12/14/2019

Jeff McCallum, then McCallum Surfboards***

Jeff McCallum
 サンディエゴで小さなグラスショップを始めたジェフ・マッカラム。数年前にはサンディエゴをさらに南下したナショナルシティーに更に大きなグラスショップをオープン。生産効率も高くなり、より良いペースでサーフボードを仕上げられる環境のはずだった。しかし、町からの許可がなかなか取れず稼働出来ないというトラブルが起こったり、スタッフの確保やコントロールなど日本と違う雇用方法から生まれる多くのトラブルに悩まされたり、次々に起こる問題に対応する時間やそこから生まれるストレスで、近年、ジェフの表情には常に影があった気がする。
 数ヶ月前、マック・グラスを閉鎖し、シェイプに専念したと聞いた時、不謹慎かも知れないが、残念な気持ちよりも安心した気持ちが強かった。今年2月にジェフにあった際、このままグラスショップを継続していたらジェフは追い詰められてしまうのではないかと思えるほどだったため、彼の心に大きな輝きが戻った事で自分自身の心からも一つの小さな影が消え去ったようだ。
 ボブのショップに迎えにきてくれたジェフ。子煩悩なパパとなっており表情には以前にも増して明るい笑顔が戻っていた。




McCallum Surfboards
新しいシェイプルーム

ちょうど木曜なのでフローも合流

常にメールにおわれるジェフ


 現在は工場の裏のスペースを使い、コンテナの中にシェイプルームを作り、また別のコンテナにはシェイプ前のブランクス、更にシェイプド・ブランクスをラックに並べられるようになっている。大きな倉庫の前面の一室をオフィスとして使い、木曜にかぎりDJ稼業に忙しいフローがマネジャーとして諸作業をカバーしてくれている。











  G&Sが営むカスタムグラスへ向かいホットコート前のサーフボードにシリアル番号とサインを入れるジェフ。足の怪我から3ヶ月ぶりにラミネートに復帰してアレックスやG&Sのデビーと打ち合わせをしたりと、常に動き回っています。





 ウィークエンドは基本的に家族と過ごしているようなので、サイズアップした平日はお気に入りのポイントでバレルを楽しんでいるそう。ちょうど先週も満足感のあるサイズのバレルをメイクしたとか。
 シェイプの進み具合について。9月分の皆様からいただきましたカスタムオーダーは10月初旬ショップ様分のプラスもありおかげさまで合計36本。その為現在までに大部分はシェイプが進んでいるようですが、実はまだミッドレングス からロングボードについては、これからシェイプに取り掛かるそうです。恐れ入りますがもうしばらく気を長くしてお待ちいただければと思います。



12/13/2019

Trip Report *Surfing in San Diego With Bob Mitsven***




 今回の旅では運良くサーフィンをするチャンスが3日ありました。サイズ乏しく、結局2回でしたが、初日が早かったです。

 まずはサンディエゴ 到着翌日。激しい雨の中でしたが、ボブのチェックで彼のホームには小ぶりながら綺麗なシェイプの波が良い風向きでクリーンにブレイクする事必至とのこと。ジェフとのキャンプやジョシュのところにいる際は、サーフィンのチャンスはないので、ぜひ行きたいと6時前にボブ宅を出発し海へ。

フリーウェイは大雨

 セットはムネカタ、時折入る良いセットはアタマ+。大雨と言うこともあり、完璧な波にピークにはたったひとり。急いで着替えパドルアウト。


ボブはこちら



自分はボブの7’2”マジック

 最高に綺麗なシェイプのレフト。最初の数本はしっかりボトムに降りる事ができませんでしたが、波がわかってきた事で深いボトムターンを楽しめ、ターン後は綺麗に張ってくるフェイスに合わせアップ&ダウン、ボトム&トップターン、ボードスピードがとても早いため、走り過ぎれがカットバック。リップも気持ちよく最高です。ボブはさすが良いセットをしっかり捕まえ、超ロングライド。ご一緒したフィルもお手本のような綺麗なラインでショートボードを操ります。
 1時間ほどして人数も5、6人程度になってきましたが、ローカルはみんな本当にサーフィンが上手く、みんなで譲り合って良い波をバランス良く楽しんでいました。「ノブ、ゴー!」と声をかけてくれれば、自分の順番。この後アポイントメントがあったので、2時間ほどでしたが、十分良い波を満喫させていただきました。


