土曜午前中は、「McCallum 5'7" MFord」 。
ボードは変わったが乗り方が身体に馴染んでいるので小波でも気持ちよく楽しめる。軽く見た目よりもフワフワした浮力があるので、テイクオフは早めにできる。テイクオフ後の動きはソフトでユニークだが、後ろ足で蹴ることよりもドライブをキープさせる乗り方をしてあげることで気持ちよく走ってくれる。クローズセクションでのタイミングの取り方と加重バランスやタイミングはこのボードを理解しないといけないかもしれないが、これも決まると何とも言えない快感のようなものがあったりするから面白い。
先日、自分のボードをご購入いただいたTH様が初ライドの感想を伝えにわざわざご来店くださったのだが、グライド誌や自分のブログからイメージしていたため、最初から想像以上に楽しめたそうだ。。。笑顔
その乗り味を「觔斗雲」のようだと絶妙な表現をしていたのが、さわやかな笑顔と共に印象的だった。。。
「Velzy 10'00" New Traditional」も久しぶりに積んで出発。
かなりサイズダウンしているが、その分人も少なくセットは短いボードでも遊ぶことができそうなので、結局、SU Paipoで入水。
インサイド気味ショアブレイクで、初心者のロングボーダーなら怖くなってしまうような感じではあるが、選べば綺麗に走れるうえ、ワイドに崩れる時は小さく屈んで小さな小さなスタンディング・アイランド風プルアウトしたり、本当にギリギリのところでプルアウトするのもフィンが小さい分引っかかってビーチにたたきつけられることなく、崩れる波の上でテールがスライドして逃げられるので面白い。最近このボードも最初のイメージに比べパドルやテイクオフにストレスがなくなっているうえ、乗ってコントロールするのもトリッキーでとてもユニークなので、ジェフがよく言うように小波で面白さが半減するようなコンディションではかえって気分よくサーフできたりするのが良く分かる。(ジェフの言う小波と自分たちのイメージするもののサイズの違いは否めないところだが。。。笑)
最近乗りたくてしょうがなかったスタンダードなフィッシュことツインキールのなかで、ついに「Steve Lis 5'10" Origin of Fish」にワックスアップ。海友MG君の情報から短いボードでも十分楽しめるとのことなので、このボードだけ積み込んで出発。
3時間少々と短い時間だったが、途中30分ほどはフェイスが綺麗に張ってくれた。フロントサイドで深めのキールフィン特有のドライブがきいたボトムターンをしたり、バックサイドでフェイスを縦に使って動かしたりカットバックしたり出来たので、ツインキールの面白さを再確認することができた。それにしてもさすが「元祖ツインキール・フィッシュ」だ。ドライブのきいたターン、ダウンザラインのドライブ感、ボードの方向を変えるときの支点のはっきりとした気持ちよさなど、乗り味のどこをとっても文句のつけようがなく、やはり自分にとってはずすことのできないモデルのひとつである。
(STさん、Lis Fish そろそろ乗りましょ~う!)
たまに「フィッシュの流行の後はハル」などという声も聞いたりする。
ただ流行しているから乗るということではなく、本当にしっかりと乗りこんでフィッシュの楽しさを知ったサーファーの皆さんにとり、この流行とやらがフィッシュの素晴らしさを知るきっかけとなり、そんな方々のクイーバーの中にフィッシュがしっかりと位置づけされていると自分は信じたい。そしてそれがハルにおいても同じであると信じている。
「Love, Peace & Surf!」