7/15/2009

17th/May/2009 Ventura-Lucadia

早朝。
すっきりと目を覚ますために熱いシャワーを浴びると、フロント奥にあるブレックファースト・コーナーで朝食を頂くことにしよう。
ヨーグルトとグレープフルーツジュース、そしてコーヒーを2杯、窓越しに曇り空を眺めながらひとりのんびりと楽しんだ。

食事を済ませ立ち上がろうとしたときやってきたNaoから昨晩の様子を聞かせてもらいながら、今度はベーグルにクリームチーズを塗って3杯目のコーヒーと共に頂いた。
いろいろと新しい出会いがあり楽しかったようだが、帰りは想像した通り日付が替わってしばらくしてからだったようなので、先に戻って正解だったようだ。。。



今日のイベント会場はオープンから来場者がかなり多く、マニのブースも人が絶えずとてもぎわっている。 マニは忙しそうにボードの説明をpcで動画などを織り交ぜてひとりひとり丁寧に行っている。

アンドレイニ氏のハンドシェイプは、長年の経験から落ち着きがあり一つ一つの動作が的確で無駄のないとてもスムースなものだ。 何よりも人柄と同じくフォームをシェイプしていく姿やその扱いが非常に丁寧でなぜだかとてもやさしいイメージだった。。。

ジェリー・ロペス氏も別のブースでシェイプを披露していたので、黒山の人だかりから隙間からちらっとだけ拝見。
シェイプ時間がやけに短いと思ったらプレ・シェイプされていたらしい。
スーパースターでカリスマ、いやいや間違いなくサーフィンの神様のひとりなので多忙の中時間を割いて下さったに違いないしょうがないのだろう。
まだラインナップのないパタゴニアのブースでしっかり著書を購入しサインと記念写真を頂いてきた。
もちろん彼は自分にとっても特別な人である。。。

ハル・オールスターズやザモラのブースも大盛況。
ファインラインのブライアンには展示品の中からチョイスして数本を確保できたのだが、ちょうど日本のグライド誌が取材&撮影をするらしく、帰国前日に彼の自宅でピックアップできるよう段取りをしてくれた。 そしてブライアンがちょうど台に平置きしてあった古いリドルを使い、ジョーズ・ボードと彼のワイルド・シングとのボトムシェイプの違いを説明してくれたのがうれしかった。。。


夕方になると各ブースが撤収にかかりはじめる。 マンダラのブースもマニのペースを崩さないようにみんなで手伝い、大切なボードやディスプレイされていたアートを1時間ほどできれいに片付けマニの車に運び込んだ。
2日間、素晴らしい面々がサーフボードを展示したセィクリッド・クラフトもあっという間に終わり、スタッフ用パーキングに並んだ車たちはそれぞれのホームタウンへ向かい順序良く姿を消していった。。。



ベンチュラからマニの家があるサンディエゴへ向かうには、もちろんフリーウェイを使いロスを抜けていかなければならない。
日曜、夕方のフリーウェイ。
相当な渋滞を覚悟しておいた方がよいだろう。。。

フリーウェイに乗って間もなく予想通りの渋滞。
マニの判断で最寄りの出口でいったんフリーウェイを降り、ジャパニーズ・レストランを探し食事をすることにしよう。 たどり着いたレストランでゆっくりとお寿司やお刺身をいただき、しっかりと時間をずらしてだら再出発。

これくらいの時間で渋滞が解消しているか少々疑問だったものの、フリーウェイは意外やさほどの渋滞もなく速やかに流れている。。。
カープールもうまく使いながら、LAX周辺も問題なくスムースに通り抜けてゆく。
途中リラックスできるトールロードをチョイスするも霧のためゲートの案内板が微妙で少々冷や汗。。。
しかしもちろん用心しすぎただけでゲートで支払いを済ませ無事通過。。。笑

途中給油のためにサンクレメンテで再度フリーウェイから降り、ここでドライバーもNaoにチェンジ。
車をお腹一杯にした後、自分達のためにもキンキンに冷えたテカテ&ジャンク・フードをたっぷり仕入れ再出発だ。


まだ日付が変わるまで軽く飲んで楽しめる程度の時間に一足お先にマニの家に到着。
マニはエリカを自宅に送り届け、知人に預けておいた愛犬ゾイをピックアップしてから帰宅。
以前彼の家にお邪魔させていただいたときは、まだ契約した翌日で家財道具もない状態だったのだが、今はマニらしいセンス良いくつろげる居住空間になっている。。。
マニからNaoにサプライズのプレゼント、アークテール・ハルを、そしてデッキ面にあるまだ製作途中のマニのアートワークを眺めながら、1時間ほどテカテを楽しんだ。

