10/28/2017

Kai-Komagatake *Route to the Peak of the Acient Mountain Worship***

 ご興味のない方はスルーしてくださいね。時間があるようでしたら写真だけでも気分転換にどうぞご覧ください。


 甲斐駒ケ岳は1816年に開山されたといわれる古くから信仰の対象となる霊山です。今回の登山道は黒戸尾根といわれる修験道のための歴史ある道になります。登山口には駒ケ岳神社前宮がありますが、本院は山頂に鎮座。つまり本院へ参拝するためには黒戸尾根を登る必要があるということになります。そしてこの登山道、実は日本三大急登と言われており、770mの登山口から2967mの山頂までの標高差は約2200m、距離も8kmほどあるので、危険箇所は少ないものの(*1)しっかりと山に登ることができる身体が必要な道というわけですね。

*1)登山道が鎖や梯子でしっかりと整備していただいておるおがげですね。またクライミングや岩稜の経験の有無により難易度は変わります。


特急スーパーあずさ1号の車窓より望む甲斐駒ケ岳


尾白川渓谷にある竹宇駒ケ岳神社より山行開始

 今回は車で来るか悩みましたが、山頂の雪の状態や膝の状態により下山道を選べる選択肢もあるので電車を利用することに。7時新宿発のあずさ1号に乗り、小淵沢駅で下車後タクシーで尾白川渓谷にある登山口に到着。9時20分、登山届けを登山ポストに提出し、神社で安全登山を祈願して出発します。
 神社脇の吊り橋を渡ると樹林帯の尾根道をひたすら登りますが、どの山へ行っても長い樹林帯の退屈とも思える登りこみは、自分たちの生きる下界から神聖な山へ脚を踏み入れるため必要な儀式ではないかと思うようになりました。身体が登りに馴染むまでのこの2時間程度の登りだしは、いつも一番きついところです。



2時間少々登った付近から望むまだ遠い山頂
(中央右の冠雪のあるピークです)

 登りだして2時間弱で笹ノ平といわれるもう一つの駒ケ岳神社からの登山道と合流する地点に到着。想定よりも汗が多かったのは前日までの不摂生のためでしょう。ここで15分ほど休憩し早めの昼食を頂くことに。休憩中に歩荷の方が通過。おそらく七丈小屋の前の主人でしょう。登山道の整備が行きわたっているのもこの方のおかげです。感謝。



刃渡

ひたすら登ります

仙丈ヶ岳と左に小さく富士山

刀利天狗

 休憩後は身体が清められ山に馴染んできたらしく、一歩一歩しっかりと大臀筋に乗ることを意識し、脚を正しくより効率よく使える意識を保ちつつ、良いペースで黙々と登り込みます。刃渡といわれる痩せ尾根の箇所を通過し、2049mの刀利天狗を13時16分に通過。

日陰には少し雪が残ってます

五丈石

 黒戸山を巻いてこの登山道で唯一緩やかな道を進みわずかに下ると丁度14時に五丈石のある五合目の鞍部付近に到着。ここまで4時間24分。ここまでコースタイム5時間半のところを急がず細かく止まらず自分の理想のリズムでここまで登り、休憩を除けば4時間をわずかに切るペースは好感触。ここまでに出会った人は5名程度と静かな山行ですが、ここで丁度登り休憩中のソロの方とご一緒させていただき、日溜まりの中いろいろと情報交換。ここからはコースタイムで70分程度なので結局30分弱、栄養補給などをしながら会話を楽しみ、七丈小屋目指し最後の梯子と鎖のセクションを進みます。

五合目小屋跡付近

ここから梯子と鎖が多くなります

橋と梯子


石塔

法剣



積雪期は結構ハードになりそうな箇所

七丈小屋に到着

 15時15分、無事小屋に到着。平日なので小屋はガラガラかと思いきや第一小屋30人定員のところ今日は24名程度とかなり混雑。やはりパタゴニアのアンバサダーをされている花谷さんが今年春から経営をされるようになったからでしょうか。今日は丁度前の管理人さんも入らっしゃるので、豪華フルキャストという感じ。夕食の際は途中ご一緒したYDさん、ソロの女性や山の大先輩と一杯やりながら話が盛り上がります。大先輩の山行歴もかなりのものでしたが、一番驚いたのはこの方の実弟が実は前七丈小屋のご主人ということ。最後には無口で有名な前オーナーさんとも貴重な会話を楽しませていただきました。そして外にある水場で満天の星空を見上げながら歯を磨くと、20時の消灯に合わせて電気も自分自身もスイッチが瞬時にオフ切り替わりました。



