚いスープの下をダックダイブする際はここまで面が広いのに非常に簡単に沈んでくれるので、先ほどのクアッグ2に比べて本当に驚くほど楽できる感じだ。
 波が急に惚れ上がるせいもあるだろうが、テイクオフ性能も悪くない。そして驚くのがややドロップ気味のテイクオフでも最初からスピードに乗ってくれるうえ、スプーンのコンベックスボトムがスムースにターンに入ってくれるのでスリルは快感へと変わり、前1/3から少しずつ入るシングルコンケーブはテールで深くワイドになるためボトムでのターンやカットバックもフルスピードの中何の違和感も何もなくとてもスムースにできる。なかなか長く走れる波がない中、テイクオフからフルスピードでのボトムターンを楽しみ、ワイドに崩れる波では無理せずそのままスピードに乗ってプルアウト。何がこんなに気持ち良いのか途中で気がついたのだが、薄い厚みと深く入ったデッキ・コンケイブから突っ走るボードの下を流れる水流がダイレクトに足裏に伝わることでよりスピード感と快感が増しているようだ。。。
 
 午前中は途中30分ほどの休憩を入れて約5時間サーフ。
多少後ろ髪をひかれる思いもあるが、十分な満足感と空腹感の中、いったんお昼を食べに帰宅した。。。
 
 
 夕方はオンショアの落ち着いた時間を見計らい近場のポイントへ、。
やはり波数も多めで面も依れている。ただし地形の良い場所を選ぶとムネカタサイズの波がそれなりに規則的にブレイクしているので、こんなコンディションではどうなのか「Stand-up Spoon」で入水。
 波数の多い中でもドルフィンが楽なのでゲティングアウトはやはり楽に感じる。ただしテイクオフ性能に関してはやはり浮力のイメージがややショートボードに近いため朝の印象よりも遅く感じる。。。苦笑
しかし、ピークを見定めテイクオフすれば、オンショアのためフェイスを落ちるような位置からいきなりのマックススピードでボトムを走りぬけ速い波の切り立ったフェイスをチーター気味にディップを狙ったポジションで驚くほど遠くまで突き抜ける。。。驚
 短いラウンドではあったが、このボードの性能を試すには非常に良かっただろう。。。
 
 
 日曜になると海は一気に静かに。
昨夕と同じポイントはオフショアながらサイズが一気にヒザモモに。。。
しかし超小波の中での「Sand-up Spoon」の性能がどうなのかテストするにはちょうど良いと考え入水。
あらためて波待ちしていて気がついたのだが、やはりほかのモデルに比べ身体が海中に多く浸かっているので、浮力的なものはややゆとりあるショートボードというイメージだろう。テイクオフもさすがにこのサイズでは楽々という訳にも行かずもう少し力が欲しいいところだろうか?!乗ってしまえばスピードはあるもののやはり本来の性能を楽しむにはコシ位は最低でも欲しいところだ。。。
 
 次に持ち出すのはもちろん(?!)「McCallum Hand-gun」&「Da Fin」の組み合わせ。
サイズがあればある方が面白いのは分かっているが、こんな日でも楽しめるのがハンド・プレーンを使ったボディーサーフィン。だいぶ慣れてきたので面白さは倍増。海友WD君も初チャレンジしてかなり楽しんでいたようだ。結局この日は2時間ほどこれで楽しませていただいた。。。
 
 最後に軽く「McCallum 5'6" Chub Sub」にてサーフ。
テイクオフも早く、動きも軽いのでこんな日にはこういうボードが楽しいと実感。そして思い出すのはこんな日に一人楽しませていただいた「ニュー・フィッシュ」。これがあれば今日は無敵に違いないだろう。。。
 
 
 
 師走に入り今年も残すところ僅かななか、暖かな日差しと変化ある波でたっぷりとサーフィンを満喫させていただいた。
 所詮自分のレベルでは伝え切れないところも多いだろうが、多少でも自分がサーフィンをしている中で感じたものを、皆様にお伝えすることができ、皆様の何かのヒントになってくれればうれしい限りである。
 これから寒さも一気に強まってくると思うので、お身体に気をつけて年末を乗り越え新たな年を迎えていただきたい。。。
 Love, Peace & Surf!

