連休をいただき有り難うございました。お陰様で辛く厳しい面もあり、そしてその分だけより楽しく充実した3日間を過ごす事が出来ました。有り難うございました。まだまだ経験も少なく、山のことなど語るに相応しいとは思いませんが、自分なりの山行日記を、お時間のある方、またご興味のある方は是非ご一読いただければと思います。
23日 夜10:40。上高地行きの夜行バスは東京駅八重洲口を出発。グリーン車と言われる横3列独立シートは眠るのに十分なリクライニングをしてくれます。夕食の際に飲んだ程よいアルコールが、耳栓をして目をつむればあっという間に夢の中へ。
24日朝5時少し前。ふと目を覚ますとバスはもう少しで沢渡。上高地は通年通行規制しているため、一般車はここに車を止めバスで釜トンネルを超えて上高地に入ります。5:20分定刻通り上高地バスターミナルに到着。ベンチで登山装備に着替え、登山届を提出し5:41に出発。
天気予報では三日間ともに天候が安定しているので、当初の予定通り槍ヶ岳から南岳、北穂高岳、奥穂高岳、そして西穂高岳を縦走してみようと思います。先ずは明神、徳沢を通過し横尾まで平坦な道を黙々と前進。なぜか出だしから飛ばす人が多いですが、自分は程よいマイペースで休みを入れず2時間6分で横尾に到着。ここで水分補給用にハイドレーション、それからトレッキングポールを準備し登り出します。自分はストックを使う際は常に一本。あくまでも補助ですが、いつでも片手が使えるし、いつでも左右持ち帰られるのでとても便利で効率的です。登りは基本的に体幹、骨盤の角度に意識を集中し、可能な限り段差の少ないフラットな足場を探しながら、臀部の大きな筋肉で省エネで登ります。
9:20槍澤ロッジ到着。みなさん汗だくでしたが、自分は流れるほどの汗はまだかいていません。ここでカレーを頂きこの後の本格的な登りのパワー充電予定が、到着が早すぎてまだカップヌードルのみだそう。ということでシーフードヌードルでエネルギー補給。
30分ほど食事休憩を取り、再度スタート。1時間ほど黙々とステップを刻めば雪渓の先に稜線が見えてきます。
12:20。ついに槍ヶ岳が視界に入ります。この眺めに気分爽快ですが、実はここからがまだまだ長くしんどい最後の登りです。
14:20。槍ヶ岳山頂。標高差1620m、累積標高差ですと2200m程。初日から充実の登山です。
ただし、思ったよりも槍ヶ岳山荘に泊まる人が多いので、遠回りになるものの美味しい食事とゆったり休めるヒュッテ大槍に槍の肩から急遽電話を入れ予約。これからあそこまで下らなくてはなりません。
槍の穂先からの下りは大渋滞。。。方でザックを担ぐと急ぎ足で下り15:28ヒュッテ大槍にたどり着きました。アットホームなこの山小屋で美味しい生ビールやグラスワインをいただきながら、松戸からいらしている素敵なご夫婦や京都からいらした先輩と一期一会の楽しいひと時を楽しみ、今日1日の疲れを癒すことができました。明日も朝早く、また長い行程なので、楽しい話を切り上げ9時に寝床に潜り込むとバイブアラームをセットし、耳栓をして即爆睡。