今週は連休をいただき初日は春秋恒例となっている表妙義ソロ縦走をしてきました。前日の夜から妙義入りし道の駅の端でカーキャンプ。翌朝今晩お世話になる東雲館に車を止めさせて頂き、朝焼けの中、妙義神社からスタート。神社で安全登山を祈願し一気に登り込んでいきます。
神聖な奥の院。
脇からの鎖場は直立30mに4本の鎖がかかります。
今回は特にフットホールドをうまく使うことに重点を置き
鎖は余程でなければ片手を添える程度に
高度感満点のビビリ岩
最初来た時はスリルを感じた気がしますが、
今回はゆとりを持ってホールドを使いスムースに通過
さほど難しくない鎖ですが
長さはトータル50m
奇石の不思議な山ですね
天狗岩
6時半に東雲館を出発し、焦らず一歩一歩丁寧に落石に注意し歩いてちょうど2時間半。表妙義最高峰、相馬山に到着。ここで20分ほどおにぎり一個とお湯で軽い食事休憩。ここから下るとバラ尾根を小一時間ほど前進しますが、痩せ尾根なので気を許すことができる場所は多くありません。そして鷹戻しからいよいよ第二ステージ。
相馬山から眺めるバラ尾根とその先に金洞山
鷹戻し
写真の中央下のバラ尾根から壁面にたどり着くと
崖を60m真上へ一気に上がります。
ハンドホールドが少なく、最低でも片手は鎖に頼りテンポよくクライムアップ。
いつきても緊張する場所です
事故多発の警告看板
経験とスキルが備わってこその安全登山です。好奇心では行かないでくださいね。
鷹戻しの最後
登りきった最後のトラバースから来た道をパシャリ。
高度感がわかりますね
ルンゼを下る2名のパーティー
小さなピークそれぞれに人がいますね。
左のピークにいてもそれほど高度感かんじませんが、
実際には断崖絶壁の淵ですね
そして最後は中の嶽神社まで下り無事下山。途中数回の休憩合計40分ほど取り、13時5分、6時間35分でゴール。緊張感は必要な山ですが、高度差が少ないためか余力たっぷり。焦らず落石を起こさない様マイペースで歩みましたが、今までで最速。これも日々の体幹と脚ベースのトレーニングや山行の数を重ねて来た成果でしょう。今回のテーマだった鎖に頼りすぎず、特にフットホールドをしっかりと使うこともできた気がします。次回はさらにハンド&フットホールドをより効率よく使うことができるよう手首の故障再発が治ったらボルダリングも再開したいと思っています。明日は裏妙義で青山ガイドとマルチピッチ。ガイドと宿の親父さんと夜は一杯やりたいと思います。
中の嶽神社前駐車場から見上げる金洞山