2/16/2019

Windy Mountain***

 連休を頂き二日間で山に向かう予定もサンディエゴからのサーフボードのエアーが遅れてしまい日程が組めずにおりました。急遽調整し木曜の遅めの午前中に成田で通関し持ち帰りましたが、開封後はそのまあサンディエゴ出張の準備などを進めるため休業のまま。最終的に金曜の早朝に出発し阿弥陀岳を御小屋尾根から登り、赤岳を縦走して赤岳鉱泉に宿泊。翌日早朝下山し東京に戻る予定を組んでみました。


登りだして4時間弱
阿弥陀岳がはっきりと見えてきました。


阿弥陀岳本体に取り付くと
なぜか足が上がらず息が上がってしまうという
最近ない状況

どんどん強くなる強風の中
息を整えてはゆっくりと進んでみます。
トレースは全て風と吹き飛んでくる雪に消され、
いつもしっかりと安定している軸も
なぜか今日は不安定。。。

登ってきた道を振り替えり
もう少しだとまたひと頑張り。

もうあと30分でしょうか。
1時間早く登りだしていればおそらく山頂に立てたはず。
1時間以内にすれ違った3名の方々も頂上に着いてから風が出てきたと言っておりました。

これより少し上の岩場手前まで行ったのですが、
耐風姿勢をとらないと立っていられな位時間が長くなってきたので、
時間と体調も考え今日は撤退することに。。。



余裕が全くなかった上部から樹林帯の少し落ち着けるところに下り
待機中の状況はこんな感じです

こんな綺麗な景色も
全く楽しめませんでした。


 登りだしからはいつも通り焦らずゆっくり良いペースでした。御小屋山を越え不動清水くんという地点を通過し、登りが急になるあたりで装備をアイゼン&ピッケルに。その後登り出し4時間半ほどの頃でしょうか、すっかり強くなってしまった風の中、足がなかなか上がらず、息を整える時間が必要な、今まであまりない状況に。まあ山頂まであと1時間程度だとゆっくりと登ってみるのですが、あと少しがとても遠く感じるなか、風は強まるばかり、岩場手前の稜線で山頂から降りる登山者と行き交ってからしばらく登ったところで、少しだけ弱まった風がまたもや強くなり始めます。風を正面から受け登る際は突風を耐風姿勢でやり過ごせるのですが、背中から受けている際飛ばされそうになってきます。少し我慢して様子を見ましたが、進める時間が少ないので、一旦安全なところまで下ることに。ここで画像を撮りながら風の様子をしばらく見てみましたが、すぐに落ち着くことはなさそうなので、体調と時間も考え撤退することにしました。

 まあこんな時もあります。ピークハント自体が100%の目的ではないので、今回の山行自体は上手くいかなかった分だけ、考えさせられるところが多いのが良いところなのでしょう。帰宅後は風邪やインフルエンザの症状もなく、体調不良は何が原因だったか不明です。(途中で足の親指の爪が真っ青になって痛んでいたいたのですが、原因ではないでしょうし。。。)このところ日々の忙しさなどはありましたが、以前からのんびりとした日々があったわけではないので、とにかく体調管理や日々の生活をしっかりと見つめ直してみようと思います。トレーニング方法はかなり良い状態だと思うので、全てはバランスの問題なのでしょう。