11/30/2019

Myougi Mountains Day-2 * 相馬岳北稜***

 11月21日(木)Sさんと別れた後は、宿で風呂に入り疲れを癒し、その後は一杯やりながらのんびりと読書タイム。水戸光圀の「光圀伝」、江戸時代の天文暦学者の生涯と功績を綴った「天地明察」の再読から、今は保科正之の「名君の碑」をゆっくりと噛みしめながら読んでいます。いずれも学ぶ事、見習うべき事がとても多く、素晴らしいものばかりです。
 余談はさておき、夕方食事前に合流したマイバディー青山ガイドと美味しい食事を頂きながら一杯をいっぱい?!楽しみ、程々のところで部屋へ。自分はベットに横になった瞬間爆睡でした。ガイドは宿の中島さんと妙義の将来を語り合っていたそう。


 22日(金)早朝。4時起床。廊下でフリーズドライのしじみ味噌汁。梅とホタテの雑炊などで軽い朝食を取りながら静かに準備を進め、5時30分の予定を少し遅れて東雲館を出発。

 登山口に車をデポし、相馬岳の北陵末端から6:20スタート。出だしからしばらくは落葉に足を取られそうになりながら、地味な樹林帯のリッジを黙々と登りますが、その後時折小さな岩もあるので、あえて乗り越えたりしながら簡単なクライミングも楽しみつつ登りこみます。

おそらくII峰

とうう事でこれがI峰?!
ここらへんは自分のレベルではクライミング装備の必要なしという事で、
軽快にサクサク進むことができました


簡単な岩のクライムダウン。
ヘルメット&ハーネスは装着していますが、まだロープの必要なし

ハサミ岩が遠くに見えます。
その向こうが相馬岳


クラック

安心のホールド多数

青山ガイド

上部はホールド少なく
おれそうな枝、抜けそうな枯れ木の根、さらに乾燥した苔がやらしかった。



登ります

登った


降ります
枝でよく見えませんが、かなり切れ落ちてます。




 画像ではお伝えできませんが、結構な高度感の中12個ほどあるピークをクライムアップ&クライムダウン。急な壁は懸垂下降を数ピッチで降ったり、時には大きく巻きながら5時間弱。予報通り雨が降り出して来ました。ただし、この後はもうクライミング・セクションは無く、相馬岳までしばらく登り込むだけなので、ここで装備を解きつつランチを取りながら同時進行で雨具を着込みます。今日のメニューはモンベルのガーリックリゾッタ。85gと軽量で、お湯を入れて3分で出来てしまう行動中の食事にはピッタリ。そのほかMUJIのアプリコットやイチジクのドライフルーツ、柿ピーとチョコレートなど。ちょっとジャンクですね。




 ランチ後登り始めると雨は本降りに。気温が低く目なので万が一体温が奪われるようなら、化繊のダウンもありますが、すでにフリースの上にゴアテックスのハードシェル、もちろん同様のレインパンツやレイングローブも身につけているので、雨でも中は快適な状態で13時少し前に相馬岳山頂に到着。わずかな時間休憩をとり、ここから旧国民宿舎への下りです。おそらくこの雨の中、妙義に登っているのは自分たちだけでしょう。下山のための一般ルートも鎖場が続く難易度の高い道の上、雨で岩がツルンツルン。。。ソールのフリクションは全く効かないため、鎖に頼らざるを得ませんが、通常以上に重心を低く取り慎重に、そして効率的に黙々と下ります。



 14:40。下山です。がここから車をデポしたところまで細長い妙義湖を30分ほどヲーキング。15:12無事ゴールです。

 今日の山行では、上り出しからで始めた左膝内側の軽い痛みが中盤にはそれなりに痛みが増し、ロキソニンを飲んでも周期的にかなりの痛みが出だし、降雨後の下山では痛みとの戦いとなりました。幸い雨が難易度を上げてくれた為、一般道の下りも想像していた以上に楽しむことができ無事コンプリート。帰宅後はアイシングをし、その後3日ほどトレーニングを休み様子を見ましたが、5日ほどして原因が判明。おそらく初日Sさんのプチアクシデント時にヒザ内側を打った為だったよう。そういえばその後からなんと無く違和感があった覚えがあるんです。今も動かす角度により痛みはありますが、それが原因ならおそらく時間が癒してくれるでしょう。またその痛みのためか、下りで木の枝に頼りすぎ、2回ほど枝が折れるアクシデント。これも幸い3点支持を守っていた事で2点が確保出来ており、青山さん含め一瞬ヒヤリとしただけで済みましたが、これは以後の大きな課題ですね。

相馬岳北陵前半


 次の山行はいよいよ冬季入り。まずは赤岳のソロから今年は氷瀑のアイスクライミングをしっかりとやりたいと企んでいます。