7/09/2010

My New Quiver *Klaus Jones 5'0" spoon***


  
  5'0"
Spoon
shaped by Klaus Jones




...Displacement Hull....
...I think so...

7/08/2010

*California Trip '10 June*** 1st day-2

 カリフォルニアにおいてはタコスやブリトーなどメキシカン・フードがとてもメジャーであるということを、その美味しさと合わせて実感し始めた様子の昌樹はもちろんだが、自分もウィークエンドらしいのんびりとしたランチタイムを楽しませていただき、みんな満腹で幸せ気分のレストランからの帰り道。今日のこの後の予定をザクッとマニが話してくれている。

 ウィークエンドの今晩はいくつかのパーティーがあるらしいのだが、昨晩ジョエル・チューダーのバースデー・パーティーでDJを務めたマニはどうやら疲れ気味らしく、今日3つのパーティーを掛け持ちする元気はないようだ。。。
そこで中でも親しい友人であり、アーティストとしても有名なアンディー・デイビスのホーム・パーティーに行くつもりであること。今日は大きなパーティーではなく極近い友人とアットホームなパーティーになること。料理は分担制でマニがトルティーヤ・チップスによく合うワカモーレ(アボガド・ディップ)、クリス・デル・モロはご自慢のサラダを、そしてアンディーの友人で元シェフ(?!) がパスタなどを作ってくれるので、自分たちの飲み物を準備していけばOKであることなどを順序良く説明してくれた。
 自分の語学力は大したことはないのだがマニの丁寧な英語のおかげもあり問題なく話を聞いていた。昌樹は何カ所か理解できなかったらしいのでそこは補足しながら今日の流れを説明しているのだが、まだ”マニ”の家に行き彼と一緒に食事をし、今も彼のバンで移動しているということをやっと「現実」だと理解できはじめたばかりのところに、「アンディー・デイビスのホーム・パーティー」、「クリス・デル・モロと彼の手作りサラダ」など今晩の豪華なイベントを聞いて目が回る勢いの昌樹。彼のあがりすぎたテンションを見ていると、そのうち熱でも出して倒れこんでしまいそうにさえ思えてしまう。。。笑
  
  
 「ピピピッ!ピピピッ!」
そんな最中マニのセル・フォンから着信の合図。どうやら電話の相手は今まさに話をしていたアンディーらしく、庭の手入れをしていたところ草刈機が壊れたのでマニの助けが必要らしい。。。


 偶然かなり近くにいたらしく、急きょUターンし5分ほどのドライブで到着したアンディーの自宅。たくさんのサボテンが何となくメキシコっぽくさえ感じさせるゲートの外側。門をあけて一歩踏み込むと右に広がる広い庭と正面奥には大きすぎず機能的に造られた素敵な2階建てのアメリカン・ハウスが建っている。
庭にはゴーグルをつけて草刈使用の武装(?!)をしたアンディー、そして彼の親友ハーゴがなぜだかハイ・テンションで壊れたウィード・ワッカーをいじりながらなにやら楽しそうに盛り上がっている。マニに紹介され昌樹と2人初対面の挨拶をしよう。愉快な格好とその楽しそうな勢いのおかげで昌樹も緊張することなくさらっと自己紹介&シェイクハンド。


 さっそくみんなで機械の壊れた箇所を弄り出した。。。
刃ではなくナイロン製のスティックのようなものを回転させて雑草などをカットする安全性の高いものだが、すり減ったナイロンスティックを伸ばせるように中心に長い長いナイロンが糸巻きのように巻かれている。そのスティックを伸ばそうとしてコイルのカバーが外れてしまい、元に戻せない状態だそうだ。見ていると繊細な絵を描くアンディーも機械に対しては案外と力任せにジョイントしようと試みているのだが、なぜか組み合わせが不自然で蓋は全く閉まりそうもない。
 次にハーゴも同じ方法でより無理やりに蓋を閉めようとするが当然ながらうまくいかない。。。
 ついにマニが各部を冷静にチェックしちょっと違うアプローチ。手馴れた手つきで冷静にそして器用に各部を組み合わせてみるが、何度やってももう一息のところだが何かが違う。。。
 みんなが少々諦め気味になってもう一つ別の機種1台だけを使って雑草をカットをしはじめた。そこで昌樹と二人もうひと息のマニの組み合わせをアレンジしながらも、彼とは逆の発想でスプリングを外側のくぼみに合わせ各部を合わせてみる。かなり惜しい。。。
ほとんどうまくいっているので再び確認するとバネを固定できそうな突起の分だけふたが閉まらないようだ。こんどはその突起にバネをセットし固定し再度ふたを閉めると、少しの力も力も要らずに「カチッ!」と本体にフィットした。
 大喜びのアンディー達、特にアンディーはこれで刈りたかった雑草が綺麗になるのでうれしさのテンションもマックス?!
「サンキュー、ノブ。」
「サンキュー、マサキ。」
と連呼しながら握手を繰り返すアンディー。このおかげですっかり自分らの名前を覚えてくれたようだ。。。笑顔
  
