ラリー・クロー7’3”ラウンドノーズ
ラリー・クローといえば、サンディエゴのサーフインダストリーではレジンワークのアーティストとしてその名を知らしめている。週末のまだ暗闇に包まれた早い朝、フリーウェイと使わずゆっくりとしたリズムで工場にあわられ、ひっそりと工場でレジンを使った繊細なピンラインやレジンパネル(最近はパネルは断るよう)の加工をしている。60年代から長きに渡りG&Sで働いていた彼は、マイク・ヒンソンやスキップ・フライの下で時代の変化をずっと眺め続けてきた生き字引でもある。
そんなラリー・クローは、自分自身のサーフィンスタイルをしっかりと持ち、独自の理論から唯一無二のボトムコントゥアーを持つサーフボードをデザインし、自分自身や知人友人のためにのみシェイプし続けているアンダーグラウンド・シェイパーでもある。ジェフ・マッカラムやアレックス・ビララボスらが彼のボードを借りて乗っている際に自分も乗る機会があり、ジェフの進めで日本でもひっそりと販売をスタート。アンダーグラウンド・シェイパーのボードなので、弊店でのみ少量ずつ販売しております。
細身でボリュームあるシェイプデザインは、ポイントノーズからラウンドノーズまで共通で、ポイントノーズを初のミッドレングスに選んだお客様からの声は、「動きが良くすぐに慣れて楽しめる。」から、「思った以上に動きが良く軽快なマニューバーで、もっとゆったりとした動きのものが良かったくらい。」だそうです。6フィート代後半のポイントノーズは、軽快なマニューバーが楽しめるシングルフィンのミッドレンジをお探しの方にぴったりな印象ですね。
画像にもあるラウンドノーズは皆様から高い評価をいただいております。浮力あるボードがしっかりとボトムに降りれば、細身でノーズから入ったエッジがスピードに乗って気持ちよく波に食いついてくれるので、思い通りのラインを描いて、思う以上に軽快なマニューバーを描いてくれます。ラリーのようにボードの真ん中にクローズスタンスで立っていてもノーズから入ったシングルコンケーブと全体に入ったエッジが、波のフェイスで思うようにトリムできるので、リラックスしたスタイルでのラインディングも楽しめのはもちろん、実は思う以上に縦の動きも楽しめる欲張りなデザイン。
この日は、海友と3人のセッション。オルデンバーグの6’11”ツインエッグ、ミツベンの7’2”ニューエボ・マジックをみんなで乗り比べ、それぞれの個性と長所を同じコンディションでしっかりと味わうことができました。
ラリー・クローだけにマークはこんな感じです
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