先日の山行日記の続きになります。
初日夜は布団に潜り込んだと同時に体のスイッチもオフとなり爆睡。。。でしたが、衣類を着込んだままだった上、掛け布団も1枚多くしていたため、暑過ぎで目覚めてしまい体の火照りが落ち着くまでしばし読書タイム。その後もトイレに数回起きましたが、戻る度にまた爆睡。
セットしておいたアラームで起床すると、サクッと着替え準備を進めます。寝起きで食欲が出ない中、朝食をできるだけお腹に詰め込んだ後は、風が強いので外に出ず談話室の窓から日の出を眺め、今日一日の元気をもらいます。
YGさんは黙々と準備を進め、下調べしてある通りのコースへ向かう様子。しかもしっかり安全策のオプションも準備してあるのが流石です。地蔵尾根から上がってきたソロの女性が小屋に入って一休みしながら、風が強過ぎで赤岳山頂は断念し硫黄岳に向かうそう。準備の整ったYGさんに「またどこかで。」とご挨拶して、女性陣は先に出発。
自分たちは赤岳に登り、文三郎尾根からの下山に決めたのですが、先ほどの情報で少し不安になりつつ、しっかりとトイレを済ませ、準備完了。小屋の方にお礼の挨拶をして、装備を確認し7:50過ぎ、予定通り山頂を目指します。
風は強いものの、気温はあまり低く無いため、登り出して2/3ほど登った頃に汗が吹き出し、ゴーグルが曇ってしまいました。風をかわせるところで防寒ジャケットを脱ぎ、バラクラバを外し、サングラスにチェンジ。やはり今日はこの装備で十分のようで、最後のしんどい登り味わいつつ8:30、山頂へ。振り返ると眼下にはお世話になった赤岳天望壮、そして向こうには横岳硫、黄岳。
北峰から南峰を眺める
右の赤嶽神社には御柱もしっかり立ってます
山頂に着く頃には強い風も収まり、温かな日差しが心地よい穏やかな天候に。ということで冬の赤岳にしてはとても珍しく、ここでゆっくりと休憩します。
文三郎尾根への下り出しは楽しい岩場ですが、ここは慎重に急な箇所ではアイゼンとピッケルで確実に3点を支持して、下りましょう。山友SMさんもロープ無しでの下りを良い緊張感の中楽しんでいる様子。
キレットから権現岳方面
普段風が吹き荒れる分岐点も今日は静かな音のない世界。岩場を通過し文三郎尾根に出ると、その後は周りの景色を楽しみながら、そして樹林帯に入ると黙々と下り、山頂から1時間ほどで行者小屋に到着。この先はもう急ぐ必要もなく、まだ10時前なのでここで再び大休止。しかも赤岳から太陽が顔を出す瞬間に巡り会え、まるで二度目の御来光。
50分弱休んだところで、南沢からサクサクと下ります。後半には昨日お会いした長野県系の山岳警備隊の皆さんと一緒になったりでした。美濃戸の赤岳山荘でお母さん手作りの野沢菜を購入し、美濃戸口に13時に無事到着。
短い行程の雪山登山でしたが、下山するまで11月に折った足指に痛みも出ず、また、下りでの骨盤のポジションも意識したおかげで膝に違和感も出ないままでしたので、2日目はなかなか良い山行になりました。初日の登りの課題はたくさんあったので、そちらの対策を日々のトレーニングで解消できるよう励みたいと思います。登山口のJ&Nさんでお風呂をいただいたのですが、足を見てみると左足親指の爪が浮いて半分剥がれてしまっておりました。。。涙
骨折した足指の不安も干渉できたので、2月までに少し体重を戻して、今度はもう少しガッツリと登りたいと考えております。
SMさん、楽しい山行ありがとうございます。また、AYさんとのガイド登山はもちろんですが、AYさん抜きの登山もよろしくお願いいたします。