相変わらずうねりのない状況が続く中、この週末は思い切った北上も検討してみたのだが、金曜の晩、先発している友人から思う以上に良くないコンディションで出会ったとの連絡をもらった。
最近の忙しさからかなりの疲労感があったため、目覚ましはセットしないで就寝したが、土曜は早朝に目が覚めたので気分転換にと鹿島灘方面へ向けて出発。
早朝かなり小さなコンディションではあったが、人の少ないことを最優先にポイントを決定。
今日の相棒は「McCallum 5'1" New Fish」。
3時間弱の入水時間中、この日にしてはかなり手ごたえのあるセットを4,5本メイクできた。長い距離乗れるようなものではないにしてもリップ・アクションが気持ち良かった。ロングボーダーがすべてのピークを占領しはじめたので、ストレスが溜まる前に今日はサクッと終了しよう。
日曜は海友Motoと茨城福島方面へ。
このコンディションでは考えられない十分なサイズと力強さ。
「Zamora 5'6" Mini Simmons test-board」と「Mandala 5'11" Double Wing Quad Fish」から、マニのフィッシュをチョイス。
数あるピークに綺麗に分散し各ピーク5~10名以内のラインナップ。シフトして入るピークに合わせてみんな順番にテイクオフきるので重苦しい空気などとは無縁の状況の中、本当に身も心もピュアーな状態でサーフィンを堪能できる。
自分にとってフロント・サイドとなるレフトのブレイクはワイド気味のピークからフェイスが張ったかなり速いブレイクが多く、テイクオフ後からクイックにハイラインをキープすることでスピードに乗って割れんばかりに張ったフェイスを駆け抜ける気持ちよさを楽しめる。そして今日のメインは最近のコンディションでは十分なサイズのピークからテイクオフできるライト。早いブレイクでは斜めに、綺麗なブレイクでは縦にそれなりに落差を感じながらテイクオフでき、ひとつの波で何回かのボトム&トップターンやカットバックが、そしてインサイドのクローズ・セクションではスピードに乗ったリッピング楽しめる。
力あるスープを数回のダックダイブでゲッティング・アウト、緩やかに真横に流れるカレントでピークをキープするために必要なパドル、何十本ものテイクオフ、そして長いライディングではなくとも一本の波でいくつものパフォーマンスと、2ラウンド4時間少々のサーフでみんな爽快な満足感と心地よい疲労感を得られたようだ。
いつも良い思いをさせてくれるこのポイントとこのポイントのローカルのみんなにに感謝である。