先日の定休日。東京は酷暑、南房総は涼しそうでしたが、波がかなり厳しい。。。6月は山に行けていなかったので、甲斐駒ケ岳黒戸尾根など色々と考えていたのですが、いずれも登山口の気温が高いので、電車で向かった場合は登り出し時の気温が危険な印象でした。そんな中登山口の標高が高く、ある程度標高差がある山ということで、日光の男体山へ向かうことに。
金曜のお昼前に宿を取り、準備をして急いで出発。浅草から東武線で日光へ向かい、バスで中禅寺湖へ15:30過ぎに到着。電車内では深川飯のお弁当を頬張りながら読書もできて快適でした。綺麗な宿でパンチの効いた硫黄泉の温泉に浸かりリフレッシュ。翌朝は4時起きで準備をして6時には登山開始予定です。
日光二荒山神社。下野の国一宮=つまり現在の栃木に位置する「しもつけ」の国で一番地元民の信仰を受ける大切なお社ということですね。二荒山=「ふたらさん」、つまり古代の信仰対象だった神奈備である二つの荒山ということで、おそらく古代は男体山と女体山(女峰山)のことだったのでしょう。滝尾神社も御鎮座されていますし、現在まで時代に合わせ様々な変化はあって当然なのかもしれませんね。ちなみに二荒=「ふたあら、ふたら」を音読みすると「ニコウ」ですね。かつては「ニコウ」と呼ばれていたようで、これが「日光」の名前の由来であるとか。
男体山の登山は、純粋に山登りという方が多いと思いますが、自分は御神体である男体山に登拝する気持ちで登りたいと思います。
当日は4時起床。準備を進め5:50チェックアウトし、6時に登拝料1,000円を神社に納めさせて頂き、6:05登山口から進み出します。朝は気温が17度くらいでしたので、拭く風が涼しい感じでした。
開山時間が6時ということもあり、数人の方が順番にスタート。自分は三番目でしたが、いつものごとくオウンペースで急がず止まらず一歩一歩刻んでゆきます。一合目はあっという間ですが、二合目の目印は見つけられず。三合目で一度整備用の舗装路に出てジグザグに四合目まで進むのですが、ここが意外と長かったです。
当然汗は描きます。その分は歩きながらハイドレーションで規則的に補給。ハイドレーションにはバームが2L。そして予備として1Lの水をプラティパスに入れてあります。だいぶ軽装の登山者が多い気もしますが、自分は一応登山の基本に忠実に、行動食、非常食ほか、ゴアテックスの雨具上下、保温着、救急薬なども装備しているので、6kg程度は担いでいます。
四合目の鳥居から登山道に戻るとしばらくは手摺があったり、五合目ほか数カ所に避難小屋もあるので、何かの時にも安心ですね。六合目付近から岩が増えてくると個人的には気分がグッとアップ。ここまで快調で休みはなしです。
難しい岩場ではなくてもなんだか楽しい上りです。振り返ると中禅寺湖が眼下に。だいぶ上がってきましたね。
七合目の印のある岩場。樹林帯が続くため、日差しもさほど気にならず快適に岩を登り込みます。休まずとも鳥居を通過する際は頭を下げて一礼する事はわずれずに。
八合目の避難小屋脇には滝尾神社の別宮が御鎮座。手を合わせてから通過します。その後も水分補給を怠らず快適に進みついに九行目で先頭を行く御仁に追いつきました。ここからは山頂までご一緒させて頂きましょう。お話ししながら進んでいるとこの方、今日でなんと三百七十数回目(税格な数字は覚えきれず。。。)の男体山登山だそう。しかも昨日も登ったんだとか。山頂直下、最後の登りも今日は身体が歩く快適に登ることができました。結局山頂まで一度も立ち止まったり休憩したりしませんでした。
8:36
男体山山頂
2486m
6:05に登山口をスタートしたので、3時間31分で登頂。あっという間でしたが一応標高差は1200mあります。景色を楽しみ、汗を拭うと、さっそく二荒山神社奥宮でお参りをさせて頂き、山頂の剣を眺め、心を込めて鐘を鳴らし、山頂でゆっくり45分ほど大休止。煎餅、ナッツなどで栄養を補給し、登ってきた方々と軽く挨拶。9時の男体山ライブカメラにはしっかりと写っておきました。
山頂からの中禅寺湖
9:22下山を始めるとすれ違う登山者が多いことにサプライズ。ザレた所や土が露出しているところでは歩幅を狭めベビーステップで小走り気味に、岩場ではストックをうまく使って膝への負担を抑えつつ順調に下るも、流れる汗は登り以上。おそらく気温が上がってきていることも影響していそうなので、水分補給の量もペースも上がります。2Lほぼ飲み干しましたが、予備の水があることが心のゆとりになりました。そして11:17、苦手な下りも膝に痛みが出ることなく1時間55分で無事下山です。
登山口の門をくぐり抜ける前に、靴についた御神体の土も持ち帰ることなく綺麗に清めさせて頂きました。
中禅寺湖畔のウッドデッキで汗を乾かした後は、日光そばのお店でお昼をいただき、しばらく湖畔で読書タイム。そして昨晩宿泊した宿でもう一度温泉をいただきリフレッシュ。登山後はゆったりとしたリズムで帰路につきました。
日々のコアのトレーニング、最近はトレッドクライマーで5〜10分程度軸の位置と角度を確認後は、25mプールを30〜35分程度かけて30往復しています。コロナ禍でのHIITのトレーニングは、自分の年齢には心臓への負荷がああ過ぎたようで、今の有酸素でのスイムの方があっている感じです。この日の登山で1200mの登りを休ます2時間畔域が上がることもなく登れたのも、トレーニングのバランスが良いからのような気がします。この安定感は、サーフィン中のポジショニングとバランスにも大きく影響してきているのも事実。自分にとっては日々のトレーニングも登山もサーフィンの良いクロストレーニングになっております。
Keep Surfing & Keep Climbing!