10/25/2017

Used Boards Price Down Info * YU, CI, Hamm!!!!!!!SOLD!o & Simons Anderson***

YU Lightning Bolt
9'1"

お値下げ後特価 70,000円(税込み、フィン付き)

CI
Average Joe
5'3"

新品がこのプライスに!
60,000円(税込み、フィン無し)


Hammo
5'3"
Mini

お値下げ後特価 45,000円(税込み、フィンなし)


Simon Anderson
5'11"
Dead Kipper

お値下げ後特価 20,000円(税込み、フィンなし)
!!!!!!!SOLD!!!!!!!


10/24/2017

2017/2018 Winter Original Wetsuit * Chest Zip & Back Zip***



New Evolution Original Wetsuit
2017/2018 Winter
*
5*3mm Chest Zip Semi Dry
Inner Neck
Air Heat




52,500yen + Tax
(Full Order +7,000yen+Tax)





5*3mm Back Zip Semi Dry
Inner Neck
Air Heat

48,000yen + Tax
(Full Order +7,000yen+Tax)



 ウェットスーツも色々と他もしてみておりますが、冬用で昨年ヘビーユースしていたのはオリジナルのバックジップ(インナーネック付き)とアイデンティファイのムスケット、それからアイデンティ大とのコラベモデル(バックジップ&インナーネック)です。
 過去にノンジップタイプ、ドライスーツなども試してみたのですが、自分の入るエリアの水温、サーフィン後はそのまま車でお風呂へ直行など環境を考えるとまずドライスーツまでの保温が必要ではなく、さらにブーツ付きの脱着の手間、また手袋をする機会があまりないのに手首の二重構造があるためこちらも脱着が面倒。(もちろん極寒エリアの方々はこの仕様があるからこそ冬も快適にサーフィン出来るので価値は大きいですが)ノンジップは方の悪い自分には脱ぐ際に肘を抜くまで一苦労。
 結局インナーネックのバックジップが一番使いやすく思っていたところ、ネックエントリーのストレスフリーの快適さに魅せられ、脱ぐ際に肩肘を抜きその次の肘を抜く際だけチョットストレスを感じますが、慣れるとそこは本当に僅かなことという印象。ただし、途中でもよおした際は結構面倒でしょう。。。

 そして今期新作として取り入れたチェスト・ジップ。過去のノンジップとどう違うかというと、肩口の開きが全く異次元。着る際は肩口が広く開くのですんなりと切ることができ、前から後ろインナーネックを被り肩周りを整えたら、後ろからアウターネックを被り前でジッパーをして完了。ダブルネック&首がしっかりフィットなので冬の冷たい波で巻かれた時の浸水もミニマムで済みそうですね。

 そして脱ぎ際は
まずジッパーを解放




アウターネックを後ろへ外し


インナーネックを外します


そして肩を開いてあとは他のウェット同様に脱ぐだけ

 テストしたのは自分用にフルオーダーしたものなので、今期はこれも含めてローテーションしていきたいと思います。また、今期はアイデンティファイも進化しているので後日説明させていただきますね。是非、ウェット購入の参考にしてください。




Today's Used Info. * McCallum, Oldenburg, Travis & 2 Al Merrick***

McCallum
5'9"
Single Fin

使用回数1回
(マッカラムのクワッドを2本メインで乗っているので、シングルは合わずに放出)
フットマークごく浅い物数個
保管時にできた問題のない引っかき傷
ほぼ新品の印象
販売価格125,000円
(税込、フィン無し)


Oldenburg
7'7"
Simmons

割とレールまでボリューミーなシェイプ
使用回数は数回
ライトウェイトな方だったためフットマークはない感じです
(面の歪み程度)
ボトム中心付近にヒビの伴わない凹みが一個
新品に近いコンディションでしょう
販売価格125,000円
(税込)


Travis Reynolds
6'8"
Mini Glider

使用回数1回程度
フットマーク浅い物数個
レールにボディーがヒットしたようなシワ&ヒビ
(爪のかからない程度でしょうか)
デッキのテールよりはパッドが貼ってあったため
キック部にわずかに変色した箇所があります
結果一番凹みが目立つテール部の面は綺麗です
118,000円
(税込、フィン付き)


