1/30/2024

Winter Mountain * Akadake, Jan 28&19 '24***

 
2024年第1回目の山行は、八ヶ岳に。元々甲斐駒ケ岳、黒戸尾根の冬季登山を考えていたのですが、まさかの山小屋がお休み(普段の忙しいスタッフさんが揃って里で新年会だったよう)で断念し、八ヶ岳に変更です。
 予定のコースは登山前夜に長野県茅野に入り、翌朝、美濃戸登山口から南沢を経由し、赤岳登頂後、20分ほど下った赤岳天望荘に宿泊。翌日は横岳から硫黄岳を回り北沢から美濃戸に下山です。

 1月18日。21時新宿駅のホームで山友SMさんと合流し、21発の特急あずさに乗り、いっぱい頂きつつ、夕食の駅弁を平らげ、あとはのんびり読書タイム。茅野ステーションホテルでは大浴場で身体を温め、早めにベッドに潜り込みました。

 翌19日。朝5:00に起床し、ポットに入れるお湯を準備しつつ、右膝のキネシオテーピング&サポーターほか一通り準備を済ませ、6:30。予約してあるタクシーのお世話になり登山口へ。

 Photo 2) 美濃戸口にある赤岳山荘で上の状況をお聞きし、7:14、行動開始です。まずは、一般車4WD&チェーン装着車ならは車で登れる赤岳山荘(有料Pあり)まで今日は歩いて登ります。あまり斜度のない雪道はチェーンスパイクを利用すると良いのですが、登り始めて30分ほどで1箇所のチェーンがシリコンから外れるアクシデント。。。汗 
 8:00に辿り着いた赤岳山荘でお母さんにお願いし、腰を下ろしサービスで出してくださったお茶と野沢菜をご馳走になりつつ、エマージェンシー装備のワイヤーで綺麗ていない穴を使いシリコンとチェーンを連結。遅いワイヤーですが八重になっているのでおそらく大丈夫でしょう。(最悪、機能しなければアイゼンがあります)
 お母さんにお礼を伝え8:34、登山再開です。北沢と南沢の分岐から南沢の樹林帯を黙々と登ります。途中天望荘から下りてきた方、赤岳山頂にチャレンジした方から情報をもらうも、稜線は強風で立っているのが厳しい様子だそう。

 Photo 3) 景色もない中しなかなかしんどい登りですが、10:51。休憩を含め登山口から3時間半ほどで行者小屋(冬季は基本的に休業)に到着しました。身体のコンディションは悪くないはずですが、今日はここまでが意外としんどかったですね。とにかくベンチに腰をおろし、休憩しながら食事タイム。
 どんよりとした中、上の方では風が唸っている感じで、テンションも上がらず。おそらく予定通りだと文三郎尾根から赤岳山頂を通過しないと天望荘に辿り着けないので、途中撤退の場合を考えると、第一案としては、地蔵尾根から天望荘(こちらからだと山頂手前に位置)まで登る。ただし短いながらも稜線に出てから一ヶ所痩せたところがあるため、暴風の際は危険大。そして自分がSMさんに提案した第二案は、今日は無理にチャレンジせず、天望荘をキャンセルし、ここ(行者小屋)からすぐの赤岳鉱泉(山小屋)に泊まらせて頂き、予報で天候安定が間違いない明日に赤岳に登るというもの。
 結果、SMさんも無理のない第二案に大賛成。チャレンジ精神が足らないと思われる方もいらっしゃるとお思いますが、こういった状況で気乗りがしないときは、結構危険が待っていることが多いので、撤退こそ勇気ある決断だと自分は思います。

 行者小屋から25分ほどで11:29、赤岳鉱泉に到着。、予約がないので、宿泊可能か相談するも即承諾してくださり、その後はベテランのスタッフさんが、天望荘のキャンセルなどのお手伝いもしてくださり、本当に山小屋のありがたさが身に染みました。
 小屋ではSMさんとの話は尽きず、ランチから夕食までゆったりとした時間をアルコールをいただきつつ楽しませて頂きました。ちなみに外は、お昼過ぎから風も強まり、風が落ち着いたあとは暗くなっても雪が降り続くコンディション。判断は間違いなかったですね。明日があるので早めに休ませて頂きます。

Photo 4) 18日昼前と19日朝、同じ場所からの景色です。 



 Photo 5) 1月19日、朝。5:00に起床しいつもの準備。6:00朝食。そしてゆとりを持って7:01。赤岳山頂目指して登山開始です。まずは中山乗越を超えて行者小屋まで。
 昨日ゆったりとした時間があったこともあり、ずっと考えてきた結果として、自分の中で考えついた急登の効率良い登り方を、この日チャレンジすべく、中山乗越でまず試した結果、汗はもちろんかきますが、息も上がらず、休まず、疲れることなく行者小屋まで。
 7:33。昨日立てた予定通り、行者小屋の分岐からここでは休まず地蔵尾根で登ります。樹林帯の急登も狙ったペースとステップを意識し、ちょっとしんどい時は「臀筋が喜んでいると口角をあげて」登ります。ヘルメットから汗はしたたり落ち続けますが、SMさんと二人揃ってなかなか好感触。


  Photo 6) 相変わらず急な登りが続きますが、最高の景色なのでテンションアップ。先のグループに階段などで追いついた際に水分補給もあり2度ほと止まりましたが、自分の気がついた登り方が良いのか、身体的には休み必要がないほど軽快な感じです。


 Photo7) 今年は雪が少ないので、階段はどこもまだ出ているので、アイゼンを引っ掛けないように丁寧にステップを刻みましょう。8:37には途中のお地蔵様を通過。手を合わせ安全登山を祈願。稜線までもうひと頑張りですが、岩にアイゼンを置く感覚が楽しくてたまりませんね。でも油断は禁物。気を引き締めて、でも口角は上げて一歩一歩確実に。

  Photo 8) 阿弥陀岳をバックに稜線までもう僅かのSMさん。その後ろのグループがなんだかやたら登るの早い。。。そして8:49。地蔵の頭。山梨側には綺麗な雲海。天望荘はもうすぐ先に。そしてその上には赤岳山頂がよく見えますね。
 8:53。赤岳展望荘。予想以上に良いペースで登れたので、中にお邪魔してドリンク休憩を取ることにしました。そしてここで色々とハプニングが!

続きは後日に。