フィッシュ。サンディエゴの伝統的デザインのひとつ。歴史的ストーリーがあり、今では世界中にフィッシュが認知され、サーフボードのひとつの形として確立した。ご当地サンディエゴではショートレングスからミッドレングスはもちろんのこと、フィッシュテールのグライダーなど11フィート近いものも普通に乗られている。日本では何となく一時の流行として過去のもの的な考えを持つ方も多いと思うが、自分は一過性のものではなくひとつのモデルとしてずっと大切に乗って行きたいと思う。
自分のポリシーはどんなボードでも、頑張って働き得たお金を払い自分自身のボードとする事で、そのボードを大切にする気持ちを持ち、いろいろなコンディションで乗ってみる事でそのボードの求めるものを理解し、それを皆さんとシェアして行くというものである。こんな考えが弊店のベースになっているからこそ、自分が大好きなディープでマニアックなボードを厳選し、1本1本を大切に皆さんに御紹介させていただき、そのボードを所有する喜びを共に味わう事が出来るのだろう。
今までに232本(今日現在)のボードを個人で所有し、ビンテージの一部を除き60年代、70年代から今に至るいろいろなボードに乗って楽しんできた。そんな中にはフィッシュ系のボードも様々なものがあり、ストーリーに合わせ自分なりに乗り味を堪能してきている。
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Steve Lis 6'0" Origin of Fish*** |
フィッシュ生みの親、スティーブ・リズ。現在3本所有しており、画像のショップに展示しているもの以外のツインキール&クアッドにはもちろんワックスが乗っている。
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Skip Frye 6'0" Frye Fish*** |
こちらも歴史的ストーリーを考えても乗って行きたいボードだろう。フィッシュ系のテールでは他にも6’9”(既に手放してしまった)、7’6”、7’11”&8’11”のものがあり、7’6”以外はもちろんワックスが乗っている。
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Chris Christenson 6'0" Twin Keel*** |
フィッシュの面白さを教えてくれたクリスのフィッシュ。クアッドやアシメトリーなものなど4、5本クリスのフィッシュに乗ってきたが、今所有しているのは友人から譲り受けたゲファード・ハンド・フォイルのキールがついたシンプルなものだ。
いよいよ今月26日(土)にフィッシュ・フライ・ジャパンが開催される。例年どおり弊店も出店予定だが、今年はまた新たなスタイルでお気に入りのボードを仲間みんなで展示させていただきながら、オルデンバーグやマッカラムの試乗ボードも数本準備予定なので、ご興味ある方は是非遊びにいらして下さい。今年はカリフォルニアなどから沢山のゲストも来る様なので、自分も楽しみで今からワクワクしている。ブルー・スタッフの皆さん、ジャックの皆さん、そして静波ローカルの皆様、今年もよろしくお願いします。
fish, fish, fish***