12/02/2010

from Jeff *Stand up Spoon***

 昨日のブログでご紹介したMcCallum Surfboards のニューモデルのひとつ「スタンド・アップ・スプーン」。
 昔ながらの製法でスプーンを削りだし、自らがビッグ・ロックで幾度もバレルをメイクしその性能を理解している彼だからこそ、ここまでこだわったモデルになるのではないだろうか。。。
 
 スクープられたデッキはスプーン同様にテールエンドまでしっかりと施されており、ディスプレイスメント・ハルのボトムは確保しながらもセンターにはシングル・コンケーブを入れ、フィンは自らが乗っているスプーン同様のクアッド・セッティング。浮力を確保するための厚みとスタンドアップを考えた上でのストリンガーなどテストしてきたからこそチョイスできる絶妙なバランスが随所に見てとれる。。。
  
 昨年来日した際ご紹介させていただいたプロト・タイプは、非常に薄くテイクオフすら厳しいかなりハードなものであったようだ。このボードのファーストシェイプは完成後1カ月ジェフがテストし、次に自分がテストするはずだった。しかし1ヶ月後「今やすっかりお気に入りとなりもう1か月テストしたい。」と言ってきたかと思えば、翌月には「友人に貸したら帰ってかなくなってしまった。」という状態に。。。涙
 まあそれだけ調子が良く、幅広いコンディションで楽しめるボードに仕上がっているということなのだろう。。。
 
 こちらは、ようやく届いた「5'4" for NOBU」だ。
”I can't wait to ride it!"
という感じである。。。

12/01/2010

from Jeff *a cool link of Jeff McCallum interview***

 今日、ジェフから届いたメールの最後に「Here's a cool link」と Drift Europe でのジェフのインタビュー記事がリンクされていた。 (文字をクリックするとリンクします)
 
 12月に入るとしばらくフランスに行ってシェイプをするジェフの注目度の高さがうかがえる。
 

 フランスでのシェイプについて、ジョエルとの関係について、そしていくつかのニューモデルについて書かれている。               *All photos from Drift Europe***

 数年の歳月をかけて遂に完成した「Stand up Spoon」については、自分のアイデアを取り入れて完成に行ったた事にも触れてくれているところはうれしい限りである。。。 ただし、自分はあくまでもイメージしたものをジェフに伝えるという助言をしただけのことで、実際いろいろとテストをして来た上、最終的に形にしているのは100%ジェフ本人である。 

 2015年でシェイパーとしてはリタイヤ?!

11/29/2010

Nov/20,21,27&28/2010 *Surfing and Body Surfing***

 11月後半の週末も充実したサーフィンをさせていただいた。。。
ポイントやブレイクも様々だったので、いろいろなボードでたとえ一瞬であっても波とシンクロでき気持ちよかった。
 
 まずは20&21日。
 まずはこちら。今やすっかりメイン・アイテムとなっている「McCallum Hand Gun」&「Da Fin」の組み合わせ。形の良いブレイクでは非常に長く奇麗なラインをメイクできる。テイクオフ後ダウンザラインを楽しむ以外にも、大きく方向を変えるターンをしたり、ラインを修正するための動きなどバリエーションも増えてきたので、さらにのめり込んでしまいそうである。。。笑
 
 「McCallum 7'6" 2nd Generation Simmons」
幅広い波で持っていこうという気持ちになるマジック・ボードのひとつ。ロング並みのテイクオフから思いのほかクイックなターン性能とドライブ感は、まさにマジック?!
 
 「McCallum 5'11&1/2" Quagg2」
ややオーバーフローだが、もともと浮力のあるボードは苦手でないうえクイックな動きをしてくれるボードなので、これはこれで面白い。とても頼もしいオールラウンドボードである。。。
 
 
 この週末。

 土曜の朝、セットはワイドなダンパーだが、切れた波を選べばギリギリのパワーゾーンをキープして楽しめそうだ。人もそれほど多くないので迷わず選ぶは「McCallum Hand Gun」&「Da Fin」。最初のうち周りのサーファーが若干変な目で見ているが、数本メイクしてみると納得してもらえるのか若干アウェー感は薄くなる気がする。フィンのおかげでテイクオフも非常に早くスムース。まっすぐにテイクオフした後は早く張った波でダウンザラインを楽しみ、最後の一瞬小さなバレルの中に?!そして目、鼻、口からウェットの中まで砂まみれ。。。涙 それでも人が増えるまでの1時間ほどたっぷりと楽しませていただいた。。。笑顔
 
