9/09/2017

Koyurugi News *Art-ish Spoons by McCallum & Vintage Lis & Frye***

 ロフト的なイメージで古民家の一階を使わせていただき、ボード・ギャラリーにすべく準備を進めておりますが、自分も相棒の中川もなかなか時間にゆとりがなく、まだ内装も完成していない状態ですが、まずは見ていただけるボードを搬入してきました。





 ジェフ・マッカラムが一時深く追求していたスプーン。まずはフォームのボトムをシェイプしボトムをラミネート。次にデッキ側のフォームをレールブのわずかな箇所のみ残し削り落とします。そしてで聞いからラミネートをしますが、一気に何重にもラミネートすると硬化時の発熱からねじれが生まれてしまうため、レイヤーはなん度も繰り返され手間暇かけて仕上げられます。鋳型によるラミネート方法もあり、そちらは工程を短縮できるようですが、この当時のジェフはあくまでも時間をかけたハンドメイドにこだわっておりました。またグリノーのオリジナル・スタイルだけではなく、サンディエゴの伝統のフィッシュテールやツインフィンを取り入れたものを作り、地元サンディエゴのビッグロックやフィージーのタバルアなどでテストを繰り返しておりました。浮力がミニマムなのでパワーのないビーチブレイクなどでは機能しませんが、台風のスウェルで乗っていただくのも良いと思いますし、また、リビングルームで後ろから照明を当てて間接照明兼アートとしてディスプレイするのも素敵だと思います。こちらは全て展示品ですが、価格応談にて販売も可能です。







自ら作り自らテストするジェフ・マッカラム


Arc-tail Single Fin
Amazing abstract color


Twin fin Fish-tail


Arc-tail Twin




こちらは非売品ですが、自分のコレクションを入れ替えながら展示していくつもりです。内装がしっかりと出来上がってきたら、本数ももう少し増やしたいと思っております。様々なフィンとアウトラインでテストを繰り返していたフィン職人だったラリー・ゲファードのパーソナルボードです。個性的なバランスですが、レアな一本であることは間違い無いでしょうね。

Steve Lis
Long Fish
Gephert Personal


70年代のフライです。かなりナローなホローウェイブにフィットしそうな一本。レール形状など現在も変わらぬフライに魅力が感じられるボードです。スキップの長いシェイプ歴の中で考えられた個性豊かなレールデザインやボトムコントゥアーなどはこうして年代ごとにボードを見て試行錯誤してきた歴史を感じてみるとオリジナルだからこそある魅力が感じ取れるはずです。

Skip Frye
Narrow Shape
70's Single Fin





こちらは自分と相棒の中川が使用するテストボード。これから乗り込んでいく予定ですが、もしユーズドでの販売ご希望の方がいらっしゃいましたら、ご相談ください。

6'4" Dr.D Bonzer


このほか、マッカラム、ミツベンとオルデンバーグのアウトレット品も少量展示いたします。(こちらは現金特価にて販売可能な商品となります)常勤スタッフはおりませんので、当面はあくまでもアポイントメント制にてオープンとなります。ただし、遠方の皆様にもメールやお電話でのお話の上、販売することが可能です。発送につきましては東京での梱包発送となるため、ボードの移動に1週間から2週間必要になりますので、予めご了承ください。将来的には毎週1日は自分も小動でのんびりしたいですね。おそらく相棒もでしょうから、来年うまくすれば週2日オープンできるといいなぁ〜などと思ってみたりもしております。