冬の山に向け、12月の初旬には岩壁を愛すアックス&アイスクランポンで登るドライ・ツーリングに行ってきました。難しいのですが、達成感もあり、またその難易度から冬のバリエーションが確実に行動できる様になる利点もあるんです。
自分が持っている雪山用のアイゼン(クランポン)は、右から3シーズン用の登山靴にも対応する「グリベルG12セミオートマチック」。次に前にもコバのある冬用の登山靴に取り付けられるやはり「グリベルのG12オートマチック」。こちらは昨年定価の半額以下でまだ未使用のものをゲット。
この2タイプは一般的な雪山からバリエーションルートと幅広く使用可能なもので、最初に購入した右端の物は、爪を毎年研いでいるのでだいぶ短くなってきています。またグリベルのアイゼンは、裏についたアンチスノーが歩くたびにペコンペコンと動く構造のため、雪がつきにくいのも良いところですね。
そして先に縦爪が一本出ているアイスクライミング用の「カンプ・ブレードランナー」。一本爪の脇の小さな爪が良い仕事をしてくれるとか。先日のドライツールングで叱った後で爪がすっかり丸まっています。2月の氷瀑までに研ぎ直しておきます。
最後に一番左は、「ペツル・ダート」。アイスクライミングやドライツールング用の軽量なもので、2本爪にもできるのが良いですね。実はこれ2019年モデルですが、先を研いだだけで、まだ一回も使っていない感じの極上ものを、現在の定価の40%で先日見つけた瞬間一目惚れして手に入れたものです。ペツルはフロント部や細部を別売りすることで、ヒールパーツを共用できるので、アイスとバリエーションなどをセットで山に入る際など、アイゼンを2種類持つより、パーツを変える様にしてもてば軽量化が図れるのも良い感じです。