12/07/2010

from Jeff *couple of shots of Joel's new board for pipe***

 4日よりフランスに旅立ち、フランスのファンのためにシェイプに励んでいるジェフから、今朝メールが届いた。出発前にいくつか確認したい事項もあったのだが、出発前の慌しさのためどうにもできなかった様である。。。
忙しい中、送ってくれた画像なので即アップさせていただこう。
 
 昨年度はクックボックスよりホロー・ポイントといわれるバレルをメイクするためのマシーンがリリースされた。そして今年は、シモンズ・ノーズを持つフィッシュ、ハル・アレンジ・モデルとウィング付きのラウンド・ピンテールの3モデルがリリース予定だとか?!どれも幅広いなコンディションで楽しめるモデルとなっているので、日本の波にもマッチすること間違いなしだ。
 そしてジョエルは様々なトリップにジェフのシェイプしたプトロ・タイプを良く持ち出しているうえ、昨年に引き続きこの冬もパイプラインのためのガンをジェフにオーダーたそうである。パイプなどのよりシリアスでハードコアなコンディションのためのボードは特に信頼できるシェイプでなくてはならないと察するが、そんなシェイプを昨年に引き続きジェフにオーダーしたところからも、ジョエルがジェフのシェイプをかなり気に入っているところがうかがえるのではないだろうか。。。
 
  レッドウッド・ストリンガーの綺麗なクラーク・フォームのデッドストック。
 
 ジェフ自身がブラックスのザ・デイに実際に使用するため「Gun」は大好きなシェイプのひとつだ。
こちらはもちろんジョエルのためのシェイプド・ブランク チャイムド・デッキのシルエットが美しい。。。
 
  「Kook Box」と「McCallum Surfboards」のダブル・ネーム。
 
 -FOR JOEL  「J.McCallum 2010」
 
 It's so beautiful...
 
 今年の冬、パイプラインのバレルをメイクするジョエルの画像や映像の中には必ずこのボードに乗っているものが見られるだろう。自分とはそして多くの方々とはまったく異次元のサーフィンだが、卓越したセンスとスキル、そしてメンタルの持ち主「Joel Tudor」がこのボードを操り、パイプラインの想像を絶するパワフルなバレルの奥深くでリラックスしている姿を見るのが今から楽しみでしょうがない。。。



12/06/2010

Dec/4&5/2010 *Surfing***

 12月に入り最初の週末は、土曜午前、夕方と日曜の早朝の3ラウンド、 サイズ、波質共に変化のある中でいくつかのボードでサーフィンを楽しませていただいた。。。
 

 土曜まずは「McCallum 5'11&1/2" Quagg2」にて入水。
サイズは十分満足できるものであったが、面が整わず波数も多いためセット前後の切れたグーフィーが今日唯一の狙い目のようだ。クアッグやクアッグ2はこんなコンディションでも安心して乗れるボードなので急激に掘れる波のピークからドロップしながらターンに入ったり、トップで返したり、レールを入れ替えて戻したり、不規則に変化する波でも自在にコントロールできる。
 ただし、サイズもあり選べば切れ波に乗れたのも早朝のうちだけで、その後はワイドな波ばかり多くなり、テイクオフのスリルのみを楽しみ何もできずにインサイドまで乗り継いだりすると、ゲティングアウトの際何十回も何十回もドルフィンを繰り返し、5分以上かかってピークへ戻る。。。涙 それでもガラガラの中知った顔3,4人で波をシェアーできとても楽しませていただいた。
 
 次はハンドガンでボディーサーフィンとも考えたのだが、何といってもフェイスがない。。。
しばらく上げ潮での変化を待ってみると、若干フェイスが現れた感じもするので、いよいよ「McCallum 5'4" Stand-up Spoon」にワックスアップ。


