メンタワイから戻り最初の週末、コンディションはスモールでも、空いたビーチでのんびりとロングボードに乗ってみた気分だった。考えてみればまともにロングに乗るのは半年ぶりくらいではないだろうか。小波でワイド気味のビーチブレイクでも、選べばそれなりに走れるので、最初のうちは大きなDフィンに苦戦しながらも、それなりに感覚も戻りだす。ドロップニー・ターンも、ウォーキングも、さぼっていた分だけ思いっきりぎこちなかったが、少しずつ戻りだしたログの楽しさで、午後の日差しがとても気持ち良く感じられた。
夕方時折入るセットは、短めのボードでも楽しめそうなものだったので、サクッとボードをチェンジ。5’8”とボリューム満点のミニ・シモンズだけど、こんな日はゆとりのテイクオフでライン取りもしやすく、掘れて早いブレイクをカッ飛ばし、しっかりと良い思いをさせていただいた。メンタワイでメインに乗っていたクアッド・セッティングのピナクル・エッグのイメージと違い、テールまでワイドなシモンズ&この日の激早な波では、レールの入れ替えは早めの始動が必要で、対応が遅れるとメイクしきれない感覚に最初の数本は手子摺ったりもしたが、慣れればやはり魅力満点のシモンズだった。
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Josh Oldenburg 9'5&1/2" Arc-tail Pig*** & Jeff McCallum 5'8" 2nd Generation Simmons*** |
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日曜の早朝、さらにサイズダウンしたビーチ。この日もログでのんびりとセットの波を楽しませていただいた。
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ショートボード、エッグ、フィッシュ、シモンズ、奥の深いミッドレングス、ログやグライダー。自分なりのスタイルではあるが、その日の波や気分に合わせて、様々なタイプのボードでサーフィンを楽しませていただいている。今回のメンタワイで体験してきたHT、マカロニ、テレスコープ、セブン・パームス、グリーン・ブッシュ、バーガー・ワールド、ビンタンなど、様々なポイントでの波は、諸先輩方の意見とともに、今までの自分のサーフボードに対する考え方に、更なるアイデアを植え付けてくれた。この経験を生かし、今後の自分自身のボード・チョイス、そしてお客様へのアドバイスが、より進化したものに出来ればと思っている。そして12月のカリフォルニアでは、ジェフやジョシュに新しいアイデアをぶつけてみたい。