10月の山行日記の続きです。ご興味ある方はどうぞご覧ください。
PIC1) 山頂直下
PIC2) 5:33。ちょうど10分明るくなるのを待ちつつ装備をハードシェルに変え、進むとすぐに 現れる鎖場。際そのステップを切ってくれてある箇所は、問題なく進みますが、画像左上の鎖のところがいやらしいややオーバーハング気味になった箇所で、気をつけないと振られます。
PIC3) そして9号目の二本の剣が目印の岩に向かい登りこむルンゼの鎖場。無雪期の今は鎖に頼らずともクライムアップで問題なく進めますが、雪が多い残雪期は、落ちると止まらないので注意が必要な箇所です。ここを登りひと頑張りすると九合目先の広場。ここで最後の登りに備え、朝食をいただきます。
PIC4) 6:01。九合目広場。昨晩いただいた稲荷寿司のお弁当。取り急ぎ3個のうち一個を頬張り、その他エネルギーもチャージ。どこかから鳥の羽ばたく音がしたかと思うと、一羽の雷鳥が目の前に着地。一羽目はそのまま行ってしまいましたが、続いて飛んで来た二羽目がしばらくそばでのんびりしてくれていたので、パシャリ!なんだか癒されるひとときでした。そして出発の準備をしていると時折ガスの上に青空が。。。
PIC5) 6:15。出発し、最後の登りです。ここからはもう難しいかよもない上、それほど時間はかからないので、最後の登りを一歩一歩味わいましょう。山頂に近づくにつれハイマツは霧氷で真っ白に輝きなんとも幻想的な景色。風が強めで顔が痛い感じですが、装備をしっかりしておいたので、フードも被り問題なし。山頂が見えてくるタイミングでガスもなくなり、山頂が素晴らしい青空の中に見えてきました。
6:39。山頂に到着。無地の登りに感謝しつつ、下山の安全を祈願。
PIC6) 山頂では小屋でご一緒した数名と、北沢峠から登られた方々数名と最高のひとときをシェア。24分ほどのんびり最高の景色を楽しんだり、ブロッケン現象を撮影したり。ここではハードシェルの上に飲茶レーションを着てちょうど良いくらいの気温と風。それでもグローブもしっかりと装備すれば快適です。
PIC7) 7:13。名残惜しいところはあるものの、下りも長い道のりなので、下山開始です。ハイマツ帯を下り、雲が迫力ある景色を演出してくれる中、目印の剣を目指します。
PIC8) ルンゼを丁寧に下り、8:04。八合目のご来迎場まできました。下りとしてはまだ10分の2ですので、再起が長い。時間はたっぷりあるので、ここで残りのお弁当を平らげましょう。だいぶ体を動かしカロリーの消費したので、いなり寿司か美味しいですね。
8:15。ご来迎場出発。8:47。7合目の七丈小屋でデポした荷物を詰め込み、トイレを済ませると、タクシー会社へ電話し予約変更。帰りのマウンテンタクシーは、登山口で16時の予約をしたのですが、このまま降るとづ早く到着しそうなので、電話で予約を16時5分に温泉施設に変更あせていただきました。
9:08。小屋にに一礼して再出発。9:46。五合目小屋跡でヘルメット装備からストックに変更し、ここからは一旦100mほどの登り返し。そして10:28、刀利天狗。10:44、刃渡り。そして八丁坂の大下りと休まず、丁寧に下ります。
流石に前十字靭帯の痛んでいる右膝が熱くなってきましたが、なぜか休みたくない気分なので、重心をより低くしてゆっくりと。笹の平へ。11:43、笹の平も休まず通過。ここまでくると意地なのか、結局右膝に熱さと嫌な感覚はかなりあるものの痛み自体はないため、登山口まで黙々と進みました。
PIC9) 吊り橋を渡り、竹宇駒ヶ岳神社で無事の下山を報告し、13:13。登山口の駐車場に無事下山。流石に膝がしんどく、地面にべたりと座り一休みです。
その後30分ほど歩いて、ベルガ尾白の湯で温泉に浸かりリフレッシュ。生ビールで喉を潤し、フライドポテトと冷奴でお腹を満たし、あとから一風呂浴びた行きから一緒の青年と無事の下山を乾杯し、時間になるとタクシーにシェアライドして小淵沢駅へ向かいました。
今回の山行では、前回春の黒戸尾根の通過時間を記録し比較しつつ進みましたが、結果僅かに今回の方が早かったようです。ただし、それを意識しすぎたため、良い画像を収めることができなかったり、気分的にももっとゆとりを持った行動の方が良い山行になると実感しました。年齢的にも次回からは時間を詰めることよりも、より楽しむことを意識したいと思います。
GPSウォッチでの記録では、二日間の行動時間(休憩含む)15時間20分。距離22.91km。獲得標高差2,972m(おそらく誤差があり実質では2,500〜2,600m)。58,782歩。でした。自分にとっては何度登ってもきつい山ですが、なぜかまた行きたくなってしまう魅力ある山の一つです。
膝の使い方では、やはり下りでもっと積極的に休める時間を取る必要があるようです。ここから三週間ほど膝に水が溜まったような嫌な感じが続きました。コア、骨盤の角度、脚の使い方は、先日パードナル・トレーナーに微調整をしてもらったことで、かなり良い印象。今回の山行での反復運動で鍛えたコアや脚の使い方は、そのままサーフィンのライディングで良い影響を与えてくれます。そして翌週のサーフィンでは、ターン時の力の伝達、リッっピングや着地での安定感を実感しております。クロストレーニングとしての登山、お勧めいたします。