11/22/2022

Think about Fins***




 足の指を痛める前、ミツベンの作ってくれたミニグライダー・ボンザーに3回ほど乗る機会がありました。最初は7.0”のボンザーフィンをセンターにセットしたのですが、ドライブ感は強い感じでしたが、本来のミニグライダーの軽快なマニューバー感が全くなく、途中フィンを少し前にして問題解決。。。
 と思っておりましたが、2回目に乗った際は6.5”のボンザーフィンで、かなりバランス良くなった印象でした。(残念ながら画像を撮り忘れております)
 ただし、コロナ前のサンディエゴで、ボブやスキップさんからフィンについている色と聞かせていただいたこともあり、次回は一番上に画像にある6.0”で乗ってみようと思っております。通常の感覚では8’4”のなささがあるボードでいくらサイドにベースの長いボンザーフィンがあるとはいえ、6インチのセンターフィンは小さすぎる気もしますようね。ですが、自分の今までの経験と、たくさんのボードビルダーから学んできた知識を踏まえると、いろいろなことが見えてきます。

 

 様々なタイプのサーフボードについてトータルでの特性、またフィンの特徴などをしっかりと理解するのに自分がとても大切だと思っているのは、自分の経験から60年代初期のロングボードをしっかりと乗りこなして理解することです。本来であればフィンのない重い初期のサーフボードから乗りこなすと良いのでしょうが、流石にそこまでは難しいですね。
 もちろん、最先端の技術や性能を追求していらっしゃるハイレベルな方々には全く及びませんし、あくまでも「自分の、そして弊店のスタイルとしては。」ということですが。。。

 重く、長く、丸太の様なレール、エッジなどないテールエリア、大きなハーフムーン・フィンやハチェットフィンなど。こんなボードの正確や乗り味を理解した上で、転換期前のボードに乗るとノーズライダーの進化の凄さと魅力をしっかりと感じ取れます。また最近のレプリカ系の面白さも倍増しますね。

 それを踏まえていることで、転換期のVボトム系、ミニボード、ツインフィンの進化、シングルフィンのショートボード化、MR系ツインからスラスターへの変化などもとてもよくわかってきます。(昔、実際にここらへんのものも乗ってみたりしておりました。)読んで、聞いて知る知識では、リアリティーがなく、本来のアドバイスにはなりませんよね。
 やはりフィンつきのフォームボードとして原型となるとオリジナルのロングボードからの進化を、実際に集めて触れて、乗って味わって見ることで、その後の進化をしっかりと理解できるのではないでしょうか。


 こんなことを書いていると、早く怪我を治して海へ行きたくなってきますね。
Keep Surfing!