海上りは雨も割合と小ぶりでしたが
朝食後はタイミングを見て車まで走らないとビショ濡れになるほどの大雨


 翌日も波チェック。昨日が良すぎた上に、サイズが乏しく波数がなかり少ない中、数人のローカルがパドルアウト。ボブの腰の調子もあまり良くないので、今日は無理せずパスすることに。


 そして3日目。ジェフとの待ち合わせの8:30までにボブのショップに行けば良いので、早朝からサーフィン。昨日よりもシェイプは良い感じで、乗れば結構長く走れます。後半テイクオフの際に前足の脹脛を思いっきり釣ってしまい、その後セットを捕まえるも立った瞬間はツッパてしまうので、思うようなボトムターンは出来ずしまいでしたが、忘れた頃にきた綺麗なムネくらいのセットでロングライドもできたので、良しとしましょう。
 ヘビーローカルでポイント名を出す事ができませんが、ビーチで波チェックするだけのローカルのみんなまで、ノブ、ノブと呼んでくれるのがとても嬉しかったです。


3日目、ボブはダブルウィングのクワッド フィッシュ

12/12/2019

Fins from San Diego***



 サンディエゴより僅かですがフィンが入荷しました。

 左からまずはジャック・ジャンセンのツインザーセット。こちらはジェフ・マッカラム一押しのフィンセットで、今回はリードフィンのFCSタブがシングルとダブルの両方を準備。
 また、欠品中だったTAサイドバイトの3.25"も4セット入荷。
 最後にミツベンのオリジナルシモンズ・クワッドフィンのセット。こちらは前回とはメーカーが異なり4枚ともミツベンのラウンドマーク入りになっております。

 オンラインショップにアップする予定はございませんので、ご希望の方がメールにてお問い合わせください。宜しくお願い致します。

Back to normal from Today***


 カリフォルニア出張中は大変ご迷惑をおかけいたしました。本日12月12日(木)より通常営業に戻ります。また明日13日(金)は、通常ですと定休日になりますが今週は14時から20時まで営業いたします。皆様のご来店心よりお待ちしております。

 来週中頃にはサンディエゴより8−10本ほどのサーフボードの入荷があります。ほとんどがカスタムオーダー&ショップ様用となります。その後は来年2020年1月の入荷になります。詳細はサーフボードが入荷次第確認しご案内いたしますので、今しばらくお待ち下さい。

 

12/11/2019

California *7th Day 2 & Last Day***


 ミツベンの工場にお昼過ぎに到着。ボブとリックはランチ後は早速それぞれの作業に専念。ボブがシェイプに専念できるのは、リックがデスクワーク、ペーパーワークほか雑務を進めてくれるからこそ。昔は二人でボードを作り上げていた長きに渡るパートナー。ロングボードのシェイプを一本仕上げて置きたいボブが黙々とシェイプを進める中、ちょっと挨拶だけしに来た仲間やお客様にはリックが対応してボブの手を止めないようにしていました。その後は自分にインボイスを書いてくれたりとリックも忙しそうでした。こういった中でもボードにサインマークを書かなければならなかったり、ボードのオーダーに来てくれる方も多く(この日は午後だけで3本)、オーダーがかなり多いことがよく分かります。ボブは休みの土曜も実はこっそりショップに鍵をかけシェイプをしていたそう。


