いよいよ今年も残すところあと10日を切ってしまいましたね。20&21日は連休をいただき忘年山行に。ただし20日の予報が強風で大荒れとなり、登山できない状況なので、当初予定していた甲斐駒ケ岳の黒戸尾根を断念し、八ヶ岳に向かうことに。八ヶ岳も当初2日間あれば阿弥陀&赤岳や赤岳から硫黄岳&横岳も候補に上がっていたのですが、自然の力には敵いません。
ということで初日朝に遅れていたオンラインショップの作業を済ませ、お昼前に出発。悪路&積雪なので、4WD&スタッドレス+チェーンを準備した装備限定と言われる道を美濃戸までトゥルーピーで登り、泊まってみたかった赤岳山荘に前泊。以前お世話になっていたガイドさんと休憩した際に摘ませていただいた、お母さんの手作りの漬物が美味しかったのがそのきっかけ。瓶ビールと一緒にいただいたキムチも手作りでピリ辛、ビールが進みます。美味しい夕食を地酒とともにいただき、早めに休む事に。便利になりすぎた世の中、自分にとっては登山もそうですが、シンプルな生活ができる山小屋も慌ただしさからのリセットに大切なんです。
翌朝、インナーグローブが装備点検時、予備のグローブのベルクロに張り付き紛れ込むトラブルから、予定していた出発時間より30分ほど遅れて6時に出発。しばらくはヘッドライトで進みます。
夜が明けると白銀の世界に
大同心、小同心が見えてくるともうひと頑張りで行者小屋
暗い中丁寧に登りだしたのでちょうど2時間半ほどで到着
行者小屋で一息ついてからツボ足&ストックからアイゼン&ピッケルに。が、−13度の中、すっかりヘッドライトをつけていることを忘れ、なかなかうまくフィットしないヘルメットを装着するのに一苦労。気がつけばインナーグローブでいる時間が長すぎて(といってもほんの数分ですが)指先の感覚がなくなってしまう凡ミス。結局30分少々休憩をとりながら装備を変え再出発。
北アルプス方面も綺麗に雪化粧
この日であった数人の登山者の一人
行者小屋から文三郎尾根で山頂まで2時間弱の間は写真撮影で立ち止まるだけでノンストップ。なかなかの急登なので、最後の最後がしんどいんです。
最後に岩場が出てくるとテンションアップ
富士山
10:20山頂に到着
ヘッドランプの取り忘れに
この写真をとって初めて気がつくという凡ミス。情けない。。。
途中から先行したソロ方はこのまま硫黄岳横岳縦走するそうでしたが、自分より足が速い方で暗くなる前の下山に20分程度余裕がある程度ということでしたので、自分は無理ぜず登山届通り地蔵尾根から下山することに。
風力発電のポールに出来たエビの尻尾
赤岳天望荘は今日はか冬季営業
いざという時ここが営業していると安心ですね
下りは地蔵尾根から
いつも見守ってくれているお地蔵様
朝とはガラリと変わり日差しの暖かな行者小屋
暖かな中まだ時間に余裕があるので、行者小屋で食事休憩。山もキャンプもライトウェイト&ミニマム・スタイルが好きなので、今回もご覧のセットでフリーズドライのもち麦入りチーズリゾットを作りました。ザックでライトウェイト過ぎて必要な装備ウェお犠牲にしていることを痛感したりしているので、自分の山行スタイルで必要装備ありきの中での最軽量を目指しております。ちなみに今日のクッカー13g、風防10g、燃料4g、ポット&蓋75g、スポーク17gなので、全て合計しても僅か119g。
気温は2度ですが、陽射しでポカポカの中のんびりと40分ほど過ごし下山です。ここからはツボ足なので凍結部分は慎重に、また膝には外からガッツリとサポーターを装着。ただし今回は残念なから痛みが出てきてしまったので、ロキソニンのお世話になりました。2時少し過ぎたところで無事下山。
今回は登りで前半から中盤非常にトレーニングの効果を実感。効率よく疲れずに登れた印象です。ただし最後の30分ほどが思いの外しんどくまだまだ甘さを実感させられました。下山では最初からサポーターをつければ膝の痛みに問題もなかったと思うので、来年は早めの装着を心がけます。翌日の今日も特別筋肉痛などもなく、日々のトレーニングにここ半年ほど組み入れたトレーニングの効果を実感しております。登山も慣れてくると起こしやすいミスが多いので、2019年はより気持ちを引き締めて行きたいと思います。
今年も一年登山一気にお付き合い頂きありがとうございました。年末年始のお休みは海の家で過ごすので、サーフィンがたっぷりとできそう。Keep on Moutainering & keep on Surfing!