2/08/2013

classic***

 サーフィン史に興味を持ちその歴史を調べていくうちに、転換期の急激なボード形状の変化に面白さを感じ、その一辺を手にして乗ってみたかった。自分が興味を持ち出した事はまだまだトランジションのボードに価値が出ていなかったため、思いの外安価で手に入れる事が出来たため、気が付けば少しずつその量が増えていってしまった。サーフTシャツ、アロハシャツ、ハワイアン・アンティークなども同様である。まあ何が専門と言えばやはりサーフボードの変化については古いサーフマガジンや洋書など資料も多いので、ビンテージボードと共に掘り下げて調べたりしたものである。ショップで特別なブランドを取り扱う以前は、70年代のシングルフィンなどはかなりたくさん乗って楽しんでいた記憶がある。(もちろん実際にその歴史を経験してきた諸先輩方も多く、そういった方々からも多くの事を学ばせていただいている。そしてそんな方々にはもちろん敵わない。。。リスペクトとあるのみだ)
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 そしてオールド・スケートに付いてもその変化を知るのが面白くて少しだが集めたりしていた。スケーターではないので性能などは分からないが、ウィールやデッキの素材の変化、形状の変化か同様、時代背景に合わせたそのデザイン性が素晴らしい。
 せっかく何かの出会いがあって手に入れてきたコレクションなので、デザインなど何かのヒントにしたり、ショップに展示して活躍してもらっている。どんなものであっても大切な物なら時を経て価値が無くなるのではなく、時と共に味わいというものが増し、いわゆるビンテージのように価値が上がってくれるのが一番ではないだろうか。こういった物の価値というのは決して値段だけではなく、時には自分自身の心の中で大切の思える事なのかもしれない。。。

2/07/2013

from Captain Fin *Jeff McCallum series***

 カリフォルニア、オーシャンサイドを拠点とし、名だたるサーファーやシェイパーとのコラボレーション・モデルをラインナップするキャプテン・フィン。

 そんなキャプテンフィンからジェフ・マッカラム・モデルとして最初にリリースされたのが9インチのフレックス・フィン。積層されたボランクロスの淡いシーグリーンが美しいこのフィンは、流れる様なシンプルなラインから発売当初から人気モデルだったそうだが、たしかにさまさまなボードに合わせて楽しむことが出来るだろう。マッカラムでもミッドレングスのティアードロップやトラッカーなどにはグラスオンに使用する事があったり、シングルフィンのロングボードでもフレックスの聞いた乗り味でピボット系などとの違いを味わえそうではないだろうか。もちろんハルも間違い無しなので、是非トライしていただきたい。

 そしてこの冬、次に発売されたのがツイン・フィン。程よいベースと十分にとられたレイク、そしてベースのカットによりキールの良さを残しながらもスレックスによるドライブもしっかりと得られそうなデザインである。マッカラムなら対応出来るモデルはたくさんあるが、フィッシュ系でもちょっと違った乗り味が楽しめそうだ。次回入荷予定の新モデル「L.Y.D.」はあえてフーチャー仕様にしてこのフィンをセットにすることになっているので、そちらもお楽しみに。
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  そしてこちらは待ちこがれているクアッド・モデル。通常のクアッドに比べかなり大きいサイズなので、トリップ用などオンフィンでない場合のフィン・セレクトがとても難しかった。このフィンがあればオンフィンと同じようにルースさとドライブを兼ね備えたマッカラムの乗り味を満喫できる。大きさが違うので、他のブランドのボードであってもいつもとちょっと違う感覚を味わえると思うので、ご興味ある方は是非お試しください。このフィンの発売は、今年の晩夏以降の予定だそうなので、待ちきれない方はご予約ください(既にいくつかのご予約をいただいております。)




2/06/2013

Flexible L*7***

 マッカラムの次回入荷は、今朝のカーゴ会社からの連絡で来週中頃に確定した。また、ただいまラミネイトが進行している特別枠のボードも今月中に入荷予定となっている。
stolen from jmccallum***
 前回の入荷でプトロタイプのフレックスL*7が入荷しているが、今回の入荷分ではテール形状を変更し、よりフレキシブルな形状になっているのがお分かりいただけるだろう。肩の状態が思わしくないのだが、1本は自分がテストライドする予定となっており、もう一本は千葉のボンズさんにストックボードとして入荷予定。どちらになるかは入荷後のお楽しみということで。

2/05/2013

Josh Oldenburg***

 サーフィンの文化を語る上でハワイ同様に外す事の出来ない歴史ある都市、サンディエゴ。レジェンドと言われるシェイパーも多く、歴史あるサーフ・インダストリーでは同じくレジェンドと呼ばせていただきたいボードビルディング・スタッフも多く存在する。こういった環境の中で次の世代へとシェイパーとしてのスタイルやボードビルディングのための技術が受け継がれていく。ジョシュ・オルデンバーグもこういった環境の中で多くを学び、今一人のボードビルダーとして100%ハンド・メイドのサーフボードを世に送り出している。
 彼については春の訪れに合わせて、もう少し詳しく知っていただける機会が訪れると思うので楽しみにしていただきたい。そして毎年5月に行われるイベントに合わせて初来日も予定している。きっとスタイリッシュなサーフィンや繊細なシェイピングを御紹介したり、皆さんと触れ合ったりする機会が設けられるのではないかと、自分も楽しみながら準備を進めるつもりだ。今はまだひっそりとショップに置かれているジョシュ・オルデンバーグのサーフボード達。ラインの滑らかさやグラスワークから綺麗なボードという印象があり、その乗り味もスムースな事が良く変わる。ハンドシェイプに拘り、マッカラムのファクトリーで日々忙しく働くジョシュ。今年日本向けにシェイプするサーフボードの生産本数は月間2本と非常に少なく、人気が出てしまってからでは欲しくてもボードが手に入らないという事もあるかもしれない。

2/04/2013

lucky weekend***

 この週末は日曜朝の1ラウンドのみのサーフィン。ただし前日の予報からお気に入りのピークにうねりがヒットしそうな予感でワクワクしながら海へ向かった。
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 McCallum 6'9" L*7 を片手に小走りで入水。肩の怪我が長引いておりパドルが厳しい中でもこのボードのお陰で楽にテイクオフでき、早くてなかなか抜けきれない波が多い中、ボードのスピードと動きの軽さで本数ロングライドを楽しめる。ボトム&トップターン、アップ&ダウン、チーターファイブ、そしてカットバック。様々な動きを織り交ぜてこのボードの楽しさを実感出来た。ちょうど今日 6'10&1/2" の L*7 を初乗りした海友もこのボードのテイクオフ&スピードにかなり魅せられていたようである。
 途中どうしても短めのボードに乗りたい衝動に駆られ Oldenburg 5'8" Essex に取り替えた。久しぶりな事とミッドレングスからの乗り換えという事もありとても動き易く、最初の一本でロングライドしたときは最初のうち身体が付いていかない程だった。もっと乗り込みたい気持ちで一杯ではあったが、肩への負担は想像以上でまだ短めのボードに乗るのは難しい事を再確認させられた。
 本当に満足感で一杯のサーフィンではあったが、レイト気味のテイクオフ時にライン状に見えた海友に一瞬気を取られ、ボトムターンで思いっきり縦に巻かれたり、ボードを上に上げるタイミングをつかみきれず崩れた波で思いっきり足払いを食らったり、しっかりとワイプアウトも何度か満喫。そして上がってボードを見てみるとフィンはザックリと傷跡があり、頭がヒットしたテールエンドには薄らとクラックが見える気がする。。。
 いずれにしてもかなり良い週末だった。