3月6日金曜日。4時起床予定でもゆとりが欲しい自分は3時に起床。静かな食堂でヘッドライトの灯りを頼りに弁当のおにぎりを詰め込み、そしてストレッチしたりしつつ装備を点検&準備。そして予定通り5時ちょうどにまだ暗い中、小屋を出発します。
30分ほど進んだ中山乗越からは1時間ほどの樹林帯の急な登りですが、2日前の降雪からトレースがなく、ラッセルを強いられる中、先頭のAガイドが道を外れると足の付け根まで踏み抜く上うたいで、思いの外時間を取られます。銭湯でラッセルをしてくれたAガイドに感謝。
取り付きで準備をし、まずは2ピッチほどの中山尾根下部岩壁のドライツーリング。まだ経験が豊富ではない自分にとっては出だしが意外と難しく、しかも最後に登る自分の際に、支点にしていた40cmほどの岩が剥がれ岩と共にフォールしてしまいプチパニック。。。汗 その後もなかなか手応えのある箇所があり、いかに岩にかけたピッケルを信じ全体重を預けられるかが決めてですね。
次に意外と距離のある岩混じりの雪稜を登り、上部岩壁に取りつきます。そして被ったいわゆるオーバーハングのIV+の核心部へ。ちょうど支点をとってビレイをしながら画像を撮っていただいたので、この機会にご紹介させていただきますね。
Nakayama-one Core-part 1***
下方には登ってきた雪稜が見えています。そして上部岩壁をアイスアックスとクランポン(アイゼン)で登っている自分です。ピッケルをそして時には手を使い、岩にしっかりと支点を作り体重を預けると、足元をしっかりと見ながら足をあげ、ベストな岩にアイゼンの前爪をしっかりと掛け立ち上がります。こうした繰り返しで、変化のある岩壁を一手一歩ずつ丁寧に進んでいきます。
手を伸ばしアイスアックスを岩に噛ませ登る自分。アップの画像でわかるように、ロープは一旦視界から消え、上部で再び姿を見せています。つまり下から見上げると思いっきり被ったオーバーハングした部分を乗り越えて進む必要があるということです。このルートの核心と言われる難易度IV+のセクションがいよいよ頭上に見えてきました。
いよいよ核心部に取り掛かります。正面左上の岩に両アックスをかけ、少し高度を上げると足元に支点がなくなってくるため、クラックを登る体制に入ったところでしょうか。左手はアックスを離し岩にアイゼンの付いた左足も突っ張り、背中を背中側の岩に押しつけ始めます。
Nakayama-one Core-part 3***
Nakayama-one Core-part 4***
1枚目の写真では、Mさんの足元が写っていますが、立っている足の角度で登っている核心部の角度がわかると思います。かなり切り立ってますね。
そして、アップの画像では、正面左の岩に突っ張っている両手と両足で窮屈な体勢でいるのがよくわかりますね。この状態で少しつづズリズリとさらに身体を押し上げ、上の岩に手が届くまでもうひと頑張りです。
パート2へ、つづく。
こうして登山での経験値が上がっていくのも、スキルはもちろん、安全に対する意識が高いAガイド、さらにお互いを刺激し合えるMさんがいるからこそ。また、体幹はもちろん全身を使い、バランスを考えて登るルートでの登山やアイスクライミングは、サーフィンのためのクロストレーニングとして最高のものであり、サーフィンがそしてクライミングがあ互いに相乗効果でレベルアップに繋がるのがよく感じ取れます。