続きです。
Photo 1) 歩いてきた茨尾根と中ノ岳
そして白雲山
11:16。白雲山の相馬岳に到着。ここで一旦おにぎりと熱いお茶の食事休憩。なかなかの良い眺めなのですが、ただし気温が低く動いていないと冷えるので、24分ほど休んだところでハクキンカイロに燃料を補充し気化発熱を確認後、急いで出発します。
Photo 2) 10mと30mの長い鎖
Photo 3) 上部が崩落した「御獄三社大神」の石碑と岩稜上の鎖
Photo 4) 背ビレ岩とビビり岩の切れ落ちた鎖場
カイロのおかげで再び暖かくなった身体の動きも良く、その後に現れる長い鎖、脇が切れ落ちた背ビレ岩の鎖、そしてビビり岩の外傾7m鎖などをスイスイと通過し13時過ぎに奥之院上部に辿り着きました。
Photo 5) 奥の院にあるルンゼない直立30mの鎖場
奥の院の30mの鎖をクリヤーすると難しい鎖場は終わりますが、ここも過去に何度か死亡事故が起こっているので、改めて三点支持を確認しつつ丁寧に進みます。
Photo 6) 奥の院と崩れ落ちた石碑
Photo 7 )妙義神社にある登山口と東雲館前から見る妙義山
奥の院への下り込みから膝に違和感が出ていましたが、奥の院を通過後の難しくない下りで膝に痛みが出始めペースダウン。しばらく休めて熱を取れば落ち着くのはわかっているのですが、ここまできたら宿まで戻って休みたいので、ゆっくり進みます。
14:00。約7時間かけて白雲山登山口に無事到着。妙義神社で無事登山できたことをご報告し、山道にある東雲館に戻りました。
2023年最後の登山も無事コンプリートできたことに感謝しつつ、シャワーをお借りして汗を流し、ビールで乾杯。初の北アルプスのトレーニングにと登り始めた妙義山ですが、今ではすっかりこの山にも魅せられ、今回が表妙技11回目の登山でした。また春に登りたいと思います。特にこの山ではコアはもちろんですが、全身の筋力、バランス感覚が必要ですので、サーフィンにとって最高のクロストレーニングになると思います。
Keep Surfing & Keep Climbing!!!
***表妙義の上部縦走は、クライミングの装備、あるいはしっかりとしたクライミングの技術を持った上で挑むべき山だと思います。長い鎖場や垂直の鎖場ほか、死亡事故を含む事案が出ておりますので、チャレンジする方は、しっかりとした装備と技術で登るようにしてください。