4/21/2014

Surfing *kind of fish's roots***

 大きなうねりは期待できないものの、満足度の高いサーフィンができたこの週末。



 土曜日の午後は何となくフィッシュのルーツを楽しんでみたい気分だったので、スティーブ・リズの中から9’0”のクワッド・フィッシュをチョイス。ボリュームのあるアウトラインやレールからかホエール・フィッシュと呼ばれているようだ。さすがにこのクラスのボリューム感だとパドルしていてもセンターフィンの無い不安定感が感じられる。特にニーパドルしていたりレールを入れずにボトムに下りる時はシングルフィン・ログとの違いが良く分かる。ただし一旦波に乗ってしまうとターンは驚くほど軽くノーズライダーより圧倒的なスピードがあるので、ログと違ったスタイルでのアプローチができるのが面白い。
 翌日曜日。今度はスキップ・フライから8’8”の気分。テイクオフは驚くほど早いものではないが、テイクオフ後のスピードと動きの軽さはさすがフィッシュ・シモンズ。ターン後の伸びが良すぎて先に走りすぎたり、高い位置に行き過ぎたりするので、ラインの取り方にアジャストは必要な気がするが、コンベックスとコンケイブの取り方を理解すればそれも容易になってくるのかもしれない。スピードに乗るのでリップアクションも大きくしてみたのだが、ここはさすがに長さを感じさせられる。ただし、決まったときの満足感はその分大きい。乗り込むことで更に魅力が感じられる、そんな印象のボードです。
 
 ファットなアウトラインのリズに対して
シャープな印象が感じられるフライ

 クワッドとトライ
フィンセッティングも興味深いが
レールのラインの取り方やテール幅が気になるところ

 強烈なコンケイブは感じられないリズに対して
大胆なコンケイブが施されたフライ

ロール・エントリーから
シングル、そしてダブル
レールサイドは大胆なコンベックス


 ショップをはじめる前からサーフィン史の変化に興味を持ち、まだ安価だった転換期のボードを実際に見てみたかったことからボード収集が始まり、今や個人的に所有しているボードは130本強。(ここまで行くとかみさんも呆れて何も言いません。。。笑)60年代前半のものからシグネチャーモデルなど、転換期のビーボトム。シングルフィン
ツイン、スラスターの始まり、そして現代にいたるまで、自分の興味のある範囲の物ばかりです。そしてショップをはじめた頃はそれぞれの時代のボードに実際に乗って楽しんでいました。今ではマッカラムやオルデンバーグに乗る機会が多くなっておりますが、時折乗りたい気持ちになった時はこうして様々なボードに乗ったりもしております。そんな時は歴史的背景を理解しその背景を思い描きながら、自分なりのスタイルでその乗り味を感じてみたりしています。