乗り味の方もこのところ乗り込んでみていた Oldenburg 7'2" Mini Pipeliner と良い意味で比較できて、かなり面白かった。まず何の違和感も感じさせない乗り味はジョシュのフルーイド・デザインという名前のとおりで、ボードの無駄の無い綺麗なシェイプからも分かるはず。7'2"ではシングルフィンらしからぬ動きやすさを実感していたものの、7'0"ではさすがクアッドと唸らされる更なるターン性能を体感。また似たデザインに日本限定モデルDuoもあるが、以前彼のシェイプルームでその違いをブランクにアウトラインを描く事で教えてもらったとおり、デュオの方がもう少々シモンズよりのアウトラインを持ちながら、レールコンケーブとの組み合わせで、異なった魅力を詰め込んだモデルとしている。まだ20代の若いシェイパーながらも、歴史的に魅力あるボードデザインに様々な角度からアプローチし、ジョシュらしさをブレンドしたモデルを作り出すセンスは、さすがの一言である。
そしてもう一本。後半はボードをチェンジして McCallum 7'2" 1st Generation Simmons。全体の幅もさることながら、レールが他のジェフンシモンズには無いテーパーさから、何とも魅力的な乗り味。テールエンドとフィンセッティングのエセックスとの違いは大きく、面の大きさを実感させられる安定感はさすがシモンズ。やや強いレール・サイドのコンベックスとテーパーレールの組み合わせも合わさり、滑らかでドライブの効いたターンは見た目のイメージとは別物。そしてリッピング時もタイミング次第で面を感じながらスライドするように着地する何とも愉快なフィーリング。ジェフのシモンズの中でも、ユニークなアレンジがされているミッドレンジのシモンズ。決して優等生ではないかもしれないが、マニアには溜まらないボードです。
良かったら
画像で2つのボードの違いを
チ
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ッ
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してみてください
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