Aloha! 今回はショートフィルムを紹介します。
ホノルルでは毎年7月から8月にかけて、サーフフィルムフェスティバルが開催されます。今年は記念すべき10年目。ハワイローカル制作の作品は決して多くありませんが、毎年いくつか上映されています。
2年前になりますが、2015年のフェスティバルで’Surftown’というショートフィルムが上映されました。ハワイで作られているtrim magazineという、サーフィンとハワイの歴史にフォーカスした雑誌(英語と日本語のバイリンガル構成で、日本でもBueno booksから発売されています。)の編集長を務めるマット(Matt Luttrell)からの発案で、「トッドが作るボードを、友人たちとシェアしながらタウンをサーフィンする」というストーリーです。トッドの作るボードは、サーフシーンだけでなく、こうしたアートシーンにおいても注目されています。
このショートフィルムのために制作したのは、8’6のイエーター スプーンをコピーしたもの。
フィルムの中にも出てきますが、映画「地獄の黙示録」から着想を得ています。
デッキにはマザーパールでtrim
magazineのロゴが入っています。
コアウッドで作られたグラスオンフィンに、同じくマザーパールでtrim magazineの’t’が。
上映日には、ショートフィルムの中で登場したトッドの作ったボードが抽選で当たるチャンスも設けられ、大いに盛り上がりました。結局そのボード、 現在はマウイにあるようです。
昨年の横乗日本映画祭にも出品されていたので、既にご覧になった方もあるかと思います。字幕はありませんが、参考までに日本語訳をご覧下さい。ちなみに、トッドによるナレーションです。
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トム・ブレイクが1924年に初めてホノルルを訪れた際、彼はパラダイスを見つけたと確信した。1924年は様々な事情が異なったが、ブレイクはサーファーの数は100人くらいだろうと見積もった。それからサーファーは増えて行ったが、ホノルルは今でもサーフィンパラダイスである。
そしてホノルルは、サーフボードビルダーにとっても素晴らしい場所だ。
この特定のサーフボードのアイディアは、映画「地獄の黙示録」から発想を得た。
時として、私の仕事の中で最もハードなのはお客さまにボードを渡すこと。だから、自分のためにボードを作って乗るのが好きなんだ。それと、作ったボードを友だちとシェアするのも楽しいね。
私の名前はマーク・カニングハム。タウンのエルクスクラブの目の前でサーフィンを始めたのは60年代、60年代後半だったかな。自分で計算してくれ。
シェイピングが一番功績を認められる。グラッシングは、ボードビルディングにおいて日の目を見ない芸術だ。
私の名前はカル。タウンでサーフィンして4ヶ月です。
みんな私のことを「トゥーツ」と呼ぶよ。タウンでサーフィンして20年くらいかな。