ジェフのファクトリーでもキーパーソンの一人となって大活躍中のジョシュ・オルデンバーグ。ジェフ同様に忙しくてどうしようもない状態がつづいているようだ。そんな彼も今日が27歳の誕生日。まだまだ若いこれからのシェイパーではあるが、確かな技術をサンディエゴの老舗ファクトリーで学び、独自のテンプレートでのフィン作りからはじまり、ボード・ビルディングの全ての行程をじっくりと学んできた。そしてご存知の通り数年前から、ジェフ・マッカラムが独立して自らのサーフボード・ショップ(ファクトリー)を立ち上げてからは、彼を師事してシェイパーとしてあるべき魅力溢れる個性とその存在を日々学んでいる。サンディエゴという歴史的にも大切な位置付けとなる伝統の土地で、スキップ・フライがクリス・クリステンソンに言い伝えたシェイパーとしてあるべき姿というものを、クリスがジェフに言い伝え、そして今ジョシュがそれを伝え受けシェイパーとして本来ある姿を確かに身につけている。
テンプレートを譲り受け、オリジナル・モデルを継承するのも大切なのかもしれない。ただし今挙げたシェイパーは皆、オリジナルに敬意を表しながらも、決してコピーの様なシェイプをする事無く、常に研究を重ねながら彼らの思い描くエッセンスを加えてオリジナルに進化させてみたり、全く異なったものを取り入れた独自のモデルを次々に造り出す創造力を身につけた、本物のクラフトマンなのではないだろうか。
ジョシュの削るシモンズも画像の5フィート台はマジックボードと言われているし、ミッドレングスは小柄な女性からミドルエイジのアグレッシブなサーファーまで魅了しているようだ。
今回自分はこの5’8”のエセックスの乗り味を試してインプレッションを皆さんにお伝えするべく、個人で購入させていただいた。
12月に打ち合わせのために行くサンディエゴでは、今後のスケジュール確認、モデル化されているボードの整理、2013年からの展開について、じっくりと話を詰めて来ようと考えている。日々進化するジョシュ・オルデンバーグをお見逃し無く。
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