ちょうどランチを終えたボブ&リックとジェフ

シェイプ中


立てかけられたシェイプドブランクの数で
日々シェイプを進めていることがよく分かりますね


弊店用のボードにサインするボブ。
FT様のボードにもサインしていましたよ


 帰路に着くも普段より混み合っていたフリーウェー。最後の夜は再びボブの家にお世話になります。準備したての大きなクリスマスツリーを眺めながらパシフィコをいただいた後は、カサドレス・アネホで乾杯。そしてカサドレス・レポサド。最後の晩はサラダとおいしいデリバリー・ピザをご馳走になりました。サーフボード、シェイプ、ビジネスから人生に至るまで学ぶことばかりで今回も充実した時間を過ごさせていただきました。ボブが自分のサーフボードについての知識を高く評価してくれていることがとても嬉しかったです。

ライリーとクリスマスツリー
ライリーも懐いてくれています

名匠ボブ・ミツベン



カサドレス・アゲイン

シーザーサラダにはビネガーをたっぷり掛けて
そして
5種のチーズとガーリックオイルのピッツァ

Have yourself a merry little Christmas!


 今回の旅では時差ボケが思いの外ハードで、毎日早朝3時から4時には起床。最後の晩もベットに潜り込めば一瞬でスイッチオフ。喉が乾き3時にうっすら目覚めたので、そのまま2時間読書。そして5時から画像編集やブログを書いたり。現在10:00。空港のラウンジでこのブログを書いています。今回もみんなにすっかりお世話になりました。ボブのお宅には2度にわたり計4泊も。ジェフは3日間のキャンプ&トレイルに。ジョシュも忙しい中時間を割いてくれたり、リックも旅行にいく前後の忙しい中気をかけてくれたり。彼らにそして彼らの家族に心から感謝いたします。"Thank you so much for everything." またこうして彼らと良いリレーションシップが取れるのは、弊店を支えてくれる皆様あってこそです。「皆様にも心より御礼申し上げます。」好みに合ったボードを手に入れていただけるよう、カスタムオーダーはもちろんストックするサーフボードも常に最高の一本になるよう、今回の旅で得た事を生かし、より精進していきたいと思います。ではまた日本で、お会いしましょう。



12/10/2019

California Day-7−1 *McCallum***

 カリフォルニア最終日。ジェフのファクトリーでは朝からペーパーワークに追われるジェフ。キャンプの後片付けもまだできていない慌ただしさで、予定していたシェイプとその撮影は今回はお預けに。その後も、銀行へ行ったり申告書類を買いに回り、気がつけばすでにランチタイム。

USブランクス

ブランクスが大量入荷
忙しい中でもこういった作業も合間に入って来ます


 ランチは銀行の近くにある大人気のデリバリーバンのメキシカン。この日もテーブル席はほぼ満席。暖かいスープやセビーチェはピリ辛でもあっさりしていて美味しいし、フィッシュタコスは間違いない鉄板の美味しさ。

ランチタイムは大混雑

セビーチェ
フィッシュタコス


 ジェフとはここでお別れ。今回は2泊3日のキャンプで普段とは違う経験をさせてくれた事に感謝。短い時間ながらしっかりとミーティングもできひと安心。今回は会えないと思っていたコンスタンス、パロマ&マックにも会えたので、本当に良かったです。


Lunch at Jeff's house with his family & Dinner at Alpine with Josh & Lexi***

  日曜日。トレーラーを工場に置いた後、2時前にジェフの自宅へ到着。コンスタンスお手製のおいしいランチをご馳走になり、パロマ&マックとのひととき。




 マックはまだ5ヶ月。何か言いたげな表情がなんともいえませんね。最初は恥ずかしがっていたパロマも壊れたネックレスを直してあげたら気に入ってくれたみたいで、一緒に隠れん坊をしたり、テントの中で御飯事をしたり。しばらくして迎えに来てくれたジョシュがパロマが年齢の割にかなり大きい事を教えてくれました。175cm位にはなりそうだとか。



 サンディエゴの工業地帯にできた新しい地ビールの店をチェック後、アルパインへ戻りメキシ・カンディナー。クラブのトルティーヤにアボカドソースが美味でした。大きなマルガリータで今夜も良い夢が見られそうです。