(画像は前日、車に積み込む前にショップで撮影したもの。)
 パドルの際、浮力はぐっと落ちるが深くスクープされたデッキに身体を包まれた感じでなんとも心地よい。波数の多い中厚いスープの下をダックダイブする際はここまで面が広いのに非常に簡単に沈んでくれるので、先ほどのクアッグ2に比べて本当に驚くほど楽できる感じだ。
 波が急に惚れ上がるせいもあるだろうが、テイクオフ性能も悪くない。そして驚くのがややドロップ気味のテイクオフでも最初からスピードに乗ってくれるうえ、スプーンのコンベックスボトムがスムースにターンに入ってくれるのでスリルは快感へと変わり、前1/3から少しずつ入るシングルコンケーブはテールで深くワイドになるためボトムでのターンやカットバックもフルスピードの中何の違和感も何もなくとてもスムースにできる。なかなか長く走れる波がない中、テイクオフからフルスピードでのボトムターンを楽しみ、ワイドに崩れる波では無理せずそのままスピードに乗ってプルアウト。何がこんなに気持ち良いのか途中で気がついたのだが、薄い厚みと深く入ったデッキ・コンケイブから突っ走るボードの下を流れる水流がダイレクトに足裏に伝わることでよりスピード感と快感が増しているようだ。。。
 
 午前中は途中30分ほどの休憩を入れて約5時間サーフ。
多少後ろ髪をひかれる思いもあるが、十分な満足感と空腹感の中、いったんお昼を食べに帰宅した。。。
 
 
 夕方はオンショアの落ち着いた時間を見計らい近場のポイントへ、。
やはり波数も多めで面も依れている。ただし地形の良い場所を選ぶとムネカタサイズの波がそれなりに規則的にブレイクしているので、こんなコンディションではどうなのか「Stand-up Spoon」で入水。
 波数の多い中でもドルフィンが楽なのでゲティングアウトはやはり楽に感じる。ただしテイクオフ性能に関してはやはり浮力のイメージがややショートボードに近いため朝の印象よりも遅く感じる。。。苦笑
しかし、ピークを見定めテイクオフすれば、オンショアのためフェイスを落ちるような位置からいきなりのマックススピードでボトムを走りぬけ速い波の切り立ったフェイスをチーター気味にディップを狙ったポジションで驚くほど遠くまで突き抜ける。。。驚
 短いラウンドではあったが、このボードの性能を試すには非常に良かっただろう。。。
 
 
 日曜になると海は一気に静かに。
昨夕と同じポイントはオフショアながらサイズが一気にヒザモモに。。。
しかし超小波の中での「Sand-up Spoon」の性能がどうなのかテストするにはちょうど良いと考え入水。
あらためて波待ちしていて気がついたのだが、やはりほかのモデルに比べ身体が海中に多く浸かっているので、浮力的なものはややゆとりあるショートボードというイメージだろう。テイクオフもさすがにこのサイズでは楽々という訳にも行かずもう少し力が欲しいいところだろうか?!乗ってしまえばスピードはあるもののやはり本来の性能を楽しむにはコシ位は最低でも欲しいところだ。。。
 
 次に持ち出すのはもちろん(?!)「McCallum Hand-gun」&「Da Fin」の組み合わせ。
サイズがあればある方が面白いのは分かっているが、こんな日でも楽しめるのがハンド・プレーンを使ったボディーサーフィン。だいぶ慣れてきたので面白さは倍増。海友WD君も初チャレンジしてかなり楽しんでいたようだ。結局この日は2時間ほどこれで楽しませていただいた。。。
 
 最後に軽く「McCallum 5'6" Chub Sub」にてサーフ。
テイクオフも早く、動きも軽いのでこんな日にはこういうボードが楽しいと実感。そして思い出すのはこんな日に一人楽しませていただいた「ニュー・フィッシュ」。これがあれば今日は無敵に違いないだろう。。。
 
 
 
 師走に入り今年も残すところ僅かななか、暖かな日差しと変化ある波でたっぷりとサーフィンを満喫させていただいた。
 所詮自分のレベルでは伝え切れないところも多いだろうが、多少でも自分がサーフィンをしている中で感じたものを、皆様にお伝えすることができ、皆様の何かのヒントになってくれればうれしい限りである。
 これから寒さも一気に強まってくると思うので、お身体に気をつけて年末を乗り越え新たな年を迎えていただきたい。。。
 Love, Peace & Surf!