朝焼けと富士
朝日で焼ける雲
午前4時起床。5時朝食。ストレッチをし、行動着に着替え最高の日の出をテラスで眺めると小屋の皆さんにお礼をして6時20分出発。小屋から先は完全に雪山。ただし、凍結箇所に注意をすれば軽アイゼンなしでも問題なさそう。今日は朝から調子よく、30分ほど登り身体が温まったところでジャケットを脱ぎ、初めて持ってきたチェーンスパイクの性能をテストすべく装着。アイゼンほど爪は効きませんが足裏全体が使えるので、締まった雪では快適に歩けるよう。
八合目ご来迎場
十数年前に崩れてしまった鳥居の柱が残っています
九合目の巨石に立つ2本の法剣
摩利支天の向こうには北岳と間ノ岳
西峰がはっきり見えてきました
西峰には天照大神と馬頭観音が祀られています
西峰から望む山頂
山頂にある駒ヶ岳神社奥宮
大己貴命と駒室大神が祀られています
手を合わせ祈祷後に撮っていただきました
中央やや右にある白いドットが黒戸尾根登山口付近
山頂から見る西峰
鎖場を超えていくのに邪魔だったチェーンスパイクですが、あっという間に脱着ができるので一旦外して進み、山頂直下の一枚岩手前で再度装着。雪が深いと効きが悪くなるので、怪しい時はしっかりとステップを切って登り、気がつけば西峰が目の前に。小屋から2時間弱で西峰に到着。昨日からご一緒させていただいたソロのお二人としばし展望を楽しみ、山頂へ。奥宮で祈祷後はみんなでのんびりと休憩タイム。ずっとここに居たい気分でしたが、気がつけばすでに山頂に来てから1時間。マイカーでないと交通の便が悪い黒戸尾根ではなく、北沢峠へ下りバスで帰路につくことに。ピストンのみんなに挨拶をして自分は先に下り出します。
真っ白な石灰岩の斜面
向こうに仙丈ケ岳
裏から見た駒ケ岳
展望を楽しめそうな駒津峰から仙水峠経由のコースを選び下山。今回は下りのポジショニングをテスト。骨盤の前傾を意識し重心を落とし、シングルストックを使って行きます。右膝自体は熱を持つ感覚があり、あと一歩で痛みが出そうなコンディションながら、いつものように痛みが出ることなく、最後までこの状態をキープできました。仙水峠で10分ほど膝を休めましたが、結局北沢峠まで休憩を入れても2時間20分でたどり着くことができたので、下り方の良い練習になり大満足。ただ、山頂で時間を使い過ぎたためランチタイムが終わってしまいお昼は抜きに。。。涙 ご褒美に美味しい地ビールの生を一杯だけいただき北沢峠を後にします。
サーフィンのコンペティターには、トレーニングにムエタイ、キックボクシングや柔術を取り入れている方が多くいらっしゃいます。またヨガやランニングももちろんよく耳にします。目線を変え違う角度から行うトレーニングは、気分転換にもなり違った楽しみも得られるのが良いところ。自分にとっては日々の体幹トレーニングと登山がそれにあたり、また非常に大きな効果が得られております。皆さんも伸び悩んだりした際は、ちょっと目先を変えて見るのも良いのではないでしょうか。