ということで相棒は「McCallum 10'6" Mac Deville」。
パドルスピード、テイクオフから動きまで快適なボードで小波でもサーフィンを満喫できる。
ただし厚い波よりもやはり掘れた波やフェイスの張った波のほうがその性能を発揮できるだろう。
そしてサイズのある波でも面白そうである。
そして今日のもう一つの話題はジッパーを最新の「New TI-ZIP」に付け替えたドライスーツ。
ジッパーの性能がかなり向上しているためか、動き自体はかなり快適であり、ジッパーの存在は確かに感じるがパドル時もいやな感じではなく何よりもその暖かさには感心してしまう。
かなり慣れない着心地のためか少々落ち着かないが、これは回数を重ねればクリヤーできそうな程度のものだろう。
グローブまでつける必要がないため、手首からの入水が少々あるかとも思っていたのだが、市販のベルクロ式ストッパーを巻いておくと本当にわずかながら長袖インナーの袖口が湿ったかな?!という程度であった。
ブーツつきのため普段ブーツを履かない自分にとってはかなり不思議な足裏感覚でのサーフィンにはなってしまうが、ログ系の場合はこれも慣れてしまえばあまり気にならないのかもしれない。(短いレングスのボードではいまだに不安がある。。。)
着替えも脱ぐ前にポリタンのお湯をかぶって頭とスーツを一緒に洗ってしまえばおしまい。靴下を履いていればかかとも簡単に向けるのであっという間に脱ぐことができ、もちろん身体とインナーに来ているものは乾いている(厳密に言うと袖口が数滴分湿っており、さらに腰ベルトをしていたため腰回りは汗をかいて湿っていた。)ので、全く寒さを感じることなく簡単に着替えを済ませることができた。
一番の問題点はやはりトイレであろう。今回も着替える前にしっかりと要を済ませておいたが、結局一度トイレ休憩を入れることになった。こうなると成人用のおむつの存在も真剣に視野に入れるべきなのかもしれない?!
今回の私的な感想は以下のような感じだろうか。
((乾いたスーツを着る))ドライのほうがインナーを着たままさっと着ることができるので上か?!
((着心地))ジッパーの柔らかさは驚くほどではあるが、やはり動きやすさはウェットスーツが上だろう。
((暖かさ))ドライの圧勝!
((シルエット))ウェットのほうがやはりスタイリッシュではないだろうか。ただし体系によってはゆとりがあるドライのほうがカバーできて良いかもしれない。。。
((トイレ事))着たまますることを考えると明らかにウェット、ただし海から上がってすることを考えると中が乾いているドライは意外と楽で寒さ知らずかも?!
((濡れたスーツを脱ぐ))インナーがほとんど濡れていないので、震え上がる寒さを感じずわりと簡単に脱げるドライが上。
((濡れたスーツを着る))表面は濡れていても中が乾いているので便利なドライが圧勝。
((洗う))毎回洗う必要はないドライではあるが、いざ洗うことを考えると完全に裏返して内側を乾かしやすいウェットの勝ち。ただしブーツなしのドライは別。
((保管))ドライは区部の部分のラバーが長く、またブーツつきの場合ブーツ部が重いので、どちらかと言えばウェットのほうが簡単であろう。
((総評))千葉北以北でのサーフィン事情を考えるとドライスーツのほうが間違いなく快適な状態でサーフィンができるだろう。千葉でも南に寄ってくると個人差はあるにせよ」グローブやブーツを必要としない環境ともいえるのでウェットスーツで十分なのかもしれない。ただしある程度の年齢になってくると、冬でも身体が温まった動きの良い状態で快適にサーフィンできるドライスーツは、外せないアイテムになってくるのかもしれない。。。
夕方は予想外のオンショア、ビーチブレイクに「Mandala 6'8" Tri-plane hull」にて入水。
自分のボードは少々アウトライン(画像のとおり)やレール形状(通常のものより薄い)、さらに巻き(かなり軽め)もが違うのだが、このコンディションでハルはどうなのか?!楽しみになってきた。
バックサイドはやはりグラブをしながらのターンでその後フェイスを走る際もかかとでカバーしきれない微妙なラインを手でコントロールしてみる。
驚くべきはフロントサイド。テイクオフ後ボトムに下りては間に合わない早い波でハイラインからボトムのコンベックスをうまく使ってアップスンダウンをするたび、ものすごいスピードがさらに伸びながらフェイスを駆け抜けていく。この感覚はたぶんテールとフィンのフレックスと思われるが、フルスピードで走るボードはボトムターンを使って自分の腕前以上に(?!)綺麗なリップアクションを決めてくれる。
正直オンショアのビーチでここまで快感を得られるとは少々驚きであった。。。
翌朝も同じポイントで同じくマニのハル。
オフショアながらさらにスモールコンディション。
ただし混雑とは無縁の状態で4時間弱、本数は相当メイクさせていただいた。
この日も何本かはハルの快感を味わえるライディングができたので、大満足。
それから海友MS君のnoseriderにも少々乗せていただいた。
ノーズライディングやリップもゆったりとした乗り味で楽しめ、こういうスモールコンディションではこの手のボードもやはり面白いものである。
話はハルに戻るが、間もなく入荷予定の6本のmandala。中には1本自分が購入済のマニのパーソナル・ボード「Mandala 8'8" Tri-plane-hull」もある。 Marine Ply woodのFlex finがglass onされたpin-tail、これなら今日のようなサイズでもゆとりでテイクオフできるうえハルの乗り味を味を味わえる。考えただけでもワクワクしてきてしまう。。。