7/17/2023

Surfing *My Last Days Off***

 お休みの木曜日お昼頃に東京を出発し南房総へ。なんだか最近乗っていない重〜いロングボードに乗りたい気分だったので、海の家へ到着し準備をしたのは、ゴードン&スミスの60年代転換期のビンテージ9’4”ホットカール。歴史を刻んだ傷らだけのボードはすっかり飴色に焼け、ウェイブセットフィンのボックスには現行のフィンボックスが後付けされています。湾曲の綺麗なストリンガーに、さりげない小さなデカールの一本。あまりスケールで重さを測ることがないので、何キロなのかはわかりませんが、パンチのある重さです。

 オンショアでコンディションがあまりハードな場合も考え、もう一本は弊店とザモラのコラボレーションのエッジボード7’4”。先日7’0”をご購入のお客様が、初ライドの後お立ち寄りくださり、「このボード、サイコー!」といってくれたのが印象的でした。

 ややオンショアが気になるコンディションながら、波は十分あるので、重いログでパドルアウト。久しぶりなので、思うようにはコントロールできずでしたが、重いボードが走り出す瞬間の気持ち良さ、膝を深く曲げて一気に舵を取るドロップニーターン、そして重心を下げて丁寧にクロスステップ。徐々に体には陣できた気がした頃、上げの潮に合わせサイズアップ。緩いながらもオンショアということもあり、ピークは結構えぐれる感じの波なので、ビンテージのログではポジションを間違えると波の餌食に。。。汗 良いライディングとテイクオフのミスを繰り返す中、さらにセットのサイズが上がってきたので、ここでボードを変えることに。
 ニューエボ&ザモラの7’4”エッジボードならドロップ気味のテイクオフからグラブレールでヘッドディップしたり、セクションを抜けた後大きなカービングでカットバックをしたり、気持ち良いスピードと軽やかなマニューバーは、重い板に乗った後だからより実感させてくれますね。気が付けがトータルで3時間以上じっくりとサーフィンを楽しませていただきました。




 翌金曜日。午前中は潮が良くないので家のお手入れや読書タイム。先日登った奥穂高岳に嶺宮がある穂高神社について、そして安曇族について、少し掘り下げてレポートにまとめてみたりしています。穂高神社監修の本もネットでゲット。到着が楽しみですね。

 そして、海に向かう準備。昨日の不完全燃焼から選んだのは、レストアで重さが良い感じになったランスカーソンの9’10”。通常のクラッシックモデルに比べかなり絞られたピンテールの一本。昨日のビンテージに比べると若干軽め。。。笑 
 昨日と同じピークは、ほぼ無風に近いため、小ぶりながらも綺麗な波。早速パドルアウトしテイクオフ。最初のうちこそまだしっくりこないところがあったのもも、繰り返しセットに乗るうちにテイクオフからフェードしてドロップニーターン、早めの波では斜めにテイクオフしレールを入れて駆け抜けたり、ウォークングもチーターファイブ徐々に良い感じになってきたのですが、ちょうどノーズに行けそうなところで波が厚くなるなみで、なかなかノーズライディングは楽しめませんでした。 
 後半は上潮でサイズダウンも、海友が合流ししばらくインサイドの波で遊んでいました。最後はオンショアが吹き出し、波もなくなりつつあるので終了でしたが、結局3時間半ほどガッツリ重いボードに乗り込むことができ大満足。海から上がる際ボードを持ち上げた瞬間、こんなに重かったんだとサプライズ。ということは、乗っている間は重いボードが体に馴染んでくれていたということですね。


 
 前回のお休み(7/6&7)は急遽北アルプスへ行き山を楽しみながら体を鍛えつつも、東京に戻り筋肉痛に襲われた数日間。ちょうど細部まで回復した翌週のお休み(7/13&14)にクラッシックなロングボードに乗ってみたのですが、やはり登山したことで軸の安定感は格段にアップデートしていますね。還暦まであと2年少々。もはや体力自体に飛躍的な伸びしろはなく、衰えることに逆らう努力はしておりますが、技術はもちろん、知識や、想像力ほか、さまざまな意味で努力することによる伸びしろは未知数ですよね。
 自分のサーフィンのスタイルは、5フィート台のサーフボードから7&8フィート台のミッドレングス、9フィート台のノーズライダー、10フィートオーバーのグライダーなど、オールラウンドにサーフィンを楽しむことです。波や気分に合わせ、いろいろなボード乗ることでそれぞれのボードやモデルの面白さを毎回実感しております。これはサーフボード販売の上でもとても大切ですよね。
 同じように、自分にとってはサーフィンはもちろん、登山、日々の水泳、コアトレーニング、読書や古代史の研究などなど、大好きなものをオールラウンドに楽しんでいきたいと思います。
Keep Surfing!