9/20/2013

McCallum *finished prototype***

 2回に分けてこのブログでも御紹介させていただいたプロトタイプ情報。シェイプド・ブランクの画像ではテールにペンシルでなぞのラインが引かれていた。そしてシングルフィンをグラスオンしたラウンドテールのフレックス部をスクエアーへと大胆にカット仕方と思えば、今度はシングルフィンをカット。結果的に出来上がった完成系のプロトタイプはクワッドになっている。
The finished prototype is crazy. This thing goes insane!!
 But out of respect to Steve Pendarvis this one unfortunately will not go into production. 
Although it was not my original intention as the board evolved the final product on a consumer level is to close to a Pendoflex. 
A completely unique idea is rare in this world and the Pendoflex is about as close as you can get. 
So I’m not about to bite it. 
#respect
photo&comment: from@jmccallum
 そしてここにはジェフのメッセージが綴られている。このボードの素晴らしさと性能のすござを絶賛しながらも、不本意ながらこのプロトタイプは製品化できない無念さも語られている。彼はスティーブ・ペンドービズへのリスペクトをその理由に挙げている。当初思いついたアイデアを形にし試行錯誤した結果完成した最終形が、結果としてあまりにもペンドーフレックスに似てしまったためだが、皆さんもお分かりのとおりジェフ自身こうなるとは全く想像していなかった。完璧な唯一無二のアイデアがいかにレアなのかを実感しながら、既に商品化されているペンドーフレックスでこのボードと同じフィーリングを味わえるとも説明している。これこそまさに「リスペクト」ですね。
 今回のチャレンジは少し残念な結果になってしまったが、こういった経験を積み重ねているからこそ、そこから新しいオリジナルが産まれてくるのだろう。少なくとも自分は今回の彼の試みで何度もワクワクさせてもらったし、生産化されることの無いこのボードを見ているだけでもなんだか楽しい気持ちにさせてもらった。いつかまた凄いモデルを発表してくれそうなジェフ・マッカラムの新たなるチャレンジを想像するだけで、またワクワクしてしまう。。。



9/19/2013

*cotton ball***

 本日は、開店から閉店時間まで沢山の皆様にご来店いただき心より御礼申し上げます。
週末の波はどうだったか。ショートトリップの思い出に残る体験。新しいボードのお話。お気に入りのサーフポイントのお話などなど、皆様と楽しいひとときを共有できとても嬉しいです。しかしながら気が付けば20時30分にして、ブログもHPも全く手つかずの状態。。。お土産に頂いたネギみそせんべいを頂きながら頑張ります。

 フィールズ・オブ・ゴールドの萩野さんから頂き、ショップ前で育てているオーガニック・コットン。夏にたくさんの花を咲かせてくれたので、これから徐々にコットン・ボールが実り、ほんの少しだけ収穫の楽しみを味わうことが出来そうである。こういったオーガニックコットンの綿花作りの楽しさから教えてくださる萩野さんだからこそ、拘り抜いたプロダクツを作り得るのだろう。最近各紙で紹介されている様なのでそちらも後日ご紹介させていただこうと思う。

9/18/2013

Aidentify Wetsuit *New Evolution Custom Model***

 アイデンティファイといえば、ロングボードやオルタナティブのスタイルにジャストフィットするウェットスーツブランドのひとつ。弊店でも数年前から取り扱いをさせていただいていたが、清水氏とのリレーションシップによりこの度ニュー・エボリューション限定モデルを発売することになった。
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 熟考の結果、アイデンティファイらしい大胆でスタイリッシュなカッティングはそのままに、可能な範囲のモディファイをしていただいている。マークもきっとクールなデザインになると思うので、発表できるまで今しばらくお待ちいただきたい。
 ただいま自分サイズでのサンプルをジョシュの来日&シングルフィン・オールスターズに合わせて進めていただいている。まずは通常の秋物フルスーツからスタートし、冬用の起毛セミドライも順次対応可能に。さらに従来のオリジナルウェットでは取り扱わなかったノンジップ仕様(オプション設定)があることや、最新仕様のネックエントリーも対応可能になるので、より快適なウェットを求めるユーザー様には嬉しいコラボ・モデルとなるだろう。
(などと書きながらとてもワクワクしている自分が一番嬉しいのかもしれない。。。)

McCallum *something's going on***

今日も何か新しいものを求めて
ジェフ・マッカラム
挑戦は続いている
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Photos: Stolen from @jmccallum
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シェイプばかりしていては考えつかないこと
シェイプしているだけではトライできないこと
全ての行程を行なって来たからこそ思いつき
即実行できてしまう
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手間と時間ばかり掛かるチャレンジ
煩わしく思うどころか
ワクワクしながら
試行錯誤
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個性的で魅力満載のボード
こんな奴だからこそ
作り上げられるのではないだろうか
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McCallum Surfboards
shaped 
by
Jeff McCallum







9/17/2013

Surfing *Classic Longboard***

 この週末のサーフィンは土日で3ラウンド。土曜の午前中は台風からのうねりが上手く入らず思いの外小さめの波でのサーフィン。夕方は一時うねりが入りだしたかと思える様なサイズアップがあったものの、結局最後はコシ程度に落ち着いてしまった。そして日曜はサイドオンショアの強い中でのサーフィン。Oldenburg 6'10" Egg や Klaus Jones 5'2" Foam Spoon で数本ライディングすることはあったものの、期待どうりのサイズアップに出会えずこちらのボードは性能を体感する様な収穫は無かった。

 全てのコンディションでメインボードになったのは、すっかりお気に入りのOldenburg 9'9" Ugly。


このところ毎週乗り込んでいるこのボードは、長くて重いシングルフィンながら、ノーズ〜フィンの前まで入るシングル・コンケーブとテールキックが軽やかなターンと滑らかな加速をしてくれる。安定したニーパドル、重さを活かしたグライド感満点のターン、クロスステップもステップバックもノーズにステイしている間も、どんな時もライトウェイトのボードには無い心地良さがある。それでいて長いコンケーブはダウンザラインで気持ち良く加速してくれるので、ノーズに行かずボトムターンからアジャストして小さなバレルやホローポイントでヘッド・ディップしてみたりも面白い。もちろん目的次第でEPSなど軽さを活かしたパファポーマンス性の高いボードもスタイリッシュだとは思うが、自分にはやはり重くてクラシカルなテイストがフィットすると実感。以前大好きで夢中になっていたクラッシック・スタイルのロングボードの面白さを本当の意味で思い出させてくれたこのボードに、そしてシェイパーのジョシュに心から感謝している。

クラッシックなロングボードやいわゆるビンテージと呼ばれる60年代のオリジナルボードは、フォームの密度が濃くさらに重いオンスのクロスにふんだんに含まれる樹脂に寄って重くて固いボードになっている。そのためニーパドルをしてもボードのデッキはそう簡単には凹まなく、結果ボードと身体の接点になる両膝と足の甲には車のサスペンションの変わりにタコができてしまう。最近すっかり衰えて寂しげな姿をしていた自分のパドルダコも、今日はちょっと元気を取り戻しているようだ。。。




 最後になりましたが、今回の台風で被害に遭われた方々にはお悔やみを申し上げ
ます。