今年の冬山は予定日に嵐が続き1月は途中撤退、2月3月は中止となり、今回はかなり久しぶりの山行になります。水曜の夜、ショップをクローズした後、荷物を積み込みランクル78で関越道に乗って谷川岳へ。深夜に到着した駐車場で軽く一杯飲んでから休みました。本格4WDながら後ろのスペースが広いので、ベッドに座ってもヘッドクリアランスにゆとりがあって圧迫感もなく、横になれば2mのキングサイズベッドなので、ゆっくりと眠ることができました。
朝は目覚ましで5時起床。前日コンビニがなく朝食を購入することができなかったため、行動食の黒糖アーモンドやナッツ類とお湯で食事を済ませ準備を進めます。無料駐車場は車高が合わず、駐車場所がなかたため、登山届けを出しに行った谷川岳登山指導センターの当直の方にアドバイスをいただき、迷惑にならなそうな場所に止めて6:30出発します。谷川岳は多くの方々がロープウェイを使い天神平まで上がってから天神尾根で上るようですが、自分は下から西黒尾根で登ります。今朝は起床時から5名ほどの方が先発しているので、ソロでも全くの独りきりよりなんとなく安心だったりします。
標高差も1200mほどでそれほど難しいコースではありませんが、日本三大急登の一つに数えられていますし、このところの暖かさで融雪が進んでいるようなので、雪崩や踏み抜きに気をつけ、ギュッと気を引き締めて登りましょう。
登り始めて1時間半ほどすると、遠くに天神平スキー場が見えてきます。
大きな施設がロープウェイの天神平駅ですね。
山頂もだいぶ近づいてきた様子。
雪がだいぶ緩んでおり軽度の踏み抜きは何度もあるので、
足場確認に結構気を使います。
樹林帯を抜けるとハイマツが姿を見せてくれます。
アイゼンで傷つけないように気おつけて。
進む道の先には谷川岳山頂の両耳(オキの耳、トマの耳)
だいぶ近づいたようですが、
まだまだあ急登が続きます。
長袖一枚でも暑い。。。
雪庇などに亀裂が多く入っているので、
雪庇に近づかないようコースどりに気をつけます。
やっと山頂が近くに感じるように。
雪が緩く時間と距離の割に結構しんどいですね。
山頂まであと少しですが、天気も良いので
天神尾根との合流手前の安全な場所でゆっくりと行動食のランチタイム。
4時間半ほどで無事山頂(トマの耳)に到着。
来た道を振り返ります。
左端真ん中付近の道路から登りだし、
そこから画像中央へ上がる尾根が登ってきた西黒尾根。
オキの耳から見たトマの耳
トマの耳で再びのんびり休んでから奥のオキの耳へ。
下りも西黒尾根を考えていましたが、
雪が悪すぎるので安全策で天神尾根から下ります。
が、緩んだ雪の降りで右膝痛が出てしまい、
後半はしんどい下りになりました。
翌日、妙義山に向かうプランも検討していましたが、4月に星穴岳に行く予定もあるため、温泉で汗を流した後は塩沢の姪っ子のところへ。そして、そのまま一泊させていただきました。急に向かったのに有り難い限り。
こうしていただいた連休はとても充実した休日になりました。おやすみをいただきありがとうございました。