土曜の午前中はかなり小振りな波の中、McCallum 9'7" Pigと友がトライしたMcCallum 8'1" N.O. で交換しながらのサーフィン。
ピッグは見た目から動かないと思う人が多いようだが、このボードは、テールキック、大き過ぎないDフィンと軽めのウェイトから、とても軽快なフットワークで小波から楽しませてくれる。また、N.O.に試乗した友は自分同様に、全く長さを感じさせないターン性能にかなり驚いた様子だった。自分が7’6”で試作を依頼したがジェフが8’1”でシェイプした事を納得させられたように、彼も7フィート中間くらいでのカスタムをイメージしていたが、結果8フィート台のミドルが良いかもと考えはじめたようである。
そして日曜日。海友からの連絡とおり、早朝は小さめでも短いボードで満足できそうなコンディション。
早速 Klaus Jones 5'8" Keyo Vee-bottom で入水。ロングボーダーがややアウト気味で待つ中、インサイドで綺麗な波が繰り返し割れている。早めのテイクオフから掘れるボトムに降り、ターン後はボトムに砂の見える中、アップ&ダウンで張ったフェイスをカッ飛んでくれる。初回の数本は少々手子摺ったこのボードも既に身体が動きを理解しているので、真ん丸のコンベックスを利用したボトムターンは独特な快感があり、テールエリアの強いヴィーは大きな1本のフレックスフィンを後ろ足で使ったコントロールやリップアクションも楽しませてくれる。ハルの延長戦にある転換期のショートボードらしさを楽しんだり、ハルの進化系としてハルと一緒に楽しんだりするのも面白いだろう。まだ2回しか乗っていないのでこれからも様々なコンディションで試していきたい魅力満点のボードだ。ショップ用のストック分もこのボードの感想を含めクラウスと相談し、彼の思うように大切に作っていただき紹介しようと思うので、お楽しみに。
そして最後は 7'11" Frye F-Simmons。手元に8本程あるスキップの中で、実は7フィート台の違ったモデルが4本ある。ミッドレングスにも奥深さと魅力を感じる自分としては、このレングスは外せないクイーバーだ。今日のボードもツインフィンの魅力を実感できるミッドレングスだと思う。テイクオフこそ恐ろしく早いものではないが、前述のマッカラム N.O. 同様に長さを感じさせない動きの良さがあり、結果掘れ気味の波でもしっかりとしたボトムターンとそこからのスピードの伸びを楽しめる。ミッド・レングスのクアッド・ピッグとしてデビューした マッカラムのN.O. モデルも、実はジェフのツイストでサンディエゴの伝統としてスキップ・フライのDNAを注ぎ込んである訳だから、そこに共通する魅力がある事にも納得できる。そしてこちらの7'11"ではスプリット・テール、狭いベースとハイトのあるツイン・フィン、そしてチャンネルのようなコンケーブが兼ね備わったスキップらしい魅力がふんだんに楽しめる一本である。
どんなボードもいろいろなコンディションで何度も何度も楽しむことで、じっくりとそのボードの良さを引き出しそして調和し、その乗り味とその相棒との最高の一本を心に大切に刻んでいきたい。。。
Love, Peace & Surf***