1/22/2024

Memories * Omote Myogi Mountains, Dec/22/2023***

 昨年12月は21&22日のお休みに2023年最後となる忘年山行に行ってまりました。雪がある程度ついているようであれば八ヶ岳とも考えたのですが、甘利期待できそうもなかったので、秋に行けなかった恒例の表妙義縦走に行って参りました。
 12月21日木曜日。午後の新幹線で高崎に向かい、高崎駅で試熱線に乗り換え松井田へ。定宿、東雲館の中島さんに迎えに来ていただき旅館入りです。お風呂に入った後は、手作りのお料理と飲み放題のドリンクで楽しい夕食のひとときを楽しみ、早めに布団に潜り込みます。


Photo 1) 中ノ岳神社と石段の先には轟岩

 12月22日金曜日。午前4:30起床。準備を進めコーヒーをご馳走になって6:30出発。中ノ岳神社登山口まで送っていただき、ここでトイレを済ませ安全登山のお参りをしてから7:07いよいよ行動開始です。この日、日本海側は大寒波到来だったため、ここですら朝の気温はマイナスと着込んでも動いていないと冷えます。

Photo 2) 石門分岐の渓谷案内板と立ち入り禁止のテープ

 20分ほどで石門の一般道と上部縦走路の分岐に到着。軽装での登山が危険なため、警告文と立ち入り禁止のロープが貼っております。ここでヘルメットやハーネス、セルフビレイの準備をし、ロープを潜って進みます。
(東雲館の中島さんは妙義山岳会の会長で、自分は今までの経験から縦走の許しをいただいております。また、この度で以前からお誘い頂いていた妙義山岳会に加入いたしました。)



Photo 3) 中ノ岳と上段は垂直の15m二段の鎖

 あまりの寒さにハクキンカイロを着け、ハードシェルと冬用のグローブを装着しました。
長く角度のある鎖が続くコースなので、確実なクライミング技術が必要な山ですね。


Photo 4) まだはるか先に白雲山。
そしてすぐ目の前の岩のルンゼにはこのコースで一番テクニカルな二段25mの鎖が見えます

 この鎖の冗談はややオーバーハング気味で鎖が太く、左手の視点としてこの鎖を持っていた先にグローブがずれて、一瞬身体が下がる嫌な感覚と冷や汗。もちろん僅かなことで危険はないのですが、この後は冷たくても角度のある鎖は素手で進むことにしました。ここでも三か所の支点をしっかりと確保してから一点を動かす三点支持を確実に。



Photo 5) 鷹戻しのスタートはまずトラバース。
そして一気に60m下る鎖とハシゴの始まりです

Photo 6) そして一気に60mほど急降下する鎖(一部梯子)の連続

Photo 7) 最後まで気を抜かずに。
見上げた上部から一気に降りてきました。

 そして9:22。前半のハイライトでもある鷹戻しの頭に到着です。ここから足場の悪い中トラバースして一気に60mほど真下に下り込む鎖の連続(一部梯子)です。腕力勝負にならないよう、片手だけ鎖を支点としつつクライムダウン。自分の場合はここでコースタイムをだいぶ縮めることができる気がします。



Photo 8) その後も鎖が沢山そしてケルン

その後もいやらしい箇所や鎖がつぐ気、落ち葉が深いトラバースではコースが不明瞭ですが、鯉打った所にケルン(積み上げた石の目印)があって助かりますね。一歩一歩慎重に。自分は顔炉のおかげでポカポカですが、この寒さのせいか未だ誰にも合いません。

その2へ続く)