 ジョシュは週4日間町の仕事をして、金曜と週末の1日をシェイプ。更に忙しい時は平日の夜も時間を割いてるよう。ボード作りに専念し、メジャーになって量産したいビルダーが多い中、未だ少量生産にこだわり、自分自身もポリッシュの仕上げまで全ての工程を行いつつ、ショートボード系からロングボードまでお客様の好みに合わせたボード作りに励むジョシュ・オルデンバーグ。そのセンスにいつも頭が下がります。月曜の朝も5:30分には仕事に向かったジョシュ。25人のスタッフを抱えるサロンを営なんでもいるので、アポイントメントとの合間を縫ってジェフのシェイプショップに送ってくれました。忙しい中時間を割いてくれてありがとう。

California Day-4,5&6 *Camping and 4WD Trails at Johnson Valley***


 デザートにいる間、WiFiはもちろん携帯もつながらない環境だったため、ブログの更新は出来ませんでした。ジョンソンバレー。未知の世界で三日間、何もかもが興味深くそして面白く、本当に良い経験ができました。ジェフのオフロード・ドラインビングもエクストリームの世界に入りつつある様子。結果ジョンソンバレーでもランク分けではエクストリームと最高難度のコースをいくつもドライビング。


サンディエゴから3時間半ほど。
パームスプリングスの手前からジョシュア・ツリーの方へ曲がり
ジョシュアツリーから反対方向へ向きを変えればあと30分ほどで目的地です

到着しジェフの仲間と合流。
早速キャンプの準備です

ナイト・トレイル


 軽く一杯やりながらキャンプの準備を進めていると雨が降り出して来たので、しばらくオーニングの下で雨を避けながら更に一杯。夕食後、暗闇の中、短めのトレイルに。どうやら夜のトレイルも当たり前のよ様子。降雨によりウェットな中なので、タイヤのコンパウンドで雲泥の差に。メインとなるセクション。ドンとジェフは難なくクリヤーするも、ジェイミーの車は装備の違いで断念する事に。ベースに戻ると雨も上がったので、火を囲んで暖まります。





4WDが4台、総勢6人の小さなグループ。
周りには遠くに幾つかのグループがいるのみ
サンクスギビングの翌週なので空いているそう


 2日目。ドンの車のトラブルで早朝から街へ行ってパーツをゲット。修理後11時にトレイルへ出発。
ドンの4W D、そしてドンとジェフ

が、トレイルにたどり着く前にライアンのジープから小さな火が。。。バッテリーのトラブルで色々試した結果、ライアンは一人街へ行ってバッテリーを手に入れてくる事に。

ライアンが無事ベースに戻れるかチェックする二人


日中は3台5名でトレイルに出発


どうやって乗り越えるのか意味不明な難所もいくつかある中テイクアブレイク
振り返ればこんな眺め

 2日目の夕方、ベースへ戻り、夕食を取ると、ついにメンバー全員で夜のトレールに。バックドアーと言う何コースに挑むも、今回は全員メイク出来ず。良い感じで攻めていたどんの車が再びトラブル。暗闇の中シリンダーヘッドのカバーを外し原因究明。結果トーイングで一旦ベースに。そして再び3台に六人で乗り込みその後も暗闇の中を攻めます。


バックドアーの難関とライアン。
この壁を本当に乗り越えられるのだろうか。。。

岩壁を攻めるジェフ。
今回は断念する事に



ジェフの車が一度横倒しになり掛けるもなんとかクリヤー。
今度はジェイミーの車が横倒しになりストップ。
ウィンチで引き上げます

 結局ベースへ戻ったのは深夜を回ってから。ここから2時頃までキャンプファイヤーを囲んで2日目も終了。3日目もトレイルへ行くみんなと別れジェフと自分はサンディエゴへ戻ります。

綺麗な景色の中南へ

今回はよく雨が降ります。。。

サンディエゴではジェフの自宅でコンスタンス、パルマ&マックのみんなとランチ。そしてジョシュ&レキシーのアルパインへ向かう段取りになっております。




 そろそろ移動時間位なるので、確認する時間もないままアップします。ではまた後ほど。