 このあとハーゴとアンディーは子供が楽しそうに草刈りをするかのごとく、愉快で楽しそうに庭中を徘徊していた。。。笑
  
  
 夕方の再開を約束しアンディーの家を後にすると、まだオープンして間もない「サーフィー・サーフィー」をサクッとのぞかせていただこう。pch沿いにある1920年代に建てられた建物で、かつてはサーフボード・ファクトリーであったり、Longboard Grotto というショップだったりしたので、場所が分かる方も多いと思う。
  カウンター越しにショップをコントロールしているPJと再会の挨拶を交わすと、さっそく綺麗な店内をチェックしよう。すでにたくさんのキャンベル・ボンザーなどが並ぶ中央のラックを食い入るように入念にチェックしている昌樹。





 次にショップ奥にあるマニ自慢のマンダラ・コーナーへ足を運んでみると、木製のラックを組み合わせて、アートが施されたフィン、乾燥したシーアーチン、古い糸巻き、ガラス瓶や陶器をバランス良く並べて彼独特の空間を表現している。そこに溶け込むかのように置かれたボードは、まさに差別化され特別なものにさえ見えてしまう。。。
昌樹は飾られたマニのボードにすでにノックアウト状態。。。笑
    
 ほかにもダニエル・トムソンの機能的でユニークなボード、グラスオンされたミランドン・フィンが綺麗なミランドン・ツインピン・フィッシュなど魅力的なボードが目白押しだ。マニが熱心なカスタマーにマンダラのボードの説明するのを終えると、PJに挨拶をして店を後にした。
  
  
 マニの帰りを待ち遠しそうにしていたゾーイがバンの窓から顔を出して大歓迎して迎えてくれる。相変わらずやむことのないオンショアの風ではあるが、多少でもコンディションが良くなっていればマニのニュー・シェイプでサーフしたいところだ。いったん彼の自宅に戻るとさっそく波をチェックしてみよう。







7/07/2010

My New Quiver *McCallum 5'7" MFord***

 フィッシュ・フライ、シェアーほかいろいろなイベントでたくさんの皆様にご覧いただき、さらにグライド誌においてはテストライドしていただいたりと、すっかり有名になった自分の「McCallum 5'6" MFord」。     ブラック&ケルプのクレージーカラーもかなりインパクトがあったようで、たくさんの方からこのボードをご希望の連絡をいただいていた。そんな中できるだけ公平にということで弊店にて新品のボードをご購入いただいた方の中から、一番熱い希望をいただいたTH様に先日このボードを譲らせていただいた次第である。


 そして今回こちらが自分の新しいクイーバーに加わった。「McCallum 5'7" MFord」ジェフらがテストしたもので、まだMフォード特有のクレージーカラーが施されていないが、そのほかは通常モデルより少々ボリュームがある程度だろう。
 フレックスとツイストを生み出すストリンガーレス、ここまで深いものはなかなかないコンケーブデッキ、デッキの強度とビジュアル的な特徴が魅力のテクスチャード・デッキ、グラスオンされたジェフ・オリジナルのシモンズ・スタイル・クワッドフィン、さらにそのしなりから特別な台の上でまず片面をシェイプしグラッシング、効果後残りの面をシェイプ&グラッシングするという具合に、目に見えない部分でも凝った作りになっているボードだ。
  
 デッキにはあえてブラックのワックスを塗ってみようと思っている。。。

7/06/2010

*California Trip '10 June** 1st day-1

  
   
 以前に比べ飛行機に乗せてもらうサーフボードの料金がかなり高くなってしまっているため、最近はアルミニウム製のスーツケース片手にスカイライナーで成田空港に行くパターンが定着している。 
  いつも出発前はかなりパニックに近い状態に陥るのだが、今回はスタッフの助けもあり上手い具合に段取りができたほうだろう。。。

 2010年6月12日、土曜日、正午。
成田空港で待ち合わせた今回の相棒、昌樹。
毎週末、波に合わせてハルやフィッシュ、ログなどでサーフィンを楽しむスタイルのあるサーファーである。ジェフやマニのミニ・ボードに最近は相当興味津々の様子なので、このトリップで彼らのボードに乗るのが楽しみでしょうがないらしい。。。
ハワイなどへの海外旅行の経験はあるものの、カリフォルニアへのサーフ・トリップは今回が初めてのようだ。
  