明日こそ朝一のサーフィンを楽しめると期待しつつ、Noa,マニ&ゾイお休みの挨拶を交わし、リビングの寝床に吸い込まれるように横になった。。。

7/13/2009

July/11th&12th/2009 *surfing*

 7月11日(土)
 朝一のサイズある波から、落ち着いて小さめの波まで午前中は6時間ほどたっぷりサーフィン。
まずは「Ian Zamora Shape  7'2" Alaia」にて入水。
たくさんの方たちからアライヤの情報をいただいていたので、予想と覚悟とおりのゲティングのハードさ加減だが、ピークがほどほどの距離があるので頑張ってラインナップへ。
ようやくたどり着きセット前後の波にテイクオフしてみると、ボードのポジションをよい位置にしてチャレンジできた最初の波からテイクオフは割と楽にできた気がする。
片手でレールをコントロールしながら斜めにボトムへ下りて行くと、途中でテールスライドし後ろを見て一本目は終了。
何度かテイクオフからボードが回ってしまいワイプアウトするも、それなりに斜めに下りていくことができた本数のほうが多く、ファースト・ラウンドとしては収穫もありという感じだろうか。。。

体力の消耗はやはり通常のボードではありえないくらいなので、いったんボードをチェンジ。
2本目は、やっと出番を迎えることができた「Fineline Surfboards  6'1" V-1」。
ファインラインのシェイパー&デザイナー、「ブライアン」がパーソナルでテストしていた市販ではないレアモデルだ。
ボトム形状もディスプレイスメント・ハルではなく、ハル・アレンジ(?)のラウンドからビー。
フィンセッティングはシャーク・トゥース・サイド・バイトつきセンター・フレックス。
センターフィンはブライアン自らのハンドフォイルでハイとはやや抑え気味だが、そのフレックス具合はものすごい。
乗り味の説明は、アライアの後で浮力やフィンの性能を通常よりも過剰に感じてしまったため、再確認が必要だろうが、とにかく簡単なボードではないだろう。。。
ただし、ボトム形状を理解してレールの入れ具合を加減したり、ターンしたりすれば気持ちよいサーフィンが可能だろう。
自分の場合あまり理論的に性能を考えるよりも、乗ってボードがどのように動いてくれるか直感で感じ、そのボードに合わせて自分なりの技量でコントロールして楽しんでしまうタイプなので、あまり深いことは考えないでとにかく「楽しんじゃう」!
まだまだモデル名に込められたメッセージの断片をちょっと理解できた程度なのだろうが、ユニークで素敵なボードだと実感できた気がする。。。


途中、もう一度アライヤにもチャレンジした後、サイズも落ち着いて人も少々増えてきたので今度は「Mccallum 2nd gen. 10' Simmons」。

画像はフィッシュ・フライジャパンでのものだが、とにかく最近の10フッターではすっかりお気に入り。
25インチオーバーのセンターワイズでゆとりのニーパドル、早いテイクオフ、そしてこのボードも結構なスピードを楽しませてくれる。
とにかく一つ一つのターンが気持ちよいハル・アレンジのボトムをもったビック・シモンズは、小さな波でも十分に楽しめるビッグボードだろう。


いったん家で休憩をしてゆっくりとした午後に再度入水。
今度は「Dale Velzy 8'4" Malibi Shuredder」。
非常にユニークなアウトラインでこのボードに魅力を感じる人はかなりのマニアか変わり者?!
ターンをしっかり楽しんで3時間ほど気心知れた仲間とみんなで楽しませていただいた。。。



7月12日(日)
小さな波だがとりあえずログなら十分楽しめそうなので、軽く2時間ほど「Velzy 10' NT」で入水。
昨日とは波質が違うぽいとだったが、久しぶりにバラエティー豊かな波で小さいながらも予想外に収穫の大きなサーフィンができた。



この二日間、風の影響もありかなり水温が下がった各ポイントでは、通常ならこの季節当たり前の軽装で入水し寒さに震え上がっている人が多かったように思える。
もちろん各人の自由だが、自分のマリン・スポーツの原点でもある外洋セールング・クルーザーや山を相手にするという自然相手のスポーツでは、「夏でも冬支度」はあたりあえのこと。
大した荷物にはならないので、気圧配置からうねりや風を予想して、念のための装備をするのも良いのでは。。。
自分は未だ携帯の波情報が苦手で、天気予報、気象庁のウェブなどを利用して予想を立て、その成果を楽しんだりもしている。
もちろん予想が外れてもそこはオウン・リスクなので次回への課題となるし、結構面白いものである。
自然を相手にするスポーツの危険性もしっかりと理解するためには、気象について少々学んでみるのも良いのではないだろうか。。。

この2日間もご一緒できた皆さん「ありがとう」。
浜辺に打ち上げられた画像を頼まれていたのですが、ライフセーバーのトレーニング前のビーチクリーンや海開きのため清掃されたビーチでは、手応えのある一枚は不可能でした。。。