1月20日&21日の定休日は、八ヶ岳へ行って参りました。考えてみれば、肘の故障からサーフィンは2ヶ月間、そして山からは4ヶ月も離れておりました。さらに今季は気温が低く、雪の量も自分が雪山に行くようになって以来1番の積雪量。今回はガイドの腰にも少々問題があり、結果向かう山やコースも出発前夜になり変更に次ぐ変更。結果的に準備完了していた装備も改めて詰め直すことに。
初日は午後1時集合だったので、午前中に諏訪大社上社などを参拝して周り、茅野駅で美味しいお蕎麦をいただいてからみんなと合流。そして登山口まで移動し、雪の状態が良くて歩きやすい道を2時間弱登り今夜の宿、赤岳鉱泉(山小屋)へ。
宿ではベットの個室をお願いし、密を避けビールで乾杯。その後、プリップリのエビフライや新鮮な野菜、鍋など盛りだくさんの美味しい夕食でワインが進みます。明日の予定を確認後、消灯時間にはベット潜り込み爆睡。。。
二日目。朝食をいただきしっかりと準備をして朝7:55出発。中山乗越を超え行者小屋で軽く休み、樹林帯から階段の急登を黙々と登り込みます。ここまで快調。
樹林帯を抜けてからは、なぜかいつも以上にキツく感じながらもなんとか阿弥陀岳との分岐点に到着。樹林帯を抜けて高度を上げ始めるとだいぶ風に煽られる感じではありましたが、ここからしばらくはかなりの強風地帯。 ソロならば、今後これ以上風が強まれば行動できなくなる可能性もあると考え、おそらくここで断念し下山していますが、今日は頼りになる青山ガイドと一緒なので、彼の判断に従います。(実際ここまでで数人は既に撤退しています。)
結局、この状況では岩場のクライミングは危険と判断し、一般道から山頂を目指すことに。
(それでも十分にエクストリームな感じですね。)
本来この強風箇所を抜けると、大好きな岩場の登り込みなので、疲れが吹っ飛び元気になるはずが。。。今年は雪が深く山頂まで強風の中、折れそうな気力をなんとか保ちつつ、時折風をかわす箇所で軽く休み、雪の上にアイゼンを効かせて登りました。
10:30 赤岳山頂
なかなかハードなコンディションの中、山頂に到着。ほっと一息すると嬉しさが込み上げてきますね。経験豊富な山岳ガイドと一緒に登ることで、今回はとても貴重な経験ができました。今後の山行にもとても大切な経験ができたと思います。青空が顔を見せた山頂も風がきついので、一息ついたら風をかわす場所まで下がって休憩することに。
そして、風が強まる前に下山開始。
下りも吹き曝しの箇所では頬に固い雪が当たり痛い中、ペースを上げて一気に降りました。下るにつれ全体に晴れ間も出て来て、さらに風をかわず樹林帯に入ると今度は暑い。。。山頂から1時間10分ほどで、行者小屋まで一気に降りました〜。
この後、赤岳鉱泉でお昼をいただきながら、デポした装備を詰め込み、鉱泉から赤岳山荘(車の停めてあるパーキング)までも雪が良いので1時間2分というコースレコードで辿り着き、今回の山行は完了です。今回の山行でも色々と経験することができ、学ばせていただきました。同行したご両人、「ありがとうございます。」
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戻ってから、今回の行動を確認してみると、自分の過去の冬季赤岳登山に比べ明らかにオーバーペース。快晴微風で雪の状態が良い時、唯一一回だけ同程度のタイムで上がったこともありますが、2年前のソロの時より1時間も早く(ミニマムの休憩を時間をたたっぷり取って行動したこともあり)、行者小屋から山頂まででも20分早いので、筋力はさておき、心肺機能的に厳しかったのだと思われます。(実際、帰宅後翌日は軽い筋肉痛でしたが、二日目からトレーニングできたので、脚やコア自体は以前より十分余力がある感じでした。)
反省点としては、ガイドに遅れても平常心でマイペースで進むべきであり、差がつきすぎた際はペース配分のリクエストを早めにするべきでした。膝の問題については、バウアーファウンドのサポーターが非常にフィットしており、痛み止めを取らずとも痛みが出ずに下山できたのは収穫ですね。また、雪の状態が良かったので、鉱泉から登山口まではチェーンアイゼンなしの壺足で時折スケーティングをしながら気持ちよく降ることができてのも良い練習になりました。次回は今回の反省点を踏まえ、さらにステップップしていきたいと思います。