 そして「McCallum 5'6" Chub Sub」。ジェフからユーズドで購入したスモールウェイブ用モデルのライトウェイト版(通常のものよりまきが軽い感じ)である。今までぎりぎりのラインをハンドガンでメイクしていたためか思いのほか際どいのポジションをいつもよりゆとりを持って走ることができる気がする。テイクオフ後ノーズが引っ掛かるギリギリのボトムを使ってターンしたり、早めにハイラインをキープして、上下に動いてフェイスをかっ飛んだり、クイックに当て込んだり。ボードが良いのはもちろんだろうが、視点が変わったことで得られたものがあるのも事実だろう。。。
 
 
 土曜夕方も相変わらずのコンディション。しかも切れいた波が見当たらない。。。
人がバラけるまでと思いチュブサブで入水したものの一本メイクして確信し、あっという間にハンドガンにチェンジ。しかしこれがやはり正解らしく、合計2時間たっぷりと掘れたフェイスを突っ走り、心一杯の満足感と体一杯の砂を頂いた。。。
 入れ違いで一緒に入水できなかったOGさんがメールにこんなことを書いてくださった。
「ハンドガンのロールケーキのようなチューブ、しかと見届けました!」、さらに「ハンドガン楽しそう。波待ちはLooks like 海ボウズ♪」だそうだ。。。笑
 
 
 日曜はオンショアがビュービューの中、クイックサーフ。
「Andreini 5'11" Bullet」もこのジャンクなコンディションではどうしようもない。何もぜず帰るよりも海に浸かっただけでも気持ちよかった。
 東京に戻り2時間の臨時営業後、やはり物足らずいつものジムで軽く流して2,5km一本泳いでみた。
 
 Love, Peace & Surf!

11/25/2010

*Beauty of Spoon***

 ジョージ・グリノー氏が作り上げた「Spoon」は60年代後半にそのマニューバビリティーなどから当時のサーファー達に稲妻のごとく強烈な衝撃を与えた。グレッグ・リドル氏などは当時としては究極のグリノー・コンセプトをスタンドアップ・サーフィンの世界へと取り入れるべく研究を重ねモディファイド・ディスプレイスメント・ハルへと進化させている。
 
 サンディエゴのジェフ・マッカラムは、ある日、知人の所有する60年代に作られたスプーンにチャレンジする機会に恵まれた。その難しさに驚かせながらもこのウェイブ・ライディング・ビークルの存在感の見せられ、自らもシェイプしはじめている。昔ながらの製作方法では通常のサーフボードを作る何倍も時間と労力が必要であり、本当にボード・ビルディングが好きでなければ到底できるものではないだろう。。。
 さらに乗り味についてもきちんと自らがテストを繰り返してきている。オリジナルデザインでもあるシングル・フレックス・フィンからスタートし、サンディエゴのトラディションでもあるツインキール、さらにフレックス・キールへと進化し、最近はクアッドセッティングがメインになっているようだ。テール形状についても本来のアークテールのみならず見た目から少々危険な感じもしてしまうフィッシュ・テールも取り入れている。テストするブレイクもラホヤにあるポイント・ブレイクとクオリティーの高い波を選び、レイト・テイクオフからボトムターンし、バレルの奥深くからそのフレックスを生かした究極のスピードで幾度もバレルをメイクしているようだ。
 スプーンやリミテッドで作りだすシモンズなどには、サインのみで自らのマークを入れないところなどは、オリジナルに対し敬意を表している彼の誠意を感じることができないだろうか。。。
 
 
 
こちらはそんなMcCallum のSpoonの数々。
 メタリック・カラーにアートが施されたもの。
 一昨年のタバルアで餌食になったもの。
このカラーリング。
後ろから照明を当てると間接的な照明としても美しいだろう。。。

 こちらの2本もジェフがラホヤで乗り込んだスプーン。フィンやボードのいたるところがクラックだらけである。さらにリーフにヒットしたノーズの傷も痛々しい。しかし、実際にライディングを繰り返し傷を負ったボードをじっくりと眺めていると、不思議なもので傷の一つ一つが歴史のようなものを感じさせてくれる上に、なぜが真新しいものとは違った奥行きのある美しさを感じてしまう。。。
 
 チャンスがあれば、小さなスプーンのアート・ショーのようなものをしてみたいなどと考えたりもしている。