 いつもどおり余裕を持ってフライトの3時間ほど前にチェックインカウンター入り口で待ち合わせたのだが、ウェストバッグのジッパーを開け少し落ち着きなくパスポートなど所持品の再確認をしている昌樹、どうやらさらに余裕を持って到着していた様子である。。。
  
 20人弱のラインナップとさほどの混雑もなく、今回は嵩の張るボードの持ち込みもないのでチェックインはとてもスムースに済んだ。まだたっぷり時間に余裕があるのでモールで必要なショッピングをしておこう。相棒はサーフィン雑誌を2冊購入、自分は軽く流しても読むことのできそうな小説1つ、そして買い残したおみやげを1,2点サクッと購入した。
 出国のための手続きを済ませると、あとは1時間程の間のんびりと搭乗の案内を待つだけだ。ゲートのあるフロアーに比べ一つ下の階は人も少なくとてもリラックスできるお気に入りの空間。昌樹と二人たった今売店で購入してきたばかりのキンキンに冷えた缶ビールのプルトップを開け、この旅が最高のものになることを祈り乾杯しよう。
  
  
  
 成田を飛び立ち約9時間のフライト。
着陸予定まであと2時間少々だろうか、軽い睡眠はとったものの少々時間を持て余していた気味だった昌樹も今は目の前にあるモニターで「アバター」を楽しんでいる様子だ。6時間以上寝続けやっと目を覚ますと、昌樹は少々あきれ気味な顔をしている。。。笑
  


 ロサンジェルス国際空港(LAX)での入国審査。
レンタカー会社のシャトル・バスを待つ間、目の前を行き交うたくさんの車や人々。
シャトル・バスから見える景色。
そしてレンタカーを借りる手続きから街に走り出すまでの全てが昌樹にとってとても新鮮であり、そのひとつひとつから今目の前にある「カリフォルニア」を感じ取っているようだ。。。
 出発の際、助手席に座るつもりで運転席のドアーを開けているのはお約束。。。笑
  
  
  
 どんよりとはしていないまでも厚めの雲に覆われた中、ウィークエンドで渋滞とは無縁のフリーウェイに入り気持ちよく流れに乗って走り出した。
 走り出して30分ほどだろうか、前方の車のテールランプが光る回数が多くなり中央よりの車線から徐々に動きが悪くなったかと思うと、ついにロングビーチへの分岐あたりで全車線まったく動かなくなってしまった。。。汗
  
 どうすることもできないので2人でこの旅でのいろいろな出会いに夢膨らませてみたり、こんな渋滞が思い出のひとつになったりするのだと語ったりしていると、前方のサイレンが眩しくなってきた。どうやら渋滞の原因は車の事故を処理するため中央より3車線がクローズしていたためで、約20分ほどのロスだけで再びスムースな流れに戻ってくれた。
 各車思い思いのペースでフリーウェイをクルーズする中、自分達は一番流れの速い車線だけ避け、中間の2つの車線で流れの良いほうをキープしながら心地よい流れに乗って南へと直走る。
  
  
 ハンティントン・ビーチ付近を通り過ぎると、コスタメサの手前から73号トール・ロード方面へ。わざわざ$5弱のお金を払いたくないのか車がグッとと少なくなるので、アップ&ダウンの激しい中、次々に現れる丘や丘の上に並ぶまだ新しさが感じられる住宅地など、変わり行く景色を眺めながら軽くストレッチなどをし気分転換をできるのがうれしい。。。
  
  サイディエゴ・フリーウェイにもどりサンクレメンテの街を通過すると、フリーウェイがいよいよ海に近づいていく。海のすぐ脇とは行かないものの時折姿を見せるオンショアでうねりのないトラッセルズやサンオノフレを横目に眺め、発電所を過ぎると広大なキャンプ・ペンドルトンを通過しよう。
 飽きるほどの直線を走り抜けるといよいよサンディエゴである。最初の街オーシャンサイド付近で軽い渋滞を通過し、さらにカールズバッドを過ぎるといよいよ最初のステイ先マニの家があるルーケィディアだ。
  
  
 時折雲な合間から射す日差しが夏を感じさせてくれる中、到着した潮の香りが届くビーチに近い我友マニの真っ白な自宅。
 車をマニのバンの前に止めると、庭先で愛犬ゾーイが歓迎してくれている。携帯を粉々にしていた最初の出会いから3回目だが、マニの愛をたくさんもらい顔つきも穏やかで優しく会うたびにとても利口になっている。。。
リビングではバキューム・クリーナーで掃除をしているマニ。再会の挨拶を交わすと昌樹を紹介しよう。自分が一緒にトリップする友なのでもちろん大歓迎してくれているのだが、昌樹の感激というか感動のようなものが彼の身体から溢れ出るように感じられるのが愉快だ。。。笑 

  荷物を部屋に運び込むとマニの入れてくれたソイミルク入りのティーを頂き、最寄のポイントの波チェックに行こう。崖の上からビーチを見下ろせる家から歩いて1分程のポイントは、今はサイズも小さくやや強いオンショアが吹いているようだ。
  
 ただしマニによるとチェックしているここは崖の際なのでオンショアがまともに吹き上げてくるが、海の上はここに比べるとかなり風も穏やかになっているそうだ。いずれにせよ、今はサーフィンを楽しめるコンディションではなさそうなので、夕方の波に期待することにしよう。。。
  
 ゲスト用バスルームで順番に熱いシャワーでをいただき、汗を流してリフレッシュ。準備してくれたメンソールのシャンプーとボディーソープだが、その爽やかな刺激は股間には少々強すぎるらしく昌樹と2人ヒリヒリするスリルを味わっているのを見て大爆笑のマニ。。。苦笑
  
 ランチは美味しくてボリューム満点のメキシカン・レストラン「WAHOO」へ。サーファーがはじめたタコス・ショップでいまやたくさんの店舗のあるチェーン店だが、そのためか内装もサーフィンをテーマにしたものでサーファーには心地よく、素材もとてもナチュラルなものなので、毎回一度は行ってみたくなるお店の一つだろう。。。
それぞれ目の前に置かれたプレートは、マニがエンチラーダ、昌樹がチキン・ブリトー、そして自分がフィッシュ・タコス。このトリップでのたくさんの出会いや出来事が3人にとって素晴らしいものになるように、さぁ、冷えたテカテで「Cheers!」
  
  
  
(注)ご存じの方もいらっしゃると思うが、今回の旅は一人旅である。
トリップに行きたくてもさまざまな理由でなかなか行くことができないという方も多いと思う。そこでこの旅を多くの皆さんに一緒に楽しんでいただければと、架空の旅友「昌樹」に登場してもらった。
もしよかったら昌樹になって一緒にこの旅を楽しんでみてください。













7/05/2010

July/3rd & 4th/2010 *Surfing*

 7月に入り最初の週末、地元浅草かっぱ橋では恒例の「七夕祭り」が行なわれた。

 土曜は夕方狙いでショップを2時半頃出発し狙った懐かしいポイント 。
サイズはないものの綺麗な波が立っている。人は多いもののセットに乗っているのは知った顔ばかり。
フィッシュフライ以来の長めのボード、「Skip Frye 8'8" Fish Simmons」にて入水。
 セットをうまく捕まえるも見事に「玉砕3連発」。。。号泣
いったい何が起こったのだろうか?!まるでハルに初めて乗った時の気分である。。。
インサイドで数本試しながら冷静に考えてみると、ある意味独特な乗り方の必要なトライのフィッシュ・シモンズにもかかわらず、「懐かしいポイント」、「懐かしい顔ぶれ」、「懐かしい波」の条件にみんなのっている自分としては「懐かしいノーズライダー」という条件が、無意識に自分のライディング・スイッチを昔楽しんでいたノーズライダーの乗り方を勝手にチョイスしたらしい。。。笑
 その後、数本微妙に怪しいライディングを交えながらも徐々にフィッシュ・シモンズの乗り方にシフトし、後半はトライフィンのフィッシュ・シモンズ特有のメリハリのあるライディングを楽しませていただいた。



 日曜も同じポイントへ。
最初の30分ほど「McCallum 5'1" New Fish」でサーフするも、どうやら今日の波は長いボードのほうが楽しめそうと判断。
 「McCallum 10'00" 2nd Generation non-flex Simmons」にて再入水し、半ば腐れ縁ともいえるNTとしばらくボードチェンジ。久しぶりに乗った9'2"のノーズライダー。昨日のプロのライディングなどを見て何となく感じてはいたのだが、こういうポイントではファイブやテンを楽しむのが正しいと何となく再確認できた。そして奴も楽しそうにグライドを満喫し、ニーパドルでなく中腰にしゃがんだ態勢でパドリングして戻ってくる。。。笑
 なんだがここしばらく封印するかのように乗っていなかった9フィート台のノーズライダーの楽しさをちょっと思い出した週末であった。
 その後、ショップ前で遊びに来てくれたTBファミリー、MSファミリーやYGファミリーと賑やかに「七夕祭り」を楽しみながら営業させていただいた。
週末ご一緒させていただいたみんなに「ありがとう」。