昨年表妙義を縦走した際にとったものです。
左から中ノ岳、西岳と星穴岳
星穴岳には穴が二つ
駐車場でお会いしたお二人は中ノ岳に姿を確認。
しっかりとクライミング装備でロープを使っているのがわかります
不思議な形の小ピークばかり
細い切り立った高度感満点の尾根を登ります。
こういったトラバースが意外と油断大敵なんです
妙義湖と裏妙義
最後の1P
実は両脇何もない高度感満点のセクション。
ここを登れば星穴岳山頂。
星穴岳の小さな山頂で朝食のおにぎりタイム。
早朝だったため寝起きで食べたのは湯にナッツとハチミツ100%の飴なので、
さほど大変な登りではないものの流石に腹ペコです。
山頂から戻り下降地点からきた道を振り返る。
細い尾根ですね
セルフビレイし、各支点を確認。
そしてロープや下降器のセッティングを確実に指差し確認。
まずはガイドから下降開始。
しばらく懸垂下降した後はそのまま空中に飛び出し空中下降です。
そして最後に50mフルピッチの懸垂下降
その後は1時間ほど足場を確認しながら下るとひょっこり轟岩の脇に出てしまいます。
4時間半ほどの行程でしたが、高度感満点の登りとトラバース、6回ほどの懸垂下降と簡単なクライミングセクションもあり、とても充実した山行になりました。結局宿に戻ったのがランチタイムで、ここからもう一度山に入るのも大変なので、解散して帰路につくことに。期待していたご主人には申し訳なかったですが、おかげさまで2時半には東京へ戻ることができました。
自分のスタイルではソロ登山では出来ないマルチピッチ・クライミングやロープを使った登山ができるのは山岳ガイドのおかげです。過去にも幾度かお世話になっている青山ガイドは特に自分にとっては相性が良く、いつもアドバイスやスキルアップの技術を教えていただけるのが有難いです。今回は標高差がある行動時間の長い山行ではありませんでしたが、高度感のあるところでのメンタル(一応高所恐怖症なんですが。。。)、クライミング時のホールドやロープワーク、下降前の確認の大切さを実感しつつ、日常の些細なことでもこうあるべきと考えさせられるものでした。帰路、ランクルでのんびり一般道を走っていると、全く周りを確認せず一時停止もせずに駐車中のトラックの陰から目の前に飛び出してきた老夫婦の乗る軽自動車と、まさに紙一重でぶつからずに済んだのは、今回の山行のこうした経験があったからかもしれません。
予定よりも早く満開を迎えてしまった桜と妙義山