このところ、ご来店や梱包作業が多かったり、アップする情報が多かったりで、サーフィンのお話がすっかりご無沙汰に。。。
5月10&11日のお話から。
10日は潮の動くタイミングで小波ながらもロングボードを満喫。
Josh Oldenburg 9'9" Ugly。元々はジョシュのパーソナルだったもので、このボードはとても重い。デッキは8オンス・ボラン3層にデッキパッチ、ボトムは8オンス・ボラン2層にフィンパッチ。ジョシュになぜかたずねたのだが「重いボードに乗りたかったから」だそうだ。結果としてとても楽しく乗らせてもらっている。
元々ノーズの大きなロングボードが好みではないのだが、このボードでは意外な事にそれが気にならない。
ご覧のとおり深いノーズコンケーブはそのままスロットルとしてフィンボックスの前まで続き、ボックス後半からヴィーとなりテールキックや滑らかなアークテール・イッシュなスカッシュとともにターンを軽快にしてくれる。重さからくる安定感とこのスロットルがくみ合わさる事で、このボード特有の魅力が生まれているのかもしれない。 これ一本でどんなコンディションでも楽しめるかというと無理もあるだろうが、コンディションがマッチしていれば何とも頼もしいボードになってくれる。
11日、日曜日。小波というか極小。。。潮が動き始めるのを待って、さくっとクイックサーフ。こんな日に活躍してくれるのがミッドレングスでも長めのボード。この日はMcCallum 7'6" 2nd Generation Simmons。
ワイドなテールは長さからイメージする以上に波のキャッチが早く、力の無い波の変化にもロングよりクイックにターンができ、浅いインサイドでもフィンを気にせずリッピングもできちゃう。チーターファイブで最後まで突っ走るのも面白い。という訳で、「えっ」というようなコンディションでも、しっかり楽しませていただきました。
18&19日は所用でノーサーフ。
そしてこの週末。土曜はコンディションからポイントパニック必死のため、オンショアが吹き荒れる前に近場で軽くサーフ。先週に引き続きセカンド・シモンズ。思ったよりも早く吹き出した強いオンショアのため満足感は得られなかったが、それでもリフレッシュさせていただいた。
日曜日も風向きから混雑が予想されたため、スーパー朝一からサーフ。
McCallum 7'4" Dr. D。
マッカラム・アップサイド・ダウン・レーベル。
2インチ違いの2本だが。。。
このボードは大きな波から程々の小波まで楽しめる。ノーズ&テールの絞り込みや厚み(特にテールはかなり薄い)から7’4”でもドルフィン・スルーができ、シングルフィンでもマッカラムらしい加速からのスピードと、テールのバランスが良くシングルフィンながらターンもスムースなので、まだ2回目だがすっかり安心して乗り味を楽しめる。ボトムはコンベックス・エントリーながらも全体にしっかりとしたダウンレールでレール・サイドにコンベックス・エリアは全くない。早い段階から入ったシングルコンケーブは前述したジョシュのロングと同じくフィンの前までしっかりと続き、フィンエリアで一気に強いヴィーになっている。
見た目では割と似たアウトラインのボードでも、様々なアレンジをしてくるマッカラムのサーフボード。スラスターからロングボードまで様々なアレンジで後手の好みのボードをカスタムするジョシュ・オルデンバーグ。どのボードにも魅力がぎっしりと詰まっているので、カラーで、シェイプで、巡り合わせで、これと思うものを選んでみれば、きっとサーフィンの楽しさが今まで以上に広がってくるかもしれませんね。