2日間のお休みをいただきありがとうございます。先日アップさせていただいた水曜の鎌倉でのサーフィンから、今朝(土曜の朝)まで久しぶりにサーフィン三昧。4日間でガッツリ6ラウンド。しかもなかなか中身の濃いラウンドが多く収穫の秋(寒さはすっかり冬でしたが。。。)になりました。似たタイプを乗り比べたり、モデルの違いでによる乗り味の違いをイメージで比べたりなどなど、色々と比較もしながらみっちりとサーフィンさせていただいたので、サーフィン日記で順番にご紹介いたしますね。
連休を頂いた木曜。ポイントの移動もありましたが、McCallum 6'5" B Egg Single Fin, Mitsven 6'0" New Evolution Egg & Pinder 6'6" Hull の3本を乗り比べてみました。
ほどほどのサイズの硬い波で美味しいセットも結構いただき、マッカラムワールドを満喫。細身でパドルスピードも付きやすく、波をくぐる際もマッカラムにしてはかなり楽チン。テイクオフし、しっかりとボトムに降りてターンすれば気持ち良いドライブ感と伸び上がるフローで一気に加速し、トップでのターンやカットバックの流れもシングルフィンであることを忘れてしまうほど軽快。この細身のBエッグが皆様から評価が高いことがよくわかりました。レイト気味にドロップして掘れ掘れのセクションも駆け抜けてくれる頼りになる一本です。後半ロングが増え特にあまり見かけない二人組が来る波来る波パドルし空気感も読めず最悪な状態になりましたが、サイズのあるうちに良い波にしっかりと乗らせてもらったので、気分良いうちに終了にしましょう。
変化のある波で当初苦戦しましたが、馴れてくればストライクゾーンをうまくキープ。クイックに惚れ上がるインサイドのブレイクでも大きめのノーズで波のキャッチに少しアドバンテージもあり、またミツベンらしい綺麗なラインとバランスがそのまま乗り味につながるので、見た目以上にこの早い波でもボトムターンからトップターンへ意のままに反応してくれる印象。ちょうどこうしたいという気持ちがダイレクトに動きにつながるのは名匠だからこそなせる技なのでしょう。何本か際どいのを気持ちよくメイクすると、いい気になって次は思いっきりやられたり。。。いくらボードが良くても波がワイドにクローズアウトしてしまうとさすがにお手上げですね。
変化のある波でもピンダーのハルも頼りになります。ハル独特のコンベックスを生かしたボトムターン。自分からレールを入れるというよりもボードがボトムに滑り込んで行くのに乗り込んでいってあげると自ずとフルレールでのボトムターンとなり、テールを踏みすぎず上体の抜重に意識をすることで丸いボトムが振り子のようにスイングして浮き上がってくる感じ。テイクオフから抵抗のないフルスピードの中、この動きで気がつけば際どいセクションも駆け抜けてくれちゃう。全てがトゥーマッチ過ぎずとてもバランスの良いハルですね。トッドのショートやハイパフォーマンス・ボードのスキルはオルタナティブ系にしっかり反映されていて、どのモデルもトッドらしい素晴らしいシェイプです。しかも全て一人で作りあげるハワイのでも貴重なクラフトマン。いい仕事してくれます。
サーフィン4連荘二日目は、エッグやスタビー系デザインでコンベックス・ボトムのハルも含め6フィート台前半の3種類のボードを乗り比べ、それぞれの個性的な魅力の違いを感じながらサーフィンを満喫させていただきました。その日の波質、サイズなどコンディションにより、乗りたくなるボードも変わってくるのでどのボードが一番などと比較はできませんが、正直なところ調子良いボードは全てが自分にとっては一番のボードなんです。さてさて明日はどのボードに乗ろうかな。