強い雨の中、向かったポイントは海友のお気に入りポイントのひとつ。駐車スペースには想像を遥かに超えた車で、ちょっとビックリ。逆に波は想像よりも良い感じ。海の混雑具合は点在するピークでうまく人がばらけており、まだまだ空いたスペースはたっぷりあるので早速準備開始。
まずは Oldenburg 9'6" Original Special Limited。一気に掘れ上がる早目のブレイクなので、ノーズへ行くチャンスは少なく、テールでのコントロールやセンターでヘッドディップなどを繰り返し楽しむ感じ。クラッシックなウェイトのノーズライダーながら程よいロッカーアレンジもあり、こんなコンディションでもひとつも不安無くしっかりとターンを楽しめたのは、今日の収穫のひとつ。ただし、明らかにミッドレンスグの方が楽しそうなコンディションのため、10数本メイクしたところで早めのボードチェンジ。
今日のベストボードはこちら。 Josh Oldenburg 7'11" Fish Simmons 。オリジナルからのアレンジにより、アウトラインは絶妙なカーブが描かれ、ロッカーは若干ながら強くなり、特にコンケーブはエクストリーム過ぎない必用最小限のものになっている。こうする事で、フィッシュシモンズらしさを持ちながらも、よりスムースで非常に扱いやすいボードになっている印象。波に合わせてギリギリまで溜め込んだボトムターンから、超特急のフェイスをフィンが唸り声をあげるほどのスピードで突っ走る。クローズセクションで当て込んでしまうと、ゲティングアウトにたっぷり時間を取られ、肩に負担がかかりすぎるので、出来るだけリップアクションはせずにここでプルアウト。それでもこの日たくさんの印象に残るライディングが出来、収穫大。
最後はこちらMcCallum 6'6" Fish Tail Quad。どうやらデッキのノーズとテールにコンケーブが入っているので、後ろ足の感覚が新鮮でテールでのコントロールがより繊細にボードに伝わってくれそう。(スタンダップ・スプーンが懐かしい。)ボードチェンジした事には潮加減からサイズダウン&クローズアウトの波が多くなり、しっかりメイクできた印象のある波は数本となってしまった。ただし、そんな中でさえもこのボードの持つ魅力がグイグイと伝わってくるので、良い波で乗ったらどんな印象なのかワクワクさせられてしまった。
「TN君、今日もボードに乗せてもらってありがとう。」