2/01/2013

McCallum *We'll stop to get the custom orders for a while***

 このところ連日マッカラムのカスタムオーダーをいただいております。非常に有り難い事ではありますが、既に7月のカスタムオーダー・シェイプ枠も後1本となり納期が大幅に伸びてしまっております。誠に勝手なお願いではありますが、半年待ちの状態になりましたところで一旦オーダーの受付をストップし、納期調整に入りたいと考えております。イメージしたボードを心待ちにしていただける期間を考えますと、常にオーダーをお受けし納期があまりにも長期になる事が果たしてオーダーしていただけるお客様のために良い事なのかどうか、疑問に思う次第であります。もちろん何が何でもオーダーしたいという方のオーダーを100%お断りする事は致しかねますが、お客様の事を第一に考えての対応ですので、ご理解いただければ嬉しいです。
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 出来る限りストックボードを確保しその中から選べる環境を確保する必要性をベースに、それを見ることでカスタムオーダーのイメージを膨らませていただきたい事、更に常に新しい何かを求め進化し細分化し続けるマッカラムの新モデルを世に送り出す事など、ストック枠も当然必要なため、ストックボードも少しずつではありますがしっかりと確保し各販売店様も含めショップにて皆様に御紹介していきたいと思います。





1/31/2013

Brixton***

 スケーター、ミュージシャンに続き、今やサーファーの間でも注目されているカリフォルニアのハット&クロージング・ブランド「Brixton」。ジェフ・マッカラムもブリクストンからサポートを受けるメンバーの一人だ。ブリクストンのオーナーはバイク、音楽、スケートとともにサーフィンを愛するサーファーでもあり、今マッカラムのボードが大のお気に入りとなっている。
 昨年12月、ちょうど自分がカリフォルニアに行っているとき、完成したてのデビット達のボードをオーシャンサイドまで持っていった。画像の中で彼が撮影しているボードの画像は、当時のブリクストンのブログやインスタグラムにアップされているので、良かったら!!!!!!!ココをクリック!!!!!!!してチェックしてみていただきたい。実は1年前にもブリクストンのオフィスに訪れているのだが、いつの間にか大きなオフィス&倉庫に移ったようなので、デビットにツアーをしてもらい、帰りにハンチング、ビーニーやベルトなどしっかりとお土産をいただいてしまった。。。


1/30/2013

one of the best laminator in San Diego***

 かつてはボード・ビルディングの全ての行程を自ら行なっていたジェフ・マッカラム。現在では自らマッカラム・サーフボーズとしてサーフボード・ファクトリーをサンディエゴに構えている。そして各パートにスキルが高く仕事に対して責任感の高いスタッフを揃え、今や早朝から夜遅くまで忙しく稼働しているサンディエゴで最も多忙な工場になっている。
 ジェフがラミネータートして絶大な信頼を置くのが、アレックス・ビララボス。かつてはジョエル・チューダー・ブランドで複雑な組み合わせや綺麗なアブストラクトを表現していたので、皆さんも何処かで彼がラミネートしたボードを目にしたり乗ったりしていたかもしれない。彼の色出しは絶妙であり、ラミネートのための技術もベストとも言われている。自分の様な物が眺めていても、色出しからラミネート、そして次のボードへの移行と、その手際の良さがとても良く分かる。
 オンリーワンである事。これはハンドメイドのひとつの魅力だろう。ジェフのシェイプはもちろんだが、アレックスの色出しも常にオンリーワンであり、全く同じシェイプや全く同じ色というのはあり得ない。ショップでは自分の好みを良く知ったジェフとアレックスの感性にカラーを任せ、結果として毎回良いカラーリングのボードが入荷している。カスタムオーダーについても弊店ではこんなニュアンスでとかこんなイメージでという抽象的な指定をお勧めし、お客様に出来上がりを楽しみにしていただく事が多い。フォームにエアブラシなどで着色するのであれば、かなり指定に近い色が出せると思うが、これではレジンカラーの様な深みのある色合いなどが表現出来ないため、マッカラムの工場にはエアブラシの装備は無い。そしてレジンカラーは強烈な臭いや限られた時間の中でカラーを調合し、毎回世界にたったひとつの美しいボードが完成するのである。
 

1/29/2013

from Jeff *new design***

 日本の限定モデルとして人気を頂いているL*7。カリフォルニアでもジェフの恩師、友人やプロサーファーなどから特別枠でのオーダーが続いたりしている。先日新しくテールの両サイドがフレックスするフレックステール・L*7のプロトタイプが入荷した。自分はこのシェイプが結構気に入っているのだが、次回入荷予定のボードはテール形状がラウンドになり、よりフレックスする様なデザインに変更されている。
 ただし、このフレックスを持つボード(フレックス・エッグも含む)は通常よりも作業工程がかなり多くなってしまうため、一度に何本も作る事が出来ず生産効率を悪くしてしまっているようだ。結果として今後はリミテッド・エディションとして特別限定枠での生産となる事が決まった。カスタムオーダーに付いても通常の1、2倍程の納期でご検討いただきたい。
 こちらも今日出来立てのニューモデル。さてさてどのように仕上がって来るのか、お楽しみにどうぞ。

1/28/2013

super square (chou shikaku)***

 いわゆるスクエアーボードも最近はだいぶたくさんのシェイパーが手掛けるようになってきた。きちんとしたサーフボードとしてこの形をモデル化したのはマッカラム。そして彼のボードの特徴と言えば「超四角」であること。カットオフしたノーズを持つシモンズ系のボードでよく見るのは、やや小さめのスクエアーノーズにワイドなスクエアーテールなどのデザイン。マッカラムのボードはノーズ&テールの幅を出来るだけイーブンに近づける事にも重点を置いてデザインされている。
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  5’2”&5’5”のL*7に乗り、このボードの魅力はしっかりと理解していた(当初良いコンディションに恵まれず良い思いをしたのは結構後だった気もする。。。)が、ミッドレングスは入荷するとボードがすぐにソールドになってしまい、乗りたくとも乗るチャンスが全く無かった。昨年末のトリップでタイミング良くジェフの知人のユーズドを手に入れる事が出来たため、いよいよこの週末海に持ち込み、昨日の早朝まだ風が吹きはじめる前にこのボードの面白さをたっぷりと味わう事が出来た。ゆとりのテイクオフ。ボリュームはあってもクアッドなので動きは軽めでスムース。スウィーピング(アップ&ダウン)で感じるスピードの伸びは気持ち良く、気分次第でダウン・ザ・ラインはチーターファイブでも楽しめる。ロングボーダーのセカンドボードに大人気なのも納得できる、サーフィンがもっと楽しくなりそうなミッドレンジ L*7である。