1/28/2023

January 19th & 20th *Akadake at Yatsugatake Mountains, Day-1***

 1月19日(木)&20日(金)のお休みは、山友SMさんと八ヶ岳へ。前日夜の特急あずさで長野入りし茅野駅前のホテル泊。車内で深川飯とアルコールをいただき、ホテルでひと風呂浴びて、いっぱい飲んだらばたんきゅう。。。zzz
翌朝は5時起床で準備を整え6:30にホテルを出発。
美濃戸登山口で登山届を提出し、7時ちょうどに予定通り登山開始です。


 普段は美濃戸まで私道を車で上がってしまう事が多いのですが、今日は下からフルコース。装備はチェーンスパイクとストック一本。以前はツボ足で行者小屋まで頑張っていたのですが、チェーンスパイクで、転倒のリスクもほぼ無くなり、さらに時間もだいぶ短縮できている気がします。便利の一言ですね。


 美濃戸で軽く休み、南沢からまずは行者小山まで。長い樹林帯の登りは退屈でしんどく感じてしまいますが、今日は相棒と会話も弾む中、2時間45分。

ついに視界が開け山が見えてきます。しんどさも景色に癒されると、空気が美味しく感じます。最高の天気の中、ここからもうひと頑張り。


 登山口より数回の軽い休憩を取りつつ登ること3時間15分、まずは行者小屋に到着です。今日は画像の赤岳左側の肩に見える赤岳天望荘に宿泊予定で、登ってみて時間と天候で今日のうちに山頂を踏むか明日にするか決める事に。ということで先も見えているのでここで大休止。朝食を取り、暖かいお湯を飲み、トイレも済ませましょう。装備もアイゼンとピッケルに切り替え、樹林帯からの再出発。


 樹林帯を進み、急な階段を登り、木々が少なくなってきたところでトラバース&登り込み。開けたところで安全な場所を見つけて最後に一息入れます。横を見れば中岳と阿弥陀岳。短い時間でだいぶ高度をあげましたね。

 以前登りで踏み跡が無く、ここで雪崩のリスクを考え撤退し、文三郎から登り返したことが懐かしいですね。そして同じく踏み跡のない下りの際は、ここで慎重に進路を探すこと30分なんとか通過したのも良い経験になりました。
 いずれにしても1番の急登箇所ですね。




 途中のお地蔵さん。ここからは鎖がたくさん続く、やはり急な登りです。安全登山を願い一瞬止まって合掌。しかし最後までなかなかキツい。。。汗


 ピッケルと鎖にだいぶ頼らせて頂き、しんどさをじっくりと味わいつつ地蔵の頭っまで最後の登り込みです。

 足の指を骨折したため11月、12月と山に入れずだったので、指の具合も見つつのリハビリ登山。トレーニングはしっかりとしておりますが、流行り山登りは山に登ることがいちばんのトレーニングですね。以前に比べ休憩の回数が多かった事、ペース配分も急な箇所では思い切ってもう少し落とすべき事など、課題もたくさんです。
 ともあれ、ほぼ予定通りの時間で地蔵の頭に到着。ここから小屋では5分ほど。静岡側は、雪のない景色が広がってますね。


 12:45。赤岳天望荘に無事到着です。装備を解除し、宿泊の受付を済ませ、一旦部屋へ。実SMさんも秋の北アルプス山行前に足の指を剥離骨折しており、久しぶりの山なのです。そんなこんなで山頂へは明日向かうことにし、少し遅めのランチタイム。こたつに入ってビールで乾杯し、温かいお昼ご飯をいただきましょう。


 この日は食堂に大勢の長野県系山岳救助隊の皆様がいらっしゃいました。救助では無く訓練ということでしたが、いざという時のためにしっかり訓練をしていることに改めて感謝ですね。中には女性もいらっしゃったり、会話名の中でこのタフな方々でさえシャリバテしてしまうとこもあるようで、色々と驚かさせました。

 そして、今回の山行では、素敵な一期一会が。新宿駅でお見かけした山装備の一人の女性。その後茅野駅で、そしてホテルでお見かけし、なんだか偶然を感じていたのですが、翌朝ホテルを出発するタクシーの時間も同じで、向かった登山口も同じ。ここまで来ると一声かけるのも不自然ではない気がして、今日のご予定をお尋ねすると、なんと宿泊先の小屋も同じだそう。行者小屋でも軽くお話ししつつ、小屋では夕食まで談話室でワインを楽しみ、食事をご一緒し、そして食後も軽く一杯。というのも、この日の小屋泊は、警備隊の方は皆さん下山しているので、自分たち3人のみだったのです。男同士で山談義もなかなか良いものですが、この日はこだわりのソロ女性登山のYGさんのおかげで、普段と違った情報もたくさんで、楽しく愉快な山小屋泊を過ごすことができました。またいつかどこかの山でお会いした時はよろしくお願い致します。