1/21/2024

Memories *Kentomusan Nov/3/2023***

 日々の慌ただしさに甘えてしまい、昨年秋からの参考日記が書けずにおりましたので、ここで一気に挽回したいと思います。

Photo 1) 乾徳山山頂

 昨年令和5年11月3日(祝)の定休日。今ではお客様というより飲み友達という感じのお付き合いになっているYH君。彼は初の登山ですが、フルマラソンをしているので体力的には問題ない感じ。そして、同じくサーフィンはもちろん、本の情報交換などでいつも立ち寄ってくれるSYさん。彼は山の経験者です。そんな二方とニューエボリューション・マウンテン・チーム加入第一回の登山に行って参りました。
 日帰り登山、技量と体力のバランス、鎖もあるところというリクエストから行ったのは山梨県の乾徳山。武田信玄の菩提寺、恵林寺の山号にもなっている信仰の山ですね。

 当日はあずさで塩山駅まで行き、バスで徳和の登山口まで向かいますが、バスが満員で予定より遅れて出発。帰路のバスは最終便が早い時間までしかないため、登山返の前に帰路のタクシーを手配し、下りで無理に急がなくても良いように段取り完了。

Photo 2) 樹林帯の登りと扇平手前の登り
(先に見えるのが山頂方面)

 10時過ぎに徳和を出発し、登山口からしばらくは樹林帯を黙々と登り込みます。初登山のYHくんはマラソンでは休むとかえってキツくなるのに、登山ではなぜ休憩をするのか不思議だったようですが、樹林帯の登りで納得したようです。SYさんは久しぶりの山ですが、余裕な感じでさすがです。
 11:44。登り始めて1時間44分で国師が原に到着。ここで軽く休憩タイム。

Photo 3) 扇平からの眺めと月見岩

 12:07。さらに登ること30分弱で月見岩がある視界の開けた扇平に到着。良いペースで登ってきたので、ここで景色を楽しみながらおにぎりをいただきます。一休みした後、扇平を後にするといよいよ岩場の山に様変わり。

Photo 4) 旗立岩を登るYHくんとSYさん

 しばらく岩場を登り込みつつ丸太のハシゴを通過していくと、13:00。カミナリ岩の鎖場にと着します。自分はもちろん鎖はつか合わずクライミング。続いてしっかりと片手は鎖を使いつつ初めての本格的な鎖場をのぼるYH君。SYさんはできるだけ鎖を使わず3点支持で。初の、そして久しぶりの斜度のある鎖場に緊張感のある良い顔をしています。


Photo 5) 鳳岩を登るYH君と自分

 さらに進むと13:10。最後に山頂直下の鳳岩の鎖場です。ここは難しい岩場なので、迂回して梯子で山頂に登ることもできます。
 自分はここでも鎖をつか合わずフリー・クライミングでまずは中程まで登り、YH君にアドバイス。緊張感マックスながらも手際よく登りますね。鎖はできる限り片手だけで、両手で持たないのがベスト。
Photo 6) 鳳岩を登るYH君


Photo 7) SYさん

 SYさんもサクッと登ります。後半は難易度は落ちますが、逆に高さが出てくるので、ここも丁寧に行きましょう。


Photo 8) そして自分

 13:20。三人とも、最高の笑顔で山頂に到着。この後一旦鳳岩を降り、もう一回登りましたが、SYさんが、最後に鎖を使わずに登りたいということで自分と二人は3回目の鳳岩の登りました。3本登ったので、自分としても満足度アップ。そしてSYさんもコンプリート。お見事です。もちろん初の登山でこの岩場を2回登ったYH君も大したものですね。


Photo 9) 山頂脇の広場でランチタイム

 山頂脇でお昼を食べた後、14:00。迂回下山路から下山開始です。急な樹林帯を黙々と下るのでとても長く感じますが、15:15。国師が原の避難小屋に到着。ここで一旦膝を休めましょう。16分の休憩をとり登山口へ向かいます。ここも長い樹林帯の下で、最後は足場が暗くなってきたので、自分は念の為ヘッドライトをつけて下りました。

Photo 10) 無事下山

 16:34。無事登山口に到着です。
 標高差1200m。コースタイム7時間10分。
 初登山のYHくん。久しぶりの登山のSYさん。そして自分の3人共に、大満足の登山となりました。
 この後、予約していたタクシーで塩山駅そばの温泉に入り、そして地元の人で賑わう居酒屋さんで打ち上げ。とても良いお湯、そして美味しい地酒と食事で、身も心も癒され、ここまで入れてトータルで完璧な山行になったと思います。ご一緒させていただいたYH君、そしてSYさん、ありがとうございました。次回は4月に!
 サーフィンのクロストレーニングにも効果絶大な登山。ご興味がある方はぜひトライしてみてください。


***最近はレベルに合っていない登山者、また山にあっていない甘い装備で山に向かう人が多くなっているようです。技量が合わずとも、そして装備が甘くても偶然うまく登れてしまうことがありますが、それの何がすごいのか全くわかりません。一歩間違えば、命に関わるのが山です。少なくとも自分とニューエボリューション・マウンテン・クラブでは、確実な装備で、確実な登山を心がけたいと思います。