6/03/2023

Mountain *Kai-Komagatake Kuroto-one, May 11&12, 2023 *Part-2***

 甲斐駒ケ岳、黒戸尾根2日目。5:25に七丈小屋を出発し、一部アイゼン&ピッケル装備に切り替えたりしながら、森林限界を越えハイマツの間を登ると6:20分に御来迎場に到着です。見下ろせば綺麗な雲海と山々、そして見上げれば山頂方面と雲一つない青空。なんとも言えない絶景ですね。大きな石碑とかつては鳥居もあったそうですが、今は倒壊して一部が残っているだけ。5分ほど景色を眺めつつ休憩したら行動再開。
 この先はちょっとやなトラバースに雪が残ってたりするので、面倒に思わず僅かな距離でもアイゼンを履きましょう。



 そして2本の剣が目印の岩目指して、ルンゼを登ります。残雪機雪が緩むと難所となるのですが、今はすでに夏道ですので、3点支持で丁寧に登ります。そして9号目にある2本の剣の岩の先には、鳳凰三山と富士山。絵になりますね。

 先にある開けた場所で、軽く腹ごしらえ。起きたては食欲が出ないので、行動前はアミノ酸ゼリーのみでしたので、ここで昨晩のうちにいただいた朝食のお弁当を取り出し3個の稲荷寿司のうちひとつを頬張ります。追加の梅干しフレークがいい感じ。
 山頂まであとの一合は、割となだらかな登りです。

 そして7:47。西峰に到着。こちらのお社はまだ雪に埋もれております。そして先には山頂にある竹宇駒ヶ岳神社の奥宮がよく見えますね。



 そして7:51。甲斐駒ケ岳山頂。2987m最高の景色です。しかもこの絶景を先に出発したO Mさんと二人で貸切。あまりにも綺麗な中だったので、自分はここで30分以上のんびり景色を眺めていました。ただし下りの道のりも長いので、気持ちを切り替えて8:34減算開始です。

 膝に優しいくだりということで、ペースを上げずに一歩一歩丁寧に下ります。1箇所のトラバースは昨日の花谷さんたちの踏み跡が良い感じであったので、アイゼンは省略しましたが、怪しい箇所はわずかでもしっかり装着。

 8合目まで下りここでお弁当の残りをいただきました。昨日までに山頂での撮影は終えていた撮影隊の皆さんは、御来迎場の少し下で撮影中。皆さんにご挨拶して下ります。その後、少し早めにアイゼンを付けすぎ岩や土のハイマツ帯を下りましたが、バリエーション気分で結構面白かったです。その後雪面の下りが終わると10:38、七丈小屋に到着。
 ここでデポした寝袋や着替えを詰め直し、水の追加補給。そして、テラスでのんびり休みつつ長い下りに備えカップヌードルの早めのランチタイム。50分近く休ませて頂き、お礼を言って11:26、下山です。
 

12:08
屏風岩までの下りを終えると
ヘルメットをしまい、ストックを出します。
 
 

12:53
刀利天狗

 13:36刃渡り。そして八丁の下り込みあたりから膝が熱を持った感じになってきたので、ペースをさらに落とし急な下りの終わったあたり、そして笹の平では5分ずつ膝を休めます。
 笹野平を過ぎしばらくしたところで、1時間ほど先行していたO Mに追いつきました。登山口までの時間が読めたところでタクシーの手配と特急の席を確保をしながら最後の小休止です。最後の30分ほどは、OMさんがだいぶお疲れのようだったので、ペースをさらに落としご一緒させて頂きました。そして16:13登山口に無事下山。

 初日は行動時間5時間23分、登り1855m、下り177m。二日目の行動時間10時間49分、登り808m、下り2368m。登りでは、グラベルロードでの上りの体の使い方がうまくリンクし、急登で息もあがらず良いペースで登ることができ小屋に着いてもいつもより疲労感が少なかったのが好感触。下りではコース的に硬い岩の大きな段差が少ないこともありますが、膝のリカバリーもうまくいき最後まで痛みも出ず進めたので、トータルで普段のトレーニングの成果が感じられる山行になったと思います。ただし、一箇所だけわずかながらもヒヤリとしたところがあったので、集中力を切らす事なく行動できるようにより精進していきたいと思います。

 二日後からしばらく筋肉痛で階段を下るのがしんどかった。。。