*End of August/'25 * Yarigatake West Ridge Route #9***
小槍のクライミング核心部「くの字のジェードル」後半のダブルクラックを登っています。2本のクラックを使っても良いようですが、自分は凹のクラックとダブル内側のクラックを使い登っていますね。クライミングシューズもクラックに捩じ込んで使えるので、前半に比べ結構良いリズムで登れた印象です。
ここを登り切って右側に上がれば、核心部のピッチはクリヤーです。
前半結構難しく感じたりしたのですが、いざ登ってきてしまうと「もっとしっかり味わえばよかったかなぁ〜」などと考えたりもしてしまうんです。
*End of August/'25 * Yarigatake West Ridge Route #10***
左下の画像は、小槍山頂へ最後のピッチです。ちょっと高度感のあるセクションを回り込んで小槍の頂まで詰めていきます。
左上の画像は一つ目のピーク、小槍の山頂から見上げた槍ヶ岳本峰山頂。ひ孫槍は、これから懸垂下降で一旦基部まで降ってから登り返すので、今は右側目の前にあります。そして本峰の右側にある小さなピークが孫槍ですね。
右下の画像は、とりあえず小槍山頂で記念撮影。ですが、実に核心部をクリヤーし小槍山頂に辿り着き一安心&やっと日向に出てお日様の暖かさに癒されて笑顔のショットでした。
そして気になる右上の画像。みなさんご存知「アルプス一万尺〜、小槍の上〜で、」という訳で、アルペン踊りをしっかり踊ってきました。。。冷汗 自分的にはちょっと踊ってるふうな画像をとればと思ったのですが、Mさんご指導の元、ぎこちなくも何とか「アルペン踊り」クリヤーです。
*End of August/'25 * Yarigatake West Ridge Route #11***
小槍山頂でひと休みした後は、懸垂下降でひ孫槍基部へ。
左上の画像はAガイドがリードでひ孫槍を登っているものです。ここのピッチは難易度以上に浮石が多く、安心して使えるホールドを見つける事に気を遣いました。そして尖った岩が一街と鋭く、指をちょっとカット。ガイドにテーピングを頂き衣類に血が付くのは回避できました。
左下の画像は、ひ孫やりのピークからクライムダウンで孫やりの基部へ移動している際のもの。ガイドがいるのがひ孫槍ピーク。そして自分たちがいるのが孫槍へのピッチの基部ですね。
そこから孫槍めがけリードでのぼるAガイドをとったものが、右下の画像です。太陽に向かって登っている感じが、なんだかかっこいいですね。
右上の画像は、今度は自分たちが登っているものです。太陽が真上にあるため、影がなくわかりにくいですが、自分たちの後ろにはひ孫槍と小槍がどっしりと構えていて素敵ですね。
後半になると難しいところもなく、日差しもあって暖かい中、とても快適なクライミングです。とはいえ気が抜けるようなものではないので、一手一歩を丁寧に登ります。
*End of August/'25 * Yarigatake West Ridge Route #12***
左上の画像孫槍のピーク。Aガイドが確保する中自分はすでにクリヤーし最後の本峰への登りの基部で待機中。ちょうど相方のMさんがピークを上り詰めたところですね。ここら辺にあるとすでに槍ヶ岳山頂にいる登山者の方々が目の前なのですが、みんな遠くの山並みを眺めていて自分たちには全く気づきません。
右下の画像は、本峰への最後のピッチを見上げたもの。核心部でこそ高度感を感じましたが、もはや壊れているので、もはや山頂へ辿り着くワクワク感しかありません。実はこのリッジのすぐ右側は一般登山道なんです。ここでも梯子や鎖場を上る登山者は全く自分たちの存在に気が付かず。
左下の画像はそこを登るMさんと後方に自分。だいぶ正面(どっちが?!)に回り込んできたこともあり、下には槍ヶ岳山荘がよく見えていますね。
最後に右上の画像は山頂で関東記念のポーズをとる二人。やはりこの達成感はたまりませんね。普通に山頂にいらした方がちょっと驚いていました。だけどどこから登ってもきっとここに辿り着いた達成感は同じものなのでしょうね。
お昼を軽く槍ヶ岳山荘で済ませ、ヒュッテ大槍へ14:00前に到着。満足感いっぱいの中美味しい生ビールで乾杯です。
最終日は、朝食後小屋にお礼をし、槍沢から上高地へ一般登山道を無事下山しました。