 Al Merrick
5'8"
Dumpstar Diver



使用回数1、2回
わずかにフットマークや影響のないスクラッチ、小さなアタリがあります
このモデル初期のUS物で、
専用のマークがまだなく手書きでモデル名が入るレアもの
全体にまだかなり綺麗な極上コンディション
(ワックスアップして1ラウンド使えば、
新品で買ったものに乗ったのと同じと思える程度でしょうか)
販売価格50,000
(税込、フィン無し)


Al Merrick
5'6"
Fishcuit


使用したぶんの浅めのフットマークが入っております
ボトムにも日々を伴わない小さな凹みが見受けられます
使用感や色焼けはわずかにありますが、
まだまだこれから長く楽しめそうな上物コンディションでしょう
最近のフィッシュ・ブーム再燃の流れに乗ってみませんか
販売価格40,000円
(税込、フィンセット付き)

10/23/2017

Surfing Week Day 4 * Dh Keel Fish***

 昨日金曜日の夕方まで、既に三日連続5ラウンドサーフィンをさせていただいているため満足感はあるものの、土曜の波が良くなるのは間違いないので、結局土曜の朝もサーフィンをしてから東京に戻ることに。サイズアップを期待して今日は Mitsven 5'11" DH Keel を一本だけ積み込み海へ向かいます。



 予想通りの波ですが、さすが週末だけありピークには既にたくさんの人。ポイントパニックまでではないものの昨日までに楽しませていただいているので、今日は隣のピークへ。当初狙ったピークはセットを全てロングボードの方が乗ってしまうため、若干苦戦。しばらくして潮が動いたこともありいつものピークが良くなってきたのでそちらへ移動。こちらは混雑していてもみんな知った顔ばかり。サイズこそさほどではないものの波質が良いため気持ち良いターンを繰り返したり、ボッコリと惚れ上がるピークからパンパンに張ったラインを駆け抜けてからのマニューバーなど色々と楽しませてもらいました。時折入る大きめのセットも数本ゲットでき、ミツベンの素直なスピードとDHキールの驚くほどのターン性能にストーク。以前少し乗らせていただいたミツベンの通常のツインキールとの違いにとにかくビックリしました。


 DHことデレク・ハインド・テールは通常のオリジナル・ツインキールに比べテールより1/4によりカーブを持たせテールエンドも1インチ程度ナローに。またフィンのセッティング自体がオリジナルと違うため、マニューバー性が格段に上がっております。いままで何百本ものサーフボードを所有し色々と探りながら、ジェフやボブ、更にジョシュとも色々とボード談義をさせていただいてきたので、見れば乗り味の想像がつくものが多く、このボードもしっかり違いを理解していたものの、実は乗るのは今回が初めて。そしてその違いを体感しサプライズです。


 自分の所有するスキップ・フライの6’0” ツインキールには平行にすごくワイドなベースのキールが付いております。そして、このボードでもかなり良い思いをした記憶があります。特に印象的だったのはボトムターンの気持ち良いドライブとレールが波にフィットした時のスピード。そしてトップターンでは思いっきり体幹に力を入れて返す必要があったことです。そしてミツベンのツインキールでは、フィンは確かG3(このDHについているフィン)ではなくテールのストレートなものだったと思いますが、DHに比べテールからやや距離があり、角度もパラレルとDHの間という感じなので、ボトムターンのドライブやスピードの印象が強いもののトップターンはワイドベースのフライに比べそれほど気にせず返せる感じで、このボードに乗った際はさすが匠ボブだけあり、かなり扱いやすく素直なツインキールになっているととても好印象でした。(2本乗ったミツベンのツインキールでも先に乗ったアガベはややフライ・ライクなシェイプだった気がしております。)そして今回のDHキールでは、本当にターン性能の違いを実感。程よいセットの波でのクローズセクションで自分にしては割と角度のあるリップ・アクションをしたのですが、まるでボードが意志を持って勝手に返ってくれるように何度もメイクできてしまいました。なんだかちょっといつもよりうまくなった気分。もちろんオリジナル・ベースのツインキールもフィッシュらしさが詰まっており魅力満載ですので、好みに合わせて選べますね。そろそろ時間一杯。鎌倉で1日、そして南房総で3日間、たっぷり楽しませていただいた良い波に感謝。