今週末もサーフィンを楽しもうと思っていたが、ここまでサイズが落ち着いてしまうとなんとも微妙な気分。もちろんは海に入ってしまえばリフレッシュできて気持ち良いのは分かっているのだが、今週はちょっと違うモードで楽しんでみることにした。
夢枕貘の「神々の山嶺」や新田次郎の作品の数々に魅せられ、自分の中での山へも憧れは大きくなるばかりである。ただし、自分の置かれる環境や年齢などから、今から本格的に取り組むことはできないのも事実。元々歩くことが好きなので、その延長としてのハイキングや軽いトレッキングを時間のあるときに楽しむのが、自分に一番合った山との触れ合い方なのだろう。そんなわけで金曜の晩、天気図と波情報を再度チェックして急遽、我妻と高尾山に登ることにした。
天候にも恵まれ、紅葉の綺麗な季節でもあるため、混雑必至なので、銀座線の始発(5:03)に合わせて電車で高尾山を目指す。綺麗な朝焼けを中央線の車窓から時折眺めながら、好きな作家の一人、浅田次郎を読みふける。
まだ人もまばらな中、高尾山口駅をスタート。我妻のことも考え表参道から登ることも考えていたが、やはり気持ちの良さそうな沢沿いの6号、琵琶滝コース(3,3km 約1時間30分)を登ることに。(もともと利用するつもりはないが、早朝過ぎてケーブルカーなどもちろん動いていません)
琵琶滝の滝行道場を横目に、川沿いをのんびりトレッキング。
沢の中にある飛び石を登る箇所もあり、なかなか面白いコース。最後の登りは結構手ごたえがあるが、コースの多くの部分で渓谷を流れる水の音が心地よく、美味しい空気の中、気持ち良い汗をかくことができた。
そしてご褒美に360度、雲ひとつない絶景。
スニーカーの我妻のことも考えて、下りは1号路をチョイス(3,8km 約1時間30分)。紅葉の綺麗な薬王院で参拝をし表参道を下る(参拝だけを考えると裏から入り表へ抜けるという不思議なものではあるが。。。)も、終始、溢れんばかりの上り登山者の多さにサプライズ。ケーブルカーの駅前広場ではライブまでしているしで、人をかき分けホームへと急ぎ、そそくさと高尾山口駅を後にした。
帰路、立川の名店を案内してもらい、さらに自宅へ急に押しかけてしまったのに、素敵なおもてなしをしてくれたTBファミリーに感謝の週末であった。