8/08/2022

Mountain Climbing *Kitahotaka Mountain East Edge Route***

 7月の最終週は3連休をいただきました。本来は室堂から剱岳八ツ峰に向かう予定でしたが、天候が不安定で難しい感じだったので、急遽予定を変更し、同じ北アルプスでも上高地から入り北穂高岳の東稜に向かうことに。
 日程は当初3日間の予定でしたが、2日間に短縮のため、初日は今まで経験のないような全く予定のないのんびりしたお休みを過ごしました。新鮮な感覚でとてもリラックスできました。




 7月27日夜、バスタ新宿でマイバディーSMさんと合流し、午後10時25分発上高地行きのバスで新宿を出発。東京駅発上高地行きのバスは期間限定になっており日程が合わず、初のバスタ新宿でしたが、アクセスなど思いのほか便利な作りですね。バスは3列シートでたっぷりリクライニングできるので、耳栓をしてぐっすりと眠らせていただきました。

 7月28日5:20上高地に到着。ここでAYガイドと合流し、登山届を提出し6時頃に行動開始。今日は涸沢小屋までなので、急ぐ必要もなくいつものペースで軽い休憩をとりつつ明神、徳沢、横尾を通過。本谷橋では冷たい水で汗だくの身体を綺麗にしたり、頭から水をかぶったりしてリフレッシュ。沢の水はもちろん飲んでも超美味しい。ここでは30分くらいの大休止でしたが、結局12時半頃には涸沢小屋に到着。
 宿泊手続き後はランチタイムからの宴会です。。。笑 明日は、3時出発で稜線に上がってから日の出を眺め、午後雨になっても影響がないように早めに岩場で楽しむプラン。17時の夕食までのんびり飲みつつ夕食に突入。食後一杯だけ飲んで早めに布団へ。ここでも布団に潜り込むと同時にスイッチオフ。。。zzz




  29日1:30起床。静かに準備を進め、3時に予定通り出発。満点の星空の中ですが、もちろん進む道は暗闇なので、ヘッドライトを頼りに1時間半ほど黙々と急登からのガレガレのトラバース、そしてさらに急な斜面を登り込みます。

 1時間30分ほどでまずは東稜の稜線に。ここでお弁当の稲荷寿司を頬張りつつ軽く休むも日の出まではまだ時間がありそうなので、ゆっくりと前進。そして5:54。常念岳のすぐ横からいよいよ御来光です。力強い朝日から今日一日頑張れる力をしっかりと頂きながら、ふと振り返れば奥穂高と前穂高が綺麗に朝日に焼けています。
 
 ここからはしばらく稜線の岩場を進みます。脇にトラバースする道もありますが、今日はあえて稜線通しで岩場を満喫。それほど難しくはなくてもやはり岩場は面白いですね。30分ほど進んで振り返ればこんな眺めです。


北穂高岳東稜の見せ場
ゴジラの背を前に


 写真映えはするのですが、ここも高度感があるものの特別難易度が高いものではないんです。そうは言っても背を超えるときは慎重に進みます。


リッジを乗り越えたり
懸垂下降したり

常に安全確認は怠らず丁寧に!

 後半2ピッチほどはあえてクライミングが楽しめるルートで進みした。

下の方には涸沢ヒュッテが見えますね




 短いコースながらも来たかった岩稜帯を満喫できとても楽しかったのですが、クライミングについてはウェイティングの態勢が悪く苦戦したりで、課題もたくさん。肘も治ったのでそろそろショップのウォールでトレーニング再開ですね。



 そして出発から5時間、8:00に北穂高小屋に到着すれば、満足感と達成感で最高の気分。テラスでいただいたコーラの美味しさは格別でした。ここでたっぷりと休んでから、小屋のすぐ上にある山頂で記念撮影。


 そして8:26下山開始です。涸沢まで南陵の一般登山道を黙々と降り1時間半ほどで10:00頃に涸沢小屋着。ここでガッツリ早めの昼食をいただき、デポした荷物を詰め込むと再度出発。横尾に13時頃到着し、15時のバスに間に合わないため、横尾山荘のWiFiを使わせていただき16時10分発のバスに変更。ここからは少しペースを上げて上高地バスターミナルに15時45分、ついに到着です。大休止を含め今日の行動時間は12時間45分。北アルプス最高ですね。




 8月後半には奥穂高からジャンダルムを超えて西穂高へ久しぶりにソロで。9月はいつもの3人で北鎌尾根。10月はSMさんと二人で奥穂から南岳を含めた3日間の山行と北アルプスを満喫の予定です。あとは天候次第。
 日々のコアやスイム他トレーニングは、サーフィン同様登山にも重要なものです。経験はもちろんですが、日々のトレーニングあってこそ岩稜帯を丁寧に進むことができるのだとと思います。特に山では小さなミスが大きな怪我に、そして時には命に関わることがあります。基本的には怪我をしても自力で進む必要があります。登山やハイキングを楽しむみなさん、しっかりとした装備をして、自分の技量に見合ったチャレンジを楽しんでくださいね。